2020年5月25日、米国ミネソタ州、ミネアポリスにおいて偽札容疑で確保されたジョージ・フロイドが圧迫死してしまったことに端を発したBLM運動。この運動は開始まもなく、暴動へ発展し、やがて極左による反トランプ運動となり、ついには反米運動へとも拡大した。
こうした性質からBLM運動の暴徒化はトランプと対峙する民主党自治体で顕著となった。
かくて、そのひとつ民主党のテッド・ウィーラー市長が統治するオレゴン州の都市ポートランドでは3ヶ月近くデモやら暴動やら乱闘やらが絶賛継続中。
そして
∧∧
(‥ )トランプのおっちゃんの
\− 8月31日のツイート
Ted Wheeler, the wacky Radical
Left Do Nothing Democrat
Mayor...
ええっと...テッド・ウィーラー
このいかれた何もしない極左は
ポートランドの
民主党市長であり...
(‥ )あーなになに?
...こいつは人が死に
町が破壊されるのを
ただ眺めてるだけだ
在任期間中だというのに
思うにこの無法状態はずっと続くに違いない。なんてことだろう! ポートランドはこの愚かな市長のせいで元に戻ることはあるまい。
そしてその市長ときたら煽動者と無政府主義者に歩み寄ろうとしていて、しかるに奴らのほうは市長をおちょくっているのだ。
市長は私に責任を押しつける気だし、連邦政府に尻拭いさせる気で、しかもこれがまだまだ序の口なのである。
私たちは我が合衆国庁舎を守るために部隊を送っているが、少人数でしかない。なぜなら市長が邪魔をしているからだ。
ポートランドの人々は、我らが偉大なる合衆国の他の町の人々と同様に、合衆国の他の地域の人々と同じく、法と秩序を望んでいる。
しかるにこの極左、民主党の市長ときたら、遊び半分の練習場であるかのようにポートランドをもてあそんでいるし、こいつの根っこのリーダーシップのなさが露呈しているし、犯罪に断固立ち向かうと言ったくせに、結局何もしていないじゃないか!
∧∧
(‥ )...とまあ
\− だいたいこういう内容
ですかねえ?
どう翻訳すれば
よくわからない部分が
いくつもあるし
なぜかThe Radical Left
Democrat Mayors...
つまりは
極左の民主党市長たちと
主語が途中で急に複数形に
なっていたりしますけど
(‥ )打ち間違いか
あるいは民主党の為政者
この全員に向けた
苦言かだな
...まあ苦言だよね
∧∧
(‥ )そしてこれに対し
\− ポートランド市長の
テッド・ウィーラー氏は
米国に広がる暴力と分断を
助長したのがトランプ大統領
その人でありますと
テレビ演説
(‥ )...いやいやおっさん
挑発に乗ってどうするよ?
大統領選の今、民主党員がなすべきこととはなんぞや?
∧∧
( ‥)それは自軍の大将である
バイデン候補に
国民の注目を向けること
(‥ )それだのに
下っ端の自分自身が
トランプ大統領と
戦争を初めてどうするよ?
下っ端の自分が
自軍の大将より
目立ってどうするね?
ポートランドの人口は60万人あまり。あるいはそれよりやや上ぐらい。
∧∧
(‥ )60万とは米国の総人口
\− 3億3000万の
500分の1以下ですぞ
(‥ )そんなちっこい
自治体の首長が
自軍の大将を差し置いて
挑発にまんまと乗って
敵の大将とがっぶり
組み合うって
何を考えてるんだか...
選挙という
ショービジネスが
分かってないよね
素人かよ
テレビで言えば駆け出しの名も知れぬ芸人がクイズ番組の最後に出張ってくる様なもので、即座に退場ものな大失態。
なんだい、なんだい、ポートランドの市長さんは世の中がわからぬ若造ですかな? と思ってのぞいたら
∧∧
(‥ )Ted Wheelerさん
\− あんたより年上の58だぜ
(- - )...うわあ まじか
∧∧
(‥ )トランプおっちゃん(74)に
\− まんまと乗せられた58歳
(- - )賢い連中ってさ
トランプの
おっさんみたいな相手を
無駄に小馬鹿にして
まんまと
罠にハマりがちだよね
長く実業の世界で生き抜いてきた古狸を馬鹿にしてると、言葉遊びであっさり組み伏せられるものである。あの手のおっさんたちは極めて危険だ。
*そういう意味では米国民はずいぶんまっとうな人を大統領に選んだと言えるし、直接民主制が極めて危険なものであることを考えれば、奇跡とも言える選出だった。