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2017年12月20日水曜日

にぎやかなり、おおいぬ座

 
 星を見てるのだが、晴れたり曇ったり、雲の流れが奇妙だ。
 
 ∧∧
(‥ )南東へ流れていたのに
\‐  北西へ流れ始めて...
    そうして今度は
    ぴたっと止まって
    わずかに南へ動いて
    それから西へいきました

 
  (‥ )なんだろうなこれ?
 
 大雑把に言えば南に流れていた雲が、止まって、南に見えていた大きな雲がずるずるこっちへ北上してきたが、そこへ小さなちぎれ雲が北から南下してきて、ぶつかりそうになったと思ったら両者とも動きが止まって、わずかに南へ流れ、それから南から来た大きな雲は、うねるように分裂して打ち寄せる波のように西へ流れていった。
 
 ∧∧
( ‥)なんぞいや?
 
  ( ‥)んーなんだろうな?
    ‐//
     ⊥
 
 日本海側から流れてくる空気の流れが渦巻くと言うか、乱流しているというか、そういうものなのかもしれない。
 
 もっとも、地上ではうんともすんとも風はない。
 
 あるいは空気の波がぼよんと伝わって、波が上下するとそこに雲ができる。そして波だけにあっちゃこっちゃ、わけわからん動きになるとか...
 
 ∧∧
(‥ )当てずっぽうだな
\‐  
 
  (‥ )まあねえ
 
 さて
 
 狩人オリオン座の下にいる猟犬の星座。それが、おおいぬ座。最輝星シリウスがあるのみならず、天の川にあるのでなかなかにぎやかな星座である。その尻尾の付け根にあたる星ウェズン。そこから少し離れたタウ星は小さな散開星団NGC2362に埋もれている。


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 ∧∧
(‥ )本当に小さくてあれだな
\‐  200倍でようやく
    様になるって感じだな
 
  (‥ )ああでもあれよ
      倍率25倍でも
      タウ星から視線を外すと
      タウ星の周りにぱっと
      微星が浮かぶのよ
 
 人間の視界で一番敏感な部分は視野の中心ではなく、そこからずれている。だから凝視すると見えない星でも、視線を外すと見えるものなのだ。
 
 それにしてもこのタウ星の有様は印象的で、視線をはずすと微星がぱっと現れる様は見事であった。
 
 ∧∧
(‥ )このあたりは本当に
\‐  色々なものがあるんだね
 
  (‥ )きれいな二重星に
      銀河でも最上位に位置する
      重量級の食連星UW星や
      別の小さな散開星団
      なかなかにぎやかだ
 
 ちなみにタウ星を囲むこの散開星団。多分、既知の散開星団では一番若いものだと言う。

  




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