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2020年1月3日金曜日

新自由主義終末期

 
 ∧∧
(‥ )ゴーンさんの国外逃亡は
\−  日本の主権である
    出入国管理を侵害した
    立派な犯罪であり
    北朝鮮の拉致と同次元の
    問題であるという指摘
 
  (‥ )そりゃ正論だね
 
 とはいえ、レバノンと日本は犯罪者の引き渡し協定を結んでいるわけではなく、ICPOを介したゴーン被告の引き渡しをレバノンはすでに拒んでいる。
 
 ∧∧
(‥ )レバノンと日本は
\−   関係が薄いから
     お互いに相手のことには
     無関心だろうし
 
  (‥ )外務省のデータだと
      レバノンから日本への
      輸出は20億円
      日本からレバノンへの
      無償資金協力が69億円
      何かを報復したって
      効果が上がらない
      そんなどうでもいいような
      関係と規模だよね
 
 というわけで、ゴーン被告の無断出国と逃亡は、なるほどおっしゃる通り深刻な問題であるが、しかし、笑い話でしかないのである。
 
 ∧∧
(‥ )でも笑いの背景には
\−  憎しみがあるでしょうな
 
  (‥ )外国人は信用できない
 
 
 こう言うと差別だと言われるだろうから、次のようにいえばどう?
 
 国外にも生活基盤を持ち、いつでも逃亡の用意がある人間は裏切りものになりえるわけで信用できない。
 
 実際、これは真理だ。信用とは何らかの形で人質がいてこそ、初めて成り立つものなのである。
 
 ∧∧
(‥ )そしてゴーンさんは
\−  日本人を解雇して
    その給料をピンハネして
    逃げた卑怯者という評価で
    終わるのでしょうなあ
 
  (‥ )途中でどんな業績が
      だったとしても
      人の人生は要点と
      最後の顛末で
      一括されるからな
      そういうことになる
 
 このことは、海外に生活基盤を持つ人間は裏切るから信用するな。そんな格言として要約されることを意味しているし、当然、これは次の世代の基本方針となるだろう。

 ∧∧
( ‥)これって要するに
    新自由主義の終わりって
    ことだよな
 
  (‥ )ははっ
      面白くなってきたべ?
 
 
 つまりこれから先は次のように言われるだろう。この人は素晴らしい人です。この人に経営を任せてみては? なるほどそうですか。ではまずゴーンを見なさい、彼は何をしましたか? と。
 
 
 

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