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2019年4月10日水曜日

ネロの戦い

 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)ネロ帝の政策は
    ‐/ 不景気対策だという
       論文は一応読み終えた
 
 
 古代ローマ帝国の景気。

 多くの記録は時間の中で散逸し、ネロ帝の時代が不景気であったという直接的な記述はない。

 
 ∧∧
(‥ )論文の内容は
\‐  ネロ帝の貨幣改鋳や行動は
    景気対策と考えると
    一番理解しやすい
    ということだね
    経済的に考えても
    そう解釈するのが妥当
    そういう推論だ
 
  (‥ )でも確かにそれっぽい
      のだよな
 
 そして、ネロ帝に対する批判の多くは権力闘争がらみの粛清であったり、あるいは、彼はこんなふしだらなことをしたという単なるゴシップであった
 
 つまり、そんなのどこでも起こるし悪徳でもなんでもないだろ、か、単なる噂で根拠にならん、ということになる。
 
 ∧∧
(‥ )さらに彼の悪徳である浪費は
\‐   景気へのテコ入れ対策だと
     考えると
     ネロ帝の悪徳って
     ほとんど全部消えちゃうよね
 
  (‥ )やってることが
      減税
      ばらまき
      建築
      工事
      貨幣供給量の増大・・・
      確かに景気対策だよね
 
 ∧∧
( ‥)そこまで経済に関する
    政策をばんばか実行している
    ことを考えたら
    当時のローマは景気が
    本当に悪かったのだと
 
  ( ‥)さもなきゃローマを焼いた
    ‐/ 大火事が
       あまりに深刻だった
       ということだろうな
 
 歴史家たちが馬鹿の一つ覚えで批判する、彼が築いたという巨大な黄金宮殿も、それはいかなるものであり、どんな意図があったものか? 
 
 ともあれ、論文は、ネロは経済政策に関しては良心的であり、それは大衆の利益とも合致していたという文章で終わる。
 
       
 
 

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