ニネヴェ図書館の科学史漫画 番外編の5
∧∧
(‥ )昔の戦争なら
\− 金儲けできたけど
今の戦争は赤字になる
(‥ )だから今の戦争は
金を払って
夢を買う動作になって
いるんだよな
プーチン大統領も金を支払うことで夢を買おうとして戦争を始めた。
∧∧
( ‥)そうであるから
ウクライナ戦争が
赤字になっても
彼が戦争を止める
ことはない
(‥ )だから続行不可能に
なってしまうまで
戦争続けるね
かつてイランのホメイニ師も続行不可能になるまで戦争を続けた。それは信念があったからで、同様にプーチン大統領も続行不可能になるまで続けるだろう。
今の戦争はそういうものなのである。
さて、それはそれとして
∧∧
(‥ )アレキサンダー大王って
\− ペルシャ戦争を始める前に
200タラントンの
借金を背負ってたけど
これ今の換算だと
5億円程度の負債だね
(‥ )そのぐらいの負債なら
豊かなペルシャ帝国を
略奪すれば
すぐに返せるよね
それにしても、たった5億の負債で戦争するか?? と戸惑ってしまうが、これは現在の紙幣の経済に換算するとこうなるというだけの話。
∧∧
(‥ )200タラントンは
\− 本来は重量のこと
現在換算5・26トンで
銀通貨の単位でもあるから
これは返済すべき銀の重量
(‥ )借金が銀5トン分だと
考えれば
結構なものだよな
金額だとたかだか5億円。現在ならそこそこ大きな企業の負債額といったところだろうか。
しかしアレクサンダー大王の時代、経済は銀に基づいているので、200タラントンの負債とは、銀5トンを返済してくださいということ。
こう考えるとなかなかに大変な返済額だということになろう。銀は資源として限られており、外国を襲って銀貨を略奪しないと返済できまい。
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( ‥)でもさ前8世紀に
アッシリアが
都市ダマスカスから
取り立てた銀は70トン
だったべ
大王の王国政府の借金が
銀5トンって
実は少ないよな
(‥ )交易路のダマスカスは
豊かだったけど
大王のマケドニア王国は
ギリシャの
どん詰まりにある
ど田舎だし
貧乏だったんだろうな