自己紹介

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2023年12月25日月曜日

脱出せよ! 飢餓のグリーンランド

 
 
 
 
 ∧∧
(‥ )バイキングが
\-   鉄を確保しきれず
    ナイフも摩耗して
    全滅する一方で
    イヌイットが隕鉄を
    交易してるって
    おもろいな
 
  (‥ )しかもバイキングは
      イヌイットは鉄を
      持っていないと
      思い込んでた
      らしいのもね
 
 
 まあ、いちいち教える必要もないから当然なのだけど。
 
 
     
 

2023年12月17日日曜日

ピューマに敗北したサーベルタイガー

   

 
 
 
 ∧∧
( ‥)体が大きくても
    負けてしまうことが
    ありますよと
 
  (‥ )でかくても赤字なら
      会社は倒産するんよ
 
 
 

2023年12月10日日曜日

氷河期の電撃戦 人類地球征服への道

 

 
 
 
 ∧∧
(‥ )電撃戦に対する批判って
\-   根拠が本当薄弱なのな...
 
  (‥ )オオツノジカの化石記録が
      1万年前で
      人間9000年前で
      1000年ずれてるから
      両者に関係なしだと
      ドヤ顔してたって
      お笑いだよね...
 
 
 
 

2023年12月3日日曜日

グリーンランド入植地の絶滅

  
 
 

 
 中世温暖期に成立したグリーンランドのバイキング入植地は、いかにして繁栄し、そして滅びたか。

 
 ∧∧
(‥ )...結構切ない話だな
\-
 
  (‥ )そうだね
      350年うまくいって
      いたはずなのに
      ある時、突然
      がたがたっと破綻して
      行き場もないまま
      みんな死んでいった
      物語だからな

 
 

2023年11月12日日曜日

ゾウの鼻はなぜ長い?

  
 
 
 
 
 
 ∧∧
( ‥)ゾウの鼻ってわりかし
    奇跡的な進化なのな
 
  (‥ )作り方もさることながら
      足を使用せずに
      手を作成して
      それで準知性化を達成している
      ことからすると
      わりかし奇跡的だよね
 
 
 

なぜ恐竜は人間にならなかった?

   
 
 
 
 ∧∧
(‥ )ディノサウロイドの話
\-

 
  (‥ )そしてオウムは半分ぐらい
      恐竜人類
 
 

2023年10月30日月曜日

2023年10月22日日曜日

宇宙人はなぜ見つからない?

  
 
 

 
 
 ∧∧
(‥ )産業革命は条件が整わないと
\-   成立しないからである 
 
  (‥ )そして人類の進化から
      考えると
      知的生物は道具を
      使わないのが普通だし
      使うにしても
      複数を組み合わせるのは
      ほとんど無理
 
 人類の進化と産業革命の過程を考えると宇宙人のほとんどは機械文明どころか道具を持たないのが普通。
 
 
 
 

2023年10月16日月曜日

産業革命衰亡史

  

 

 
 
 
 
 

2023年10月13日金曜日

石炭はどうやってできた? キノコ説は本当かい??

  
 
 
 
 石炭紀は地球上の石炭の実に半分が形成された時代。なぜそんなにも石炭が形成されたのか?
 
 ∧∧
(‥  )木材を食べるキノコがいなかったから
\-   という俗説があったけど
     あれは実のところ
     根拠がない
 
  (‥ )と言うか反証だらけなのよね
 
 しかも、その反証はいずれも以前から知られた知識であった。動画で紹介しているキノコ説の否定論文、ネルセン et al 2016 も新説の発表ではなく古い論文を引用しての苦言である。
 
 ∧∧
( ‥)珍奇なことを言うのもいいけど
    先行研究にちゃんと
    目を通しなさいと
 
  (‥ )そもそも木材を分解する
      菌類が石炭紀よりも前
      デボン紀から見つかって
      いるからな
 
 しかも1985年で、もう30年以上前の発見だ。人間、先行研究にはちゃんと目を通すべきである。
 
 
 
 

2023年10月1日日曜日

2023年9月24日日曜日

昆虫はなぜ六枚翅ではないのか?

  

 
 

 
 昆虫は本来、6枚翅だった。しかしこのうちの2枚が動かない。この動かない2枚が放棄されて、昆虫は4枚翅になった...
 
 ∧∧
(‥  )ところが失われた2枚は
\-   この後
     何度も再進化しているのである
 
  (‥ )何が驚きって
      カブトムシの背中の角
      あれがまさに
      その翅由来の構造だって
      ことでなあ

 
 
 

2023年9月18日月曜日

宇宙から来なかった昆虫とクマムシ

 

 
 

 
 
 ∧∧
(‥ )昆虫が宇宙から来たという
\-  ガセネタって
    あれはなんだろうね?
 
  (‥ )脳の防衛反応だろ?

 
 脳は全新陳代謝の実に二割を消耗する。こんなエネルギーバカ喰いの器官を動かすには、よほどの理由が必要だ。

 昆虫宇宙起源説という与太話が信じられる理由は単純に面倒臭いからだろう。

 ∧∧
( ‥)そしてクマムシは
    宇宙へはいけないのである
 
  (‥ )秒速900メートルの
      衝突で体が割れるそうでな

 これでは宇宙へいくことも、他の惑星に無事に墜落することもできないだろう。

 ∧∧
(‥ )大気圏突入の後
\-   母天体が分解
     小さな破片に
     入っていれば
     着陸はできそうだけど...
 
  (‥ )その前にそもそも
      地球の重力から脱出する
      ような加速には
      耐えられんだろう  
 
 

2023年9月11日月曜日

昆虫 その飛行の始まり 4億年

  
 
 

 
 ∧∧
(‥ )遺伝子解析からも
\-    有翅昆虫は
     4億年前分岐だったよね
 
  (‥ )まああの手の年代測定
      化石とかに基づくから
      根拠をちゃんと
      確認しないといかんけどな
 
 胞子を食べた生き物のフン化石と滑空が知られているイシノミがすでにいたから、翅の進化はデボン紀の前半、4億年前には進んでいただろう。
 
 そこまではよいが、分子進化もこれを支持している、と安易に言うわけにはいかなかった。

 ∧∧
( ‥)もしかしたら
    分子の年代設定の根拠が
    同じかもだからな
 
  (‥ )そーなんだよねー
 
 とはいえ、概ね言って良いだろう。翅を持つ昆虫、あるいはその先駆けは、デボン紀前期にはもういただろうと。
 
 
 
 
     

2023年9月4日月曜日

巨大昆虫の時代 石炭紀 3億年

   
 
 
 
 ∧∧
(‥ )3億年前
\-   地球の空は昆虫に
     支配されていた
 
 
  (‥ )このイラストの一番小さな
      ミスコプテラでも
      翅の開長15センチ
      アブラゼミより
      1・5倍あるからな
      でかいでかい
 
 

 
 こういうのがブンブン飛び回っていた。それが3億年前の地球。
 
 
 
 

2023年8月27日日曜日

昆虫誕生4億年 昆虫は甲殻類だった!

  


 
 


 
 ∧∧
(‥ )デボノヘクサポドスは
\-   昆虫に近しいと
     見ますか
 
  (‥ )反対論文は詳細で
      実にためになるんだが
      昆虫の祖先説の証拠
      それを崩しきれて
      いないんよね
 
 デボノヘクサポドス(Devonohexapodus)とはこういう生き物。



 



 

2023年8月21日月曜日

石炭紀 エリオプスの勝利

  


 
 
 ∧∧
(‥ )脊椎動物はなぜ
\-   節足動物に
    勝利できたのか? 
 
  (‥ )でかくなれたからだけど
      では
      なぜでかくなれたのか?

 それは内骨格だからだけど、実のところ初期の脊椎動物はぐだぐだ寄り道していて、巨大化の長所を生かしきれなかった、という話。

 ∧∧
( ‥)そしてエリオプスの勝利
 
  (‥ )エリオプスは
      どう描けば良いか
      迷うから
      難しいよなー
 
 

2023年8月13日日曜日

2023年8月6日日曜日

ハエトリグモの見ている世界

  
 
 
 

 
 ∧∧
(‥ )あの人たち
\-   X型というか染色体型の
    高解像度視野で
    肝心なものを見るのな
 
  (‥ )ハエトリグモが
      使っている光受容体は
      数千のオーダー
      それで人間が持つ
      1億3000万の受容体に
      迫る能力を叩き出しとる
 
 人間が巨大ゆえに贅沢で無駄の多い生き物だからとも言えるし、ハエトリグモが小さくて効率重視の生き物だからとも言える。
 
 
 

2023年7月31日月曜日

クモの糸とイノベーションの話

   
 
 
  

 
 
 ∧∧
(‥ )クモは糸で繁栄した
\-   糸はまさにイノベーション
     しかしその始まりは
     ポンコツでした
 
  (‥ )なんでもそうだよね
      産業革命の原動力になった
      蒸気機関も
      最初はポンコツ機械だからな
 
 イノベーションという言葉自体には革新的という意味がある。しかし、経済的な用語としてのイノベーションには、そもそもそんな意味はなかった、という話。

 
 
 

2023年7月24日月曜日

ハエトリグモ 3億年目の帰還

   

 
 
 
 
 古生代の海で大いに栄えたサソリの系譜。しかしデボン紀中期、魚の躍進を前に覇王ウミサソリが敗北。陸に逃れたサソリたちだったが、引き続いて上陸した脊椎動物によって再び敗退、夜の世界に逃げ込んだ。

 
 ∧∧
( ‥)しかしハエトリグモは
    3億年の時間をかけて
    ついに昼間世界への
    帰還を果たした
 
  (‥ )そしてその武器は
      糸ひとつ
 
 

  
 最古のクモ、アッテルコプスはお腹の板から糸を出した。その役割は地面に掘った巣穴を裏打ちするとか、卵を保護するとか、そんな程度のものだったろう。しかし、このくだらない発明がクモ一族の繁栄と逆転をもたらすのである。
 
 

2023年7月22日土曜日

サソリ上陸 4億2000万年

   
 
 
 
 
 
 ∧∧
(‥ )サソリは陸上進出した
\-   最初の動物のひとつで
    時代はシルル紀後期
    4億2000万年前
 
  (‥ )サソリの化石自体は
      4億3000万年前
      ぐらいから見つかって
       いるんだけど
       それらは詳細が
       わからないんだよな
 
 さらに、シルル紀にいた初期のサソリは海にいた、という説が根強い。このため、サソリの起源はシルル紀だが、上陸自体はもっと遅く、石炭紀であるという理解がかなり広まっているのが現状。
 
 ∧∧
( ‥)でもどうやら
    最初から陸棲であったろうと
 
  (‥ )足のつくりが
      すでに陸棲だからね
      多分そう
 
 そして、足の作りが確実に陸棲である、つまり、足の基部が固定されている、という特徴が確認できるのは4億2000万年前のプロスコルピウス Proscorpius が最古とみなしていい。


 
 
     

2023年7月9日日曜日

これぞ最古のイカ!...なのか? ネクトカリスの謎

   
 
 
 

 
 ∧∧
(‥ )イカの祖先と喧伝されたけど
\-   イカの特徴を全然持っていない
     ネクトカリスくん
 
  (‥ )なんでスミス博士は
      あれをイカだと
      言ったんだろうな?
 
 正直、意味不明である。
 
  

2023年7月2日日曜日

敗北 節足動物 3億8000万年

   

 
 

 
 節足動物の王者ウミサソリは3億8000万年前、デボン紀中期、顎を持つ魚に敗北、その地位を失った。以後、節足動物は覇王の地位に返り咲くことはなかった、という話。

 基本的に1933年におけるローマー博士のアイデアが正しいという方向性で動画を作っている。
 

 
 ∧∧
(‥ )ウミサソリと魚の戦いが
\-   魚を進化させたという
    ローマー博士の
    アイデアだけど...
   
  (‥ )あれは正しいと思うけど
      最近は否定する人がいて
      しかしその根拠は
      伝言ゲームだったり
      現生の動物観察からは
      肯定できない論拠だったり
      するんよね
 
 最近、一部の古生物学者が奇妙に生存競争を否定する向きがあるのは、おそらくはグールドの影響だと思われるが、今回はそこまで突っ込んではいない。
 
 
   

2023年6月25日日曜日

ウミサソリの時代 栄光 4億2600万年

  

  
 

  
  
 ∧∧
(‥ )強度の足りないはずの
\-  キチン質のハサミで
    リン酸カルシウムの
    装甲板を貫くとは
    ウミサソリやりおるな
 
  (‥ )猛獣だよね、あれ
 
 
  
 

2023年6月18日日曜日

オルドビス紀の覇王 直角貝

  

 
 


 
 ∧∧
(‥ )ネットとかで見る
\-  最大種はカメロケラス
    というのはガセだったか
 
  (‥ )どうやら
      元ネタはBBCの番組で
      それが都市伝説的に
      拡散したものらしい
 
 

2023年6月11日日曜日

アノマロカリスは三葉虫を砕けない

  


 
 
 
 
 ∧∧
(‥ )アノマロカリスの口の強度は
\-  三葉虫に及ばないので
    風説のように
    三葉虫をばりばり食べたり
    できなかったはず
 
  (‥ )そもそも口の構造からすると
      相手をがりがり削る
      食べ方だよね

 
 もしかしたら相手を丸呑みにして、喉の歯で砕く、という可能性もなきにしもあらずだが、多分、どっちかというとガリガリだろう、という話。
 
 

2023年6月4日日曜日

田んぼのホウネンエビはアノマロカリス?

   
 
 
 
 
 
 
 ∧∧
(‥ )一見してアノマロカリスと
\-  よく似ている
    田んぼのホウネンエビ
    見かけの類似と裏腹に
    系統的にも構造的にも
    相当かけ離れた
    両者なのだけど...
 
  (‥ )ところがどっこい
      一番目立つ
      頭部の捕獲器官は
      多分、対応している
      のだよね
 
  節足動物はその進化の初期に頭部の構造を大きく変えている。おそらくアノマロカリスの捕獲器官は折れ曲がり、口の前を覆う垂れ幕状の器官へと退化、縮小した。
 
 ∧∧
( ‥)ところが甲殻類は
    まさにこの場所から
     第二触角を出す
 
  (‥ )そして
      ホウネンエビは
      まさにその第二触角を
      捕獲器官にしているのだ
 
 つまり、アノマロカリスとホウネンエビの捕獲器官は本当に、実際に対応していることになる。
 
 あとはどれだけ同じか? なのだけど、そこまでの情報はまだ掴んでいない。
 
 

2023年5月29日月曜日

アノマロカリスの足はどこへいった??

 
 
 *リンク正常化
 
 
 
 ∧∧
(‥ )アノマロカリスは
\-  節足動物のはずなのに
    足がみあたらない
    足はどこへいったのか?
 
  (‥ )実は最初から
      目の前にあった
      という話

 ちなみにサムネイル画像は背景こそアノマロカリスの化石だけど、手前はエーギロカッシス。

 ∧∧
( ‥)そしてグールド博士の
    ワンダフルライフは
    嘘だらけだったと
 
  (‥ )ヒストリア・アウグスタと
      同じぐらい
      資料的価値のない本だね

 ワンダフルライフ、いやグールド博士の本を引用した時点で、その人の意見を却下してよい。そのぐらい彼の記述は嘘だらけだった。

 
 
      

2023年5月22日月曜日

価値を捏造されたオパビニア

  
 
  
 
 カンブリア紀の奇妙奇天烈動物オパビニア
 
 ∧∧
(‥ )しかしオパビニアを
\-   奇妙奇天烈と言った人は
    実はいないのである 
 
  (‥ )グールドのおっさんの
      捏造だったんだよな
 
 
 グールド博士は著書ワンダフルライフの中でかなり恣意的に話を選んで組み合わせ、自分に都合の良いお話をでっちあげている。

 ハルキゲニアでもそれが見られたが、オパビニアでのやり口はかなり悪質だった。
 
 オパビニアの価値とはでっちあげられたものであった。

 ∧∧
( ‥)オパビニアの
    真の価値とは
    初期の節足動物進化の
    様相を知る手がかりとして
    である
 
  (‥ )奇妙奇天烈では
      意味なんか
      ないんだよな
 
 
 

2023年5月14日日曜日

勘違いに揺れたハルキゲニア復元の歴史

   

 
 

 
 
 ∧∧
(‥ )90年代にはすでに
\-  正しい復元ができてたのに
    勘違いして
    前後逆にして
    それが2015年に 
    戻ったのな
 
  (‥ )なかなか難儀な話だで
 
 
 
 

2023年5月7日日曜日

無数の肛門を持つフチアナヒラムシ

   

 
 
 
 ∧∧
(‥ )フチアナヒラムシが
\-   確実に肛門を持つかについて
    調べるのに
    結構時間がかかったね
 
  (‥ )anal pores
      小さな尻穴で
      検索にひっかかって
      くるんだけどな
      そもそも
      それを理解するのに
      時間かかったね
 
 我々の肛門と機能が同じかどうかについて確証がないこと、小さすぎること、切片標本で取り上げるにはあまり重要な特徴でないせいか、言及が少なかった。
 
  

2023年4月30日日曜日

サッコリタスはいかにして人から虫になったのか?

   

 サッコリタスはいかにして人から虫になったのか?

 
 
 
 ∧∧
(‥ )鰓穴あるから脊椎動物に
\−   近いと思っていたら
    その穴は破損した棘だった
  
 
  (‥ )根拠を聞くと
      ああなるほど
      と思うし
      否定された根拠を見ても
      ああなるほどと思う
      そういう科学の一コマだな
 
 
 
 
 

2023年4月24日月曜日

シンギュラリティよりも値崩れの話を

  
 
 



  
 ∧∧
(‥ )AIによるシンギュラリティは
\−  やってこないけど
    値崩れはやってくる
 
  (‥ )いよいよ俺も失業だなー
 
 
 
 ∧∧
( ‥)どーすべー
 
  (‥ )さてねえ 
 
 
 

2023年4月15日土曜日

人類5億年

  
 
 

  
 ∧∧
(‥ )
\−  人体が完成するまで
    5億年の歴史
 
  (‥ )特に耳たぶは
      興味深い器官だな
 
 なぜなら人間の耳たぶは、かつて地球を襲った2回の大量絶滅の痕跡なので。
 
 
 

2023年4月10日月曜日

人類知能喪失への道

  
 
 
 
 人類の巨大な脳は性淘汰で出来たように思われる。だとしたらその進化は不安定で、いずれ知性は失われる。という話。
 
 ∧∧
(‥ )そして人類の本業は
\−  エロゲなのである
 
  (‥ )知性を真面目に
      お上品に論ずる
      知識人って
      最高潮に阿呆だよな
 
 知的な人類、その全てを滅っすべし
 
 

2023年4月4日火曜日

2億年先行した最新設計! シーラカンスの謎

  

 
 
 
 
 ∧∧
(‥ )シーラカンスくんは
\−  当時の他の魚に比べて
    2億年ぐらい先行した
    最新設計であったと
 
  (‥ )ずっと存続できたのも
      そのためかもね
 
 シーラカンスは3億8000万年前、デボン紀後期に出現して、その3000万年後にはその基本形を確立した。

 当時、彼らが確立した顎の仕組みや尻尾の対称性は画期的で、他の魚がこれに追いついたのはおよそ2億年あまり後、ジュラ紀であった。

 シーラカンスの設計は他の魚より2億年も早い、革新的なものだったとも言える。

 ∧∧
( ‥)もちろん、実際には
    状況はここまで
    簡単ではない
 
  (‥ )他の魚が改良に
      2億年もかかったとは
      淘汰圧が弱かった
      つまりこの改良には
      あまり利点がなかった
      とも解釈できるからね
 
 それに実のところ、シーラカンスとほとんど同じ改良をなしとげたユーステノプテロンはあっさり絶滅してしまった。シーラカンスの革新性がどのぐらい効果的であったのか、評価は難しい。
 
 ∧∧
(‥ )しかしその一方で
\−  シーラカンスが
    2億年も先んじていた
    ことは事実なのである
 
  (‥ )そこはちゃんと
      評価するべきだよね
 
 
 時代に取り残された生きた化石ww とか、笑ってすませるようなものではない。

 
    

2023年3月28日火曜日

実はこんなに色々いましたシーラカンス

   
 
 
 

  
 ∧∧
(‥ )保守的に見える
\−  シーラカンスにも
    案外とおかしなのが
    いるのな
 
  (‥ )なんか不思議な
      進化をするよね
      あの人たち
 
 

2023年3月19日日曜日

ウィワクシア、ハルキエリア、腕足類、シャミセンガイ、生きた化石

  
 
 
 
 ∧∧
(‥ )これは先週の動画
\−
 
  (‥ )今さっき
      今週の動画をあげたよ
 

 
 

  
 ∧∧
(‥ )...なんか抽象画みたいな
\−  サムネイルだな
 
  (‥ )腕足類だの
      シャミセンガイだの
      抽象的な人たちが
      主人公だったので
 
 次回から二週連続のシーラカンスなので、もう少し具体的になる予定。
 
 

2023年3月5日日曜日

ホヤは人間に近い動物です

   
 
 
 
 
 
 ∧∧
(‥ )前回に続き
\−  脊索、脱皮、冠輪動物を
    解説しているけど
 
  (‥ )ホヤだけで
      前半を食ってしまってな
 
 考えてみればホヤは人間に近い動物で最古の化石は5億年と少し前、と解説する動画だけにすればよかったのではないだろうか?
 
 ∧∧
( ‥)でも当初から
    新口、旧口
    脊索、脱皮、冠輪を
    紹介して
    さらにはトロコフォアを
    解説する予定であったよな
 
  (‥ )高校教科書みたいな
      内容にしたら
      アクセス数は
      どうなるかなー?
      と思って
      作ったものだったからな
 
 結果的に言うと、そういうものは望まれていないようである。
 
 ∧∧
(‥ )もっと目新しい
\−  浮世を忘れるような
    話題がよさげだな
 
  (‥ )そだねー
 
 

2023年2月26日日曜日

尻で食事? 新口動物と旧口動物

  
 
  
 
 
 ∧∧
(‥ )今回は動物の分類の話か
\−
 
  (‥ )だんだん
      登場する生き物が
      増えてきたからな
 
 本当は、脊索動物、脱皮動物、冠輪動物まで説明する予定だったのだけども...
 
 ∧∧
( ‥)力尽きたと
 
  (‥ )思ったよりも
      大変だったのだ
 
 そして私たちの祖先は尻に口があったらしい。

 派生的な動物群は二つの系統に大別できる。新口動物と旧口動物。

 体づくりの際

 最初につくる口を肛門にして、新しい開口部を口にするのが新口動物

 反対に、最初につくる口をそのまま口にするのが旧口動物
 
 私たちは新口動物に属していて、つまり最初の口を肛門にする種族だ。そしてここで皆が疑問を抱くのであった。
 
 ∧∧
( ‥)俺たちは
    尻で食事してたのか?
 
  (‥ )みんなそう思うのよね
 
 そして、これ自体はありうることなのである。

 無腸動物という小さな動物群がいる。一般的にはウズムシやヒラムシ、つまり扁形動物とされてきた彼らだが、実は非常に原始的な独自の動物群だった。
 
 
 ∧∧
(‥ )無腸動物は原始的な
\−  相称動物か
    私たちに近縁の
    新口動物だけども
 
  (‥ )あの連中は
      腹に口があるけど
      原始的と思われる種は
      尻に口があるんだよね
 
  私たちに近縁な無腸動物。その原始種が尻に口を持っている。つまり、これが私たちの本来の姿であり、私たちは確かに、本当に、尻で飯を食っていた種族の末裔かもしれない。

 そんなお話。

 
 追記すると、生物の体づくりは融通無碍である。だから体づくりが祖先と進化を反映しているとは限らない。最初の口を肛門にするのは単に作業上の都合で行われる便宜的なものかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)でもよ
    無腸類が本来
    尻に口を持っていたなら
 
  (‥ )どんな過程が
      あったにせよ
      俺たちが最初は
      尻に口を持っていたのは
      多分そう
 
 
 
 

2023年2月24日金曜日

これが三葉虫? パーバンコリナの謎

  



 

  
 ∧∧
(‥ )実際には三葉虫だと
\−  特定するには
    証拠が足りないけど...
 
  (‥ )でもなあ
      左右相称の動物で
      当時すでにいた
      動物群で
      この形に該当するのって
      節足動物しか
      いないんだよね
 
 脊椎動物ではありえないし、軟体動物でもないし、環形動物でもない。棘皮でもないし、腕足類とかでもないだろう。確かに相称動物としてこれに該当するのは拡大した甲皮で体を覆う節足動物しかない。
 
 ∧∧
( ‥)軟体動物のキンベレラが
    エディアカラ紀に
    すでにいたことを
    考えると
    主要動物群は
    すでにいたはず
 
  (‥ )だとしたら
      これは節足動物だよな

 
 そしてパーバンコリナは動いたと解釈できる証拠があるし、化石の状況からすると、水流に対応して向きを変えることもできたらしい。
 
 ∧∧
(‥ )つまり少なくとも
\−  厳密な固着性ではなく
    移動はできたし
    水流に抵抗できた
 
  (‥ )だとしたら
      やっぱり
      節足動物だよな
 
 証拠は足りないが、しかし、節足動物と考えても多分いい。それがパーバンコリナ。
 
 
  

2023年2月16日木曜日

バミューダ島 30万年の生存戦争

  

 
 

 
 
 ∧∧
(‥ )バミューダ島では
\−  過去30万年の間に
    三回
    天敵が進化し
    そのたびに
    カタツムリが三回
    巨大化した
 
  (‥ )しかし天敵たちは
      氷期が終わって
      海水面が上昇するたびに
      絶滅して
      そのたびに
      カタツムリは
      三度、小型化する...
 
 今は第四紀。氷河の時代。氷河が拡大する氷期と、氷河が縮小する間氷期が繰り返される。

 バミューダはてっぺんが侵食されて平らになった火山島なので、氷河に水を取られて海の水位が下がる氷期になると大きくなり、反対に氷が溶ける間氷期には海の水位が上がって、島は場合によると、ほぼ水没してしまう。

 ∧∧
(‥ )氷期が終わって
\−  島が水没、縮小するたびに
    天敵は絶滅し
    しかし次の氷期で
    水位が下がると
    島は拡大して
    再び天敵が進化する
 
  (‥ )最初はカメが
      次は飛べないカモとツル
      その次は飛べないクイナ








 天敵が進化するたびにカタツムリは食べられにくい大きな体へ進化し、しかし天敵が絶滅すると元の大きさに戻る。その繰り返し。

 ∧∧
(‥ )グールド博士が
\−  断続平衡説とか
    お茶を濁した
    カタツムリ化石の
    向こうには
    こんな楽しい歴史が
    隠されていたのだな
 
  (‥ )生存競争を軽視した
      グールドのおっさんでは
      たどり着けない
      世界であったのだ



    

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