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2020年4月22日水曜日

疑惑の正否はわからないがWHOを疑うことは正当である

 
 新型肺炎は武漢の研究施設からもれたものではないか?
 
 米国が言うこの疑惑に対し、WHOは21日、否定する見解を出した。
 
 科学的に見てその可能性はありえない。このウイルスは動物に由来するもので、誰かに細工されたものではない。
 
 
 ∧∧
(‥ )...これ否定になって
\−  いないのでは?
 
  (‥ )そうだね
 
 
 米国が言っているのは、武漢の研究所においてコウモリのウイルスを調べている過程で、そのウイルスが研究者に移った、という内容であった。
 
 ∧∧
( ‥)しかるにWHOが言っているのは
    新型肺炎は生物兵器ではない
    という主張であって
    これは反論として
    ピントがずれてるよね
    まったく的外れ
    子供でもしないような
    間違いである
 
  ( ‥)報道が正しく
    −/ 伝えていないか
      あるいはWHOが
      底抜けの阿呆なのか
      そのどっちかだね

 
 あるいはもうひとつ解釈がありえた。

 WHOは中国に配慮してわざとピント外れなことを主張して、反論をした風を装っている。
 
 
 もちろん以上の論評はすべて解釈であった。しかし次のことは言える。
 
 今、人々はWHOを信用しておらず、WHOは中国の傀儡だと信じている。そして今回の否定の見解も嘘だと思っている。こうした人々の懐疑。これは実のところ正しいのだと。
 
 
 ∧∧
(‥ )なんで調べもしないで
\−  ありえないと
    WHOは断言できるんだよ?
    といぶかっている人
    即座に根拠不明なまま
    否定できるとは
    つまりWHOと中国が
    有罪である証拠
    と言っている人
    実のところ
    人々のこうした理解は
    正しいのであると
 
  (‥ )実際としての正否は
      判断できないのだ
      しかし的外れな反論を
      WHOがした時点で
      疑惑を持たれること
      それ自体は当然だね
 
 
 研究施設が感染0号になったのかどうか? それはわからない。少なくとも明白な証拠がないし、多分違うだろう。
 
 しかし的外れな反論をした時点でWHOの行動はあまりにも疑惑まみれであった。
 
 疑惑が本当かどうかはわからない。しかし、人々が疑念を持つこと、WHOと中国はつるんでいるのではないか? この疑惑自体はまったくもって正当だ。

 あまりにも的外れな反論は、疑惑を肯定こそしないが、疑惑を持つこと、それ自体は正当化する。
 
 
 
  

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