∧∧
(‥ )バミューダ島では
\− 過去30万年の間に
三回
天敵が進化し
そのたびに
カタツムリが三回
巨大化した
(‥ )しかし天敵たちは
氷期が終わって
海水面が上昇するたびに
絶滅して
そのたびに
カタツムリは
三度、小型化する...
今は第四紀。氷河の時代。氷河が拡大する氷期と、氷河が縮小する間氷期が繰り返される。
バミューダはてっぺんが侵食されて平らになった火山島なので、氷河に水を取られて海の水位が下がる氷期になると大きくなり、反対に氷が溶ける間氷期には海の水位が上がって、島は場合によると、ほぼ水没してしまう。
∧∧
(‥ )氷期が終わって
\− 島が水没、縮小するたびに
天敵は絶滅し
しかし次の氷期で
水位が下がると
島は拡大して
再び天敵が進化する
(‥ )最初はカメが
次は飛べないカモとツル
その次は飛べないクイナ
天敵が進化するたびにカタツムリは食べられにくい大きな体へ進化し、しかし天敵が絶滅すると元の大きさに戻る。その繰り返し。
∧∧
(‥ )グールド博士が
\− 断続平衡説とか
お茶を濁した
カタツムリ化石の
向こうには
こんな楽しい歴史が
隠されていたのだな
(‥ )生存競争を軽視した
グールドのおっさんでは
たどり着けない
世界であったのだ