自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2020年2月28日金曜日
突っ込んだり突っ込まれたりしているうちに意思は収束する
twitterを見ていると、数日前まで
新型肺炎の検査を望んでも拒否される! 安倍政権は国民を見捨てたのだ!
と盛んにつぶやいていた人々が黙り始めたように思われた。
∧∧
(‥ )お前らそうやって
\− 医療崩壊を引き起こす気だな
と突っ込まれて
自分のつぶやきの危険性に
気付き始めたって
ことですかな?
(‥ )みんなtwitterで
突っ込んだり
突っ込まれたり
しているうちに
だんだん気付き始めたのだな
以上は左派や野党の立場だが、同じことは右派の人物でも同じであった。
∧∧
(‥ )日本国記を書いた
\− 百田さんも
一時の強硬なツイートが
やや鈍り始めた印象
(‥ )26日のツイートが
誰だって熱と咳が出たら
検査したいと思うでしょ?
それに対して
医療崩壊を起こす気ですか?
と突っ込まれたら
いつやたらに検査しろと言った?
と返しているからな
みんなだんだんと理解し始めたのだ。検査したところで治療法があるわけでもなし、だったら検査しろと駄々をこねるのは医療崩壊を招く悪手であり、それが武漢で結果的に起きたことなのだと。我々はそれを再現するわけにはいかないのだと。
そうしてようやく皆が自覚し始めたわけである。先手先手と言っていた自分たちが、実は政府と厚労省より周回遅れの劣った発想しか持っていなかったということに。
∧∧
(‥ )野党と左翼は検査を
\− 煽ることで医療崩壊を起こし
日本を滅ぼす気だという
言い様も出てきましたしね
百田さんのような右派は
方針転換せざるを
えないでしょうなあ
(‥ )空気読めてないのが
テレ朝の
玉川徹コメンテーターかな
皆が慎重になり始めた
27日の時点でさえも
検査を煽っていたという
話だからな
一歩間違えると
医療崩壊を
引き起こした人物として
芸能人生が終わるんだが
そこんところ見極めが
甘いかなあ
もちっと慎重にならんと...
考えてみれば以上の人々、実は賢く、理想の高い人物である。
しかし賢いとは不利に目ざとく、危険に注目してしまう。
そして理想が高いとは、こだわりがあり、こだわりから離れられない、妥協できないということだった。
∧∧
( ‥)すなわち賢く理想が高いとは
危機に際して
過敏に反応し
しばしば間違った思い込みに
こだわりがちなのである
( ‥)百田のおっさんも
−/ 中韓からの入国全面禁止
とか言ってたからな
この手の伝染病に検疫は意味がない。では入国を全面禁止すれば良いかというと、それをしたら経済が死ぬ。実際、2009年の新型インフルエンザのアメリカにおける死亡率は4%で、今回の新型肺炎よりも大きい。では日本は当時、米国からの入国を禁止したか? していない。したのは水際対策で、しかし当然だがその政策は失敗し、国内への侵入を許した。その時の首相が麻生さんであったわけで、すると当然、今回2020年の対応策は9年の失敗を踏まえたものであること、推論するに当然であった。
つまりは今の政府と厚労省の対応が正しい。右派とか左派の理想論は無意味かつ劣っている。
とはいえ、突っ込んだり、突っ込まれたりしているうちに理解が妥当解へと収束しているわけで。状況はかなり良い。
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