∧∧
(‥ )シーラカンスくんは
\− 当時の他の魚に比べて
2億年ぐらい先行した
最新設計であったと
(‥ )ずっと存続できたのも
そのためかもね
シーラカンスは3億8000万年前、デボン紀後期に出現して、その3000万年後にはその基本形を確立した。
当時、彼らが確立した顎の仕組みや尻尾の対称性は画期的で、他の魚がこれに追いついたのはおよそ2億年あまり後、ジュラ紀であった。
シーラカンスの設計は他の魚より2億年も早い、革新的なものだったとも言える。
∧∧
( ‥)もちろん、実際には
状況はここまで
簡単ではない
(‥ )他の魚が改良に
2億年もかかったとは
淘汰圧が弱かった
つまりこの改良には
あまり利点がなかった
とも解釈できるからね
それに実のところ、シーラカンスとほとんど同じ改良をなしとげたユーステノプテロンはあっさり絶滅してしまった。シーラカンスの革新性がどのぐらい効果的であったのか、評価は難しい。
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(‥ )しかしその一方で
\− シーラカンスが
2億年も先んじていた
ことは事実なのである
(‥ )そこはちゃんと
評価するべきだよね
時代に取り残された生きた化石ww とか、笑ってすませるようなものではない。