自己紹介

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2019年8月7日水曜日

7日にする5日のねぶた


  
 ∧∧ 帰ってきたー
( ‥)
 ‐( ‥)帰ってきたどー
 
 
 6日に帰宅。

 32時間留守にして炎天下密閉状態の室内は35度にまで上がり、冷房をかけて日付が変わる7日の今、ようやく28度程度にまで室温降下。
 
 さて人に誘われて8月5日は新幹線に乗って青森まで出かけてねぶた祭りを見てきた。
 

 
 夜の行進は6日まで、最終日の7日は、ねぶたたちが昼間に行進、夜に花火大会という段取りと聞いた。 

 自分が祭りを見物したのは当然5日の夜。
 
 
   あなたがこういうお祭りを
 ∧∧ 見にいくとは珍しい
( ‥)
 ‐( ‥)誘われたからな
 
 
 旅はどんなに便利になっても面倒臭いには違いない。しかし誘われて受動的に行ったとしても祭りは祭り。日本屈指の祭りであって、それはそれは実に華やかだ。
 
 着飾った人々が身につけた華やかな飾りが照明に当たって舞い踊る。
 

 
 ∧∧ ぶれて写すスタイル
( ‥)
 ‐( ‥)はっきり写ったら
   ‐◻︎ プライバシーを
      むしろ侵害するべ
 
 華やかさと裏腹に背景の店舗が古くて空き店舗で、周囲が明るいこともあって撮影するとまるで廃墟。この落差がいかにも地方都市という感じである。まあ、そんなことは気にしない。いまやどこでもそうであって、それでもなお祭りを行う気迫と課題がここにある。
 
 ∧∧
(‥ )ねぶた 強制参加 で
\‐  twitter検索かけると
    強制参加だ
    見返りがしょぼい弁当!
    お金を出せと言われた
    単位と引き換えだ
    参加を断ったら
    不適格者の烙印を押された!
    とか少数派の愚痴が
    出てきますな..
 
  (‥ )とはいえな
      大人口を持たない
      地方都市で
      経済を回すには
      これしか方法なかろう
 
 たった数日の祭り。ただこれだけのことで、おびただしい数の観光客に外人の姿、無数の屋台に見学席が現れる。屋台には人が群がり、自分も焼きそばとお好み焼きとたこ焼きを食べた。炎天下の群衆の中で食べる炭水化物は実際以上にうまかった。いやはや一体何年ぶりか? そして見学席は一席3000円と聞いた。パイプ椅子1つの面積、2時間で3000円の収益となればそれはなかなかに美味しかろう。青森港には豪華客船飛鳥IIも寄港する。なんというこの繁盛ぶりよ。
 
 反対に、祭りが終わった後は閑散とすると言う。終了翌日に新幹線新青森駅に降りた人が言うには、人っ子一人いなかったと。
 
   ねぶたと共に踊り歩く
   はねと(跳人)の皆さん
 ∧∧ 何千人もいるしね
( ‥)
 ‐( ‥)青森市の人口は
      29万を切っとる
      その母数から
      数千人を集めるには
      強制参加させねば
      だめだろ
 
 なるほど祭りの主役はねぶたに違いない。
 

  
 しかし、ねぶたを引く人、提灯を先導する人、演奏する人、踊る人、観客を盛り上げ続けるはねとの人たち。あの無数がいないと祭りにならぬだろう。静かに行進するだけのねぶたをただ見守るなど、それは祭りではあるまい。ただの展示会ではないか。それならねぶたはただ黙って置いておけば良いだけの話。実際、昼間はそうしているのであった。しかしそれをわざわざ見にきた人も、やはり夜に集まるのだ。自分たち自身がそうだった。なぜならこれが祭りというもの。
 
 強制参加。それは無駄ではなかった。
 
 
   こういう理屈を言えば
   社会不適格者も
 ∧∧ 考えを改めますかね?
( ‥)
 ‐( ‥)理屈で行動する個性なら
     そうかもだがな
 
 
 個人的にはこれが好みであった


   
 ∧∧ 蜘蛛と頭蓋骨があるからだろ...
( - -)
 ‐( ‥)えーいいじゃんいいじゃん
 
 
 翌日6日、誘われるままに三内丸山遺跡を眺めた後、列車で帰る。
 
 
 
    

  

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