古生代の海で大いに栄えたサソリの系譜。しかしデボン紀中期、魚の躍進を前に覇王ウミサソリが敗北。陸に逃れたサソリたちだったが、引き続いて上陸した脊椎動物によって再び敗退、夜の世界に逃げ込んだ。
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( ‥)しかしハエトリグモは
3億年の時間をかけて
ついに昼間世界への
帰還を果たした
(‥ )そしてその武器は
糸ひとつ
最古のクモ、アッテルコプスはお腹の板から糸を出した。その役割は地面に掘った巣穴を裏打ちするとか、卵を保護するとか、そんな程度のものだったろう。しかし、このくだらない発明がクモ一族の繁栄と逆転をもたらすのである。