自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2020年5月10日日曜日
人と違った人生を歩んだ人間は忘れてはいけない
芸能人というものは人気のある職業であると同時に、皆から蔑まれている職業でもある。
∧∧
(‥ )職業に貴賎なしとは
\− 言うんだけどね
(‥ )でも皆の行動や
言動を見ると
明らかにそうなんだよな
芸能人というものは昔からそうであった。人気があって愛され、讃えられる一方で、実は皆から下賤な成り上がりものと思われているのである。
これは芸能人自身が感じていることであった。実際、芸能人はしばしば芸術家や文化人、小説家、評論家へと転身したがる。自分たちの地位に自信があるのならこんなことはしない。人は今より尊敬される立場を必ず求めるものだ。
∧∧
(‥ )芸能とはどれほど
\− 愛されていても
三流な存在であり
それは彼ら自身が自覚して
いることなのである
(‥ )実際、成り上がりがすぎると
粛清されるからな
古代ローマ帝国では粛清された芸能人がいたし、日本でも江戸時代に歌舞伎役者市川団十郎は江戸から追放された。
∧∧
( ‥)芸能人はこのことを
肝にめいじていないと
いけないのである
( ‥)市川団十郎の子孫には
−/ このことがよく
わかっていなくて
事件を起こしてしまった
人もいるけども
あれよくないよねえ
芸能人とはどれだけ一流になっても、皆から蔑まれる存在である。これは覚えていないといけない。
そしてこの事実は文化人や知識人でもそうであった。
芸能人はどれだけ愛されても自分は文化的な位置づけでは三流なのだという劣等感を持っており、だから転職して作家や芸術家をきどる。だがしかし、転職先である作家や芸術家、知識人、文化人、あるいはジャーナリストや新聞記者といえども状況は同じなのである。
彼らはどれだけ名誉を手に入れても、人とは違う人生を、つまりはまともな人生を歩まなかった異形のものであり、所詮は落ちこぼれだ。
こういう世間の目から逃れることは絶対にない。
∧∧
(‥ )人と違う人生を歩むとは
\− そういうことだからな
違うというだけで
さげすまれることに
なるのである
(‥ )人と違った人生を
歩んだ人間はな
このことを絶対に
忘れちゃいかん
成功したからといって有頂天になると、下賤なやからのくせにと皆の反感を買い、包囲されて食べられてしまうだろう。芸能人や文化人が政治批判をする時、しばしば顰蹙を買うのはこれが理由のひとつだ。一度、黄昏の時間を歩き始めたら最後、人は太陽の下に出ることを許されないのである。
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