金はあまりにも少なくて、皆を豊かにすることができない。金をお金にするという発想がそもそも間違っていたのだが、ではなぜ金はこんなに少ないのか?
それは金が中性子星の合体というまれな出来事で生成する元素だから、という話。
∧∧
(‥ )昔は超新星爆発で
\− 合成されると考えられていたけど
考えてみれば
超新星爆発で出来るにしては
異様に少ないよね
(‥ )銅も超新星でできる
元素だけども
金の1万倍あるからな
いくらなんでも
金が少なすぎる
そして合体できる中性子星。つまり双子の中性子星は数が明らかに少ないはずであった。
中性子星を生み出せるほど巨大な恒星。太陽の8とか10倍、それ以上の重い星。このような星は明らかに少ない。夜空を見てもそれに該当する星はわずかであったし、双子の重い星というともっと少なかった。
∧∧
(‥ )オリオン座のミンタクは
\− 肉眼で見れる星では
双子の中性子星になれそうな
候補だけども
(‥ )ミンタクはちょっと
怪しい節もあるから
これは確実では? という
おおいぬ座UW星を
例にあげたのよ
まあミンタク(オリオン三つ星の一番右のもの)でも以上の論は成立する。オリオン座には中性子星を生み出せる巨星がいくつもあるが、連星中性子星をつくれそうな双子の巨星はミンタク。そしてラムダ星メイッサぐらいであろうか、つまりはほとんど無い。
∧∧
(‥ )こんな少数の星でないと
\− 生み出せない元素を
お金にするなんて
正気じゃねえな
(‥ )金貨って実は
相当お馬鹿な発想なのな
こんなお馬鹿な発想がまかり通ったのにはわけがあるのだが、それはまだ先の話。
ちなみに
∧∧
(‥ )実は連星中性子星にも
\− 解決すべき問題が
あるんだよね
二つの巨星が超新星すると
連星が解消されてしまう問題
(‥ )解決策も
それが実際に起きている
証拠も見つかってるけど
そういう話は省略だ
*最初の超新星で片割れの外層が剥ぎ取られると、次の超新星と質量欠損による連星解消が起きなくなるという話。
あるいは、中性子連星は星の密度が高い球状星団で出来る。連星同士が星を交換して、中性子星のペアが出来るという説もあるが、それも省略。