∧∧
(‥ )今回は動物の分類の話か
\−
(‥ )だんだん
登場する生き物が
増えてきたからな
本当は、脊索動物、脱皮動物、冠輪動物まで説明する予定だったのだけども...
∧∧
( ‥)力尽きたと
(‥ )思ったよりも
大変だったのだ
そして私たちの祖先は尻に口があったらしい。
派生的な動物群は二つの系統に大別できる。新口動物と旧口動物。
体づくりの際
最初につくる口を肛門にして、新しい開口部を口にするのが新口動物
反対に、最初につくる口をそのまま口にするのが旧口動物
私たちは新口動物に属していて、つまり最初の口を肛門にする種族だ。そしてここで皆が疑問を抱くのであった。
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( ‥)俺たちは
尻で食事してたのか?
(‥ )みんなそう思うのよね
そして、これ自体はありうることなのである。
無腸動物という小さな動物群がいる。一般的にはウズムシやヒラムシ、つまり扁形動物とされてきた彼らだが、実は非常に原始的な独自の動物群だった。
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(‥ )無腸動物は原始的な
\− 相称動物か
私たちに近縁の
新口動物だけども
(‥ )あの連中は
腹に口があるけど
原始的と思われる種は
尻に口があるんだよね
私たちに近縁な無腸動物。その原始種が尻に口を持っている。つまり、これが私たちの本来の姿であり、私たちは確かに、本当に、尻で飯を食っていた種族の末裔かもしれない。
そんなお話。
追記すると、生物の体づくりは融通無碍である。だから体づくりが祖先と進化を反映しているとは限らない。最初の口を肛門にするのは単に作業上の都合で行われる便宜的なものかもしれない。
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( ‥)でもよ
無腸類が本来
尻に口を持っていたなら
(‥ )どんな過程が
あったにせよ
俺たちが最初は
尻に口を持っていたのは
多分そう