自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2018年12月8日土曜日

8日にする6日の通信障害と金相場

 
 
 今日は2018年12月8日。しかし話題と記録は一昨日の出来事にさかのぼる。
 
 
 ∧∧
(‥ )6日に携帯大手の
\‐  ソフトバンクが
    大規模通信障害を
    起こしていたんだね
    13:39〜18:04まで
    復旧まで4時間20分
    長いねえ
    これは失態ではなく壊滅だろ
 
  (‥ )ああ ネットを眺めてたら
      公衆電話を初めて使った
      とか
      孫社長の画像を上げて
      上場を前にこれまでの
      努力が水の泡
      とか言ってる人がいたのは
      こういうことか
 
 
 そんなこんなを脇目に眺めて、何か起きたのだろうな、とは思っていたが、具体的なことは今日になって人から聞いた。
 
 通信機器のエリクソン社。そのパケット交換設備をソフトバンクは使用していたが、このエリクソン社のソフトウェアが動作異常を起こしたことが原因だそうで...
 
 ∧∧
(‥ )エリクソン社の
\‐  関連機器に由来する
    通信障害が全世界で発生した
    そうですけどね
 
  (‥ )一応は他社のせいという
      言い訳は立つけども
      ソフトバンクは
      批判されることが多いよな
 
 曰く、インフラ整備が雑。
 
 曰く、だからこその急成長。それに比例した荒さ

 曰く...というか、事実、繋がりにくい。
 
 ∧∧
( ‥)ソフトバンクの携帯お披露目で
    コンパニオンの女の子が
    記者たちを前に会場で掲げた
    携帯電話の表示が
    圏外!!
    になってたことあったよね
  
  (‥ )これぞ
      ソフトバンククオリティー
      とか揶揄されててな
 
 つまるところ、急成長と成り上がりは表裏一体で、成り上がりには成長と引き換えの脆弱性がある。それが見て取れる出来事で、そしてそれゆえの障害。
 
 ∧∧
(‥ )今時はお財布携帯で
\‐  お金まで携帯に依存して
    いる人が多いから
    皆さん
    ずいぶん困ったみたいですな
    現金で状況を解決しようにも
    肝心の現金が携帯もろとも
    使用不可能に
 
  (‥ )今時は
      地図を見ない覚えない
      その時々にgoogleマップを
      使っているから
      携帯停止で身動きが
      取れなくなったとか
      色々あったのな
      しかも復旧に
      4時間だものなあ
 
 
 総務省は行政処分も検討しているそうで、そりゃ当然だろう。成長の結果、社会インフラと言える存在になったにも関わらず、その整備を怠っていたなど言語道断。そう言われても反論できぬ。
 
 一方、なんでもそうだが、便利なものにも脆弱性はあるわけで、危険と安全確保は分散しておいた方が良い。
 
 とはいえしかし
 
 ∧∧
(‥ )それは正論だけど
\‐  なかなか厳しいよなあ
 
  (‥ )それでも日本なんかは
      まだ良いよな
      かつてのインフラたる
      公衆電話は未だに維持され
      多くの人は
      紙幣と貨幣を持っている
 
 反対に急激な成長過程でそのまま電子化してしまった中国の人、特に若者は日本にくると電子が使いきれないことに驚き、不便を感じ、紙幣の存在と使用に新鮮さを覚える。さらにはそれを見て、日本も見習え! 日本はもっと進むべき! とご高説を論ずる人もいるわけだが。
 
 ∧∧
( ‥)でもすべての電子化って
    今見たように
    あからさまに危険だよな
 
  (‥ )まあ電子だけでなく
      紙幣も貨幣も
      バーチャルなものではある
      しかし
      手堅さがやはり違うからな
      電子一択はちょっと
      怖いよなあ
 
 それに災害や障害だけではない。中国のような現状だと最悪の場合、電子が国に差し押さえられる、管理下に置かれる可能性もある。もちろん、そんなことをしたら電子の価値が暴落するわけで、そんなことまずはしないだろうが。
 
 ∧∧
(‥ )でも電子化と中国の現状に
\‐  潜在的な危険性があることは
    事実だろうね
    貨幣や紙幣を
    個人が所有している日本より
    実は中国の現状は危険
 
  (‥ )おかしなもんだが
      中国の人は案外と
      共産党を信用しているって
      ことだろうな
      共産党はこの信用が
      暴落しないように
      注意しないと
      いかんわけだよ
      だからこそ
      差し押さえなんて
      するわけないはず
 
 
 一方、ネットでお手軽簡単に中国の金価格を見ると2015年6月の危機、時価総額の3分の1を失ったという株価の大暴落。その後の2016年1月に金の値上がりが起こって、そのままほぼ横ばいとなっている。




 これ、1元を16円換算として、以下の日本の金相場の変動と比べると、素人目に見て、中国の金相場はかなり安定なように見えるけれども...
 


 
 ∧∧
(‥ )これはどう解釈すべき
\‐  なんでしょうね?
 
  (‥ )....んー
     一部の人間が中国経済に
      不信感を持って
      電子よりも紙幣よりも
      手堅い金を確保して
      以来放出していない...
      つまり慎重な姿勢を
      2年間崩していない
      そういうことかな?

 
 これは、金を買う余裕があってなおかつ慎重な人はすでに退路を確保して、今もその退路を放棄していない。そういうことであろうか?
 
 あるいは、こういう金相場の有り様にはもっと別の適切な解釈がありうるのか? さてどうであるか。
      
 
 
 以下、蛇足。

 自分が中国へいった2011年の時には普通に紙幣が使われていた。以来、わずか7年。一気に電子化したとは、非常なまでの急激さだ。
 
 
 

ブログ アーカイブ