自己紹介

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2011年12月3日土曜日

1000冊読め!!

 ∧∧
(‥ )おすすめの本がこんなにたくさん
\-  これを読むべし!! 若者への
    メッセージでしょうか?
 
    (‥ )出版界の回し者じゃねーか?
 
 紙と活字を無駄でも有効でもなんでもいいけど、消費してもらわんと困るのよ。この業界は。
 
 ∧∧
( ‥)チョイスした本を真剣に読んで
    欲しい人もいるでしょうけどね
 
    (‥ )そのチョイスとやらを
        真剣に読んだ場合にどんな
        成果が出るのか、まずそれを
        調べた方がよくね?
 
 薬だってそうだろう? 有効性は確かめてから主張するべきものだ。
 
 ∧∧
(‥ )再現性もあった方が望ましいでしょうね
\-
    (‥ )薬や酒ほど効果が出るような本は
        そうそうないけどもね。
 
 

自己愛自己破綻

 ∧∧
( ‥)つまり?
 
   ( ‥)そうなあ、オレ様理論屋や
     -□ トンデモくんたちの最悪で
       絶望的な欠点は
       自分が大好きな点だよな。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、自分の考えた理論を
    他人の話も聞かずにひたすら
    吹聴したり、
 
    (‥ )そもそも自分の意見って
        とっくの昔に誰かが言ったか
        あるいはそもそも否定されて
        いるんじゃね? と微塵も
        疑わないのは自分が大好きだって
        ことじゃねえのかい。
 
 ああ、しかし、それが弱点なのだ。パーソナルから離れても機能出来る普遍性。ようするに複雑でなおかつ複数の現象を”ある程度”記述できる、言ってみれば、粗略なアイデア、それが使える理論に他ならぬ。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、粗略でなければ
    理論でもないし、データから
    導いたグラフにもなりませんしね
 
     ( ‥)データからそれを説明する理論なり
         グラフを描く時、僕らは完璧を
         求めない。
 
 色々な要素は理論を作る過程で誤差やらなにやらとして切り捨てられるし、言い換えると誤差の存在=理論の破綻には当然ならない(そもそもそんな正確性は求められていないということでもある)。あるいは例えばの話、データのすべてを正確に通るグラフを描く奴はいない、いるとしたらそいつはトンデモさんだろうし、すべてのデータを正確に説明できるとしたら、その理論は役立たないほどに無駄に複雑か、あるいはむしろ間違っている。
 
 ∧∧
( ‥)切り捨てられるものには
    パーソナルな部分も
 
    (‥ )当然、含められている。
        普遍の理論に価値がある
        理論を作ったお前自身のデータに
        価値があるわけじゃなかろう
        そういうことよな。
 
 自分を愛するな。自分を愛すると理論の正しさを示すのではなく、注目を吹聴してしまう。
 
 ∧∧
(‥ )自分を愛することは悪いことでは
\-  ないのですけどね
 
    (‥ )理論は道徳でない。だから
       そのフォローはなんの免罪にも
       なっていないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)自己否定しても成果が出るわけ
    でもないのですけどね。
 
    (‥ )言い換えるとだよ、
        自己否定しても成果が出るわけ
        ではないのに、
        自己肯定すると破綻するのは
        興味深いと思わないかね?
 
        

インターナショナル

 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)でも、愚痴を言っちゃいけない
    わけでもないのですよね。
 
    (‥ )言うのは当然だし、
       そしてまた愚痴になる程度なら
       さほど深刻でもないのだ。
 
 本当にやばい時は、助けて!! になるので
 
 ∧∧
(‥ )でも、どうしたもんでしょうねえ
 □-  愚痴は必然でも、愚痴で突破口が
    開けるわけでもないのですよ。
 
    (‥ )まあ、それゆえにだな
        愚痴を言っていられるのは
        まだ余力と体力がある証拠だ
        とも言えるわけさね。
 
 深刻なのは愚痴れない状況、あるいは愚痴を叩いている間に、愚痴をこぼすことができないほど状況が悪化してしまう可能性。
 
 ∧∧
( ‥)そういえば先日、話をした
    外国の方々に言わせると、
    日本はインターナショナルになれば
    良い、そう言っていましたね。
 
    (‥ )そうだなあ、反対に言うと
       例えば中国へいくと学ばされることが
       多いのよね。
 
 ああ、こんなやり方でも良いのだ、ああ、こういう方法もあるのか、ああ、そういう発想もあるよなあ、なるほど、こんなこともできるのか。いや、待て、それをやっちゃ駄目だろう。なんと、ここまで出来るのか!!
 
 ∧∧
( ‥)あちらは容赦なく
    自由なお国柄ですから
 
    ( ‥)こちらとはまるで異質な自由と
        多様性、その可能性にあきれたり
        驚いたり、うらやましかったり
        色々な意味で目がくらむよ。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれを言い換えればですよ
 
    (‥ )実はそれの反対が日本の
        財産でもあるのよな。
 
 ∧∧
( ‥)悪く言うと規則に丸投げした無責任で
    思考停止なまでの画一さで、
    神経質なまでに無駄に細部を見て
    大局を忘れたりする。
 
    ( ‥)それって良く言うと清潔で安全
      -□ 品質一定、サービスが良くて質が
        高いってことでもあるのよな。
 
 ∧∧
( ‥)だからそれを売るために世界へ
    出て、日本はインターナショナルに
    なるべきであると。
 
    (‥ )まあ、確かに売れるものはある
        でも言い換えれば、
        今のうちに売らないと
        愚痴さえこぼせない未来に
        なってしまうのよね。
 
 ∧∧
( ‥)つまり、まだ余裕がある
    だから愚痴をこぼす
 
    ( ‥)破綻が分かっているのに
      -□ 是正できない年金のように、
        余裕と欲、既得権益への
        拘泥が時間を奪い、
        愚痴は言い訳になり
        今のチャンスを破壊するのよな
 
 ∧∧
( ‥)余裕は切迫の原因といった
    ところですかねえ。
 
    (‥ )ちょっと困るよねえ。
 
 
        
    

愚痴とは自己申告するものである

 ∧∧
( ‥)つまり?
 
    ( ‥)神殺しよりも実は
      -□ 天使殺しの方が先
        だったのだよね。
 
 ケルビム、ドミニオン、セラフィム

 ∧∧
(‥ )神様を頂点とする天使の階層構造
 □-  それが歴史のある時点から消える、
    というやつですか。
 
    (‥ )16世紀に始まる宗教改革と
        教会の権威の否定の
        あたりからだ、と聞いたけども
        どうなんだろうね。
 
 さらに時代が下った19世紀、それまであまたいた哲学者たち、神学者たち、科学者たち、彼らの蓄積を引き継ぎ、ついに神殺しの男がやってきた時、天使は絶大な力を誇る恐怖と異形の使徒ではなく、すでにキューピッドみたいなしろものになっていたらしい。それを考えると17世紀前半におけるガリレオの天文対話は、さて、歴史の位置づけにおいてどう考えるべきなのやら。
 
 まあ、それはそれとして。
 
 中国へいった時、こんなことを言われた。いや、聞かれた。
 
 今、日本は経済が悪いから政治が悪い? 
 
 ∧∧
( ‥)なんと答えたものでしょうね?
 
    ( ‥)政治はもともと悪かった、
        経済が悪くなったら政治の
        悪さが露呈した、そう
        答えようかと思いつつだよ
 
 いや、だがまて、政権交代したら政治はもーっと駄目になったよな。と思い出して、うーんと考え込んでいるうちにべつの人が答えていた。
 
 ∧∧
( ‥)というか、経済一流、政治は三流と
    揶揄されたのがバブル時代でして
    政治家は馬鹿だ馬鹿だと、まあそれは
    どこに国でも言われるわけですが、
    日本の政治家はぼろくそに
    文句を言われていたのでありますよ
 
    (‥ )ところが実は政権交代して
        初めて分かりました
        ああ、なんだ、素人以上の
        仕事も実務も皆さんそれなりに
        こなしていたんですね
 
 選挙で選びたい政治家がいないというのは、正論であるようでいて実のところ、現実離れした理想主義
 
 ∧∧
( ‥)消去法で選びなさいと
 
    (‥ )自分は仕事できると本気で
        思い込んでいるお馬鹿さんと
        自分は馬鹿だと知っている
        お馬鹿さんのどっちかを
        選ぶのだ。
 
 当選させたい方、ではなく、落選させたい方を選ぶべきだ、とも言える。
 
 ∧∧
( ‥)いやな選択肢ですね
 
   ( ‥)現実なんてそんなもんさ
     -□ 嘘だと言うなら自分の会社と
       家庭と伴侶を見てみるがいい
       消去法じゃないのか?
 
 ∧∧
( ‥)いやなこと言いますね。
 
   (‥ )愚痴を申告したのはオレじゃねえぞ
 
 愚痴とは自己申告するものである。
 
 己の愚痴を思い出してみれば良い。僕らは自分の選択肢を最低だと絶えず自己申告している。
 
      
 続く*       

2011年12月2日金曜日

危険なゲーム

 ガリレオ・ガリレイの天文対話を読んでいる最中。
 
 ∧∧
( ‥)どう?
 
   ( ‥)すごく冴えてるなあ、頭いいなあ
     -□ そう思える箇所がある一方で
       いや、その理屈は雑だろう
       という部分があって、なんと
       評価したものかね。
 
 天文対話は3人の登場人物が議論する(というか旧来の天動説体系を採用する人物を残りの2人が叩きのめす)という形式で書かれているので、そういう構造上の問題かもしれない。生の議論に雑な部分が入るのは当然だ。ただ、その代償というべきか、旧来の体系を支持する多くの人々からすればおそらくイライラさせられる本である(論証に稚拙な部分が入ると良い部分に対してさえ、無駄に反対が強くなるだろう、という意味)。
 
 まあ、それだけであれば画期的な仮説をまくしたてる、冴えているが困ったことに時々ひどく粗雑な人、というイメージなのかもしれないけれども、ところが読んでいたら、この箇所はあまりにも危険だ、自分がもしも教会関係者だったらそう感じる部分が出てきた。
 
 ∧∧
( ‥)やばいと
 
    (‥ )自分は実際には教会関係者
     □-  ではないけれども、もし
        そうであったのなら、
        一神教の根幹を
        破壊しかねない
        そう危惧するだろうね。
 
 ∧∧
( ‥)教会関係者じゃなかったら?
 
    (‥ )それをやったら教会が猛反撃
        してくるだろうから、
        やめるべき、と言う。
        その箇所の論証形式と導入した
        前提があまりにも危険だよ
 
 まだよく把握できていないけども、地動説はそれ自体では教会にとって問題ないのだと思う(もちろん自分が知らないだけで、理由があるのかもしれない。それは調査すべき案件)。問題があるとしたら地動説を支持するためにガリレオがある前提を導入したことで、それは天動説というよりも、むしろ神を破壊する。あるいはこう言えばいい? その前提は神の必然性を無効化する。。
 
 事実、その発想の果てに、ガリレオの200年後、神殺しの男がやってくる。それが実際の歴史でもあった。

 危険なものはやはり事実として危険だったのだ。その前提は神を殺す。
 
 ∧∧
(‥ )実際の教会関係者は、当時、
 □-  どう思ったでしょうね?
 
    (‥ )分からん。だけど、少なくとも
        ガリレオの4世紀前には
        すでにその危険性に神学者は
        気づいていたはずだけどね。
 
 ∧∧
( ‥)ガリレオさん、危険なゲームを
    してしまいましたか?
 
    ( ‥)ガリレオ自身は危険だと
      -□ 気づいていなかったの
        かもしれないけど、これ以上は
        もっと調べないと分からんね。
 
 
        

スキャンダル

 中国より
 
 ∧∧ 帰ってまいりました
( ‥)
 -( ‥)ほぼ一週間ぶりの我が家
 
 南部の広州市。11月も終わるというのに、暑い。というか、現地の人からしても今年の冬は現状、妙に暖かいのだそうだ。樹木、草本、色々な花が咲いている。

 ∧∧
( ‥)物流の中心地だそうですね
 
   ( ‥)どでかい街で、飛行機が飛び、
       各企業の工場と市場があって
       各国様々な人々がいて発展著しい
 
 中国、それは巨大で地域差があるものの、いまや普通に豊かな国。
 
 ∧∧
(‥ )そういえば新幹線にも乗りましたね
 □-
    (‥ )この前に事故を起こしたのと
        同型だとか言っていたっけね
 
 当たり前だけども滞りなく、目的地へ到着。
 
 ∧∧
( ‥)この先どうなるでしょうね?
 
  ( ‥)時々思うけども、ネットで見る
    -/ 中国のニュースって揶揄が多かったり
       スキャンダラスな事件を
       ことさらに取り上げるものだけど
 
 確かに人はスキャンダルを好む生き物であるし、スキャンダラスなことも起きているのは事実。
 
 ∧∧
( ‥)でも、芸能界がスキャンダルだけで構成
    されているわけではないように、
     それは事実の多くではない。
 
     (‥ )後ろから迫るライバルに
        恐怖し現実逃避しているのか
        あるいは見下しているのか
        どっちにせよ、そういう
        ニュースに幻惑されると
        色々なことを見誤るよ
 
 このままでは中国、韓国に全部とられる、というのは確かに近似値な未来図なんだろう。

 ∧∧
( ‥)ともあれです、これでようやく
    少し休めますね
 
     ( ‥)さすがに疲れたしね
       -□ 
 

2011年11月26日土曜日

我慢を求めるはビジネス

 ∧∧
( ‥)あなたの世代が就職をした時代から
    会社の非合理性、それを
    嘆く愚痴と叫びはありました。
 
    ( ‥)それは以前にもあったろうし
        これからもあるだろう。
 ∧∧
( ‥)問題は、以前は我慢できたけども
    今やそうではないのだと。
 
    (‥ )まだ我慢できるけども
        臨界点まであと少し、
        そんな状況かな。
 
 本当に臨界したらデモではなく、デモの延長の暴動でもなく、直に暴動になってしまうので。そういう点では日本はまだ安定的である(EUやアメリカが、最低限、今の局面では日本よりガタガタだってことでもある)
 
 ∧∧
( ‥)よく、今の若者は我慢が足りない
    と揶揄されるのですけどね。
 
    ( ‥)人間は計算する生き物なんだ。
        我慢しても実りと対価が
        支払われない。そうと分かったら
        もう我慢はしないよ。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えるとあれですね、これまでの
    世代は対価が支払われることを
    計算づくで、会社のために社会のために
    仕事の尊さを語っていたと。
 
    (‥ )呼吸の尊さを語る奴はいないように
        尊さ、すばらしさを語るってのは
        無理をしている徴候でもある。
 
 人間は計算づくで行動する。無茶な行動にも実は裏に取引がある(本人が意図していようが意識していなかろうが、相手がそれに答えようが、あるいは気づいてくれなかろうが)。
 
 ∧∧
( ‥)自己犠牲もね
 
    (‥ )社会的ステータスを高める
       手段であることもある。
 
 動物によると、それはある種の鳥だが、第1位のオスは自ら率先して自己犠牲的な行動をするが、他のメンバーに自己犠牲をさせないそうだ。2位のオスがそれをしようものなら暴力的に阻止する場合さえあるという。
 
 ∧∧
( ‥)会社の上司も部下に
   おごられちゃ困るわけですよ。
 
    (‥ )自己犠牲は時に威圧である
       場合すらあるのだ。
 
 ∧∧
(‥ )社会と会社のために働いたって言葉は
\-  額面通りに受け取れませんね。
 
    (‥ )日本のために働いたのだから
        年金よこせ。それは取り引きであり
        ビジネスの主張に他ならない。
 
 ビジネスも見返りも当然であるし、それに社会的なオブラートをかけるのも当たり前だけども、問題はそれが正当なビジネスになっているかどうかだったりする。
 
 ∧∧
( ‥)まっ、不公正な取り引きではないか
    そういうことが問われていると。
 
    ( ‥)そういうことよな
      -□ 
 
 我慢がビジネスだとすると、相手に我慢を求める前に、まず自分が対価を支払えるか、あるいは支払っているのか考える必要がある。そのビジネスは成立しているか?
 
 さて
 
 ∧∧
( ‥)そろそろ時間です
 
    (‥ )ああ、もういかなくては。
 
  
 一週間ほどあっちこっいへ
 
 
 ∧∧ レッゴー
( ‥)
 -( ‥)さーて、いきますか。
 
 
 
 

地獄の釜

 コンビニへ宅急便を出しにいった帰り道、
 
 ∧∧ 東の空の星は土星でしょうか
(‥ )
 -( ‥)西の方では山々に木星が
     沈もうとしているなあ。
 
 上がりゆく獅子座には火星が輝いている。
 
 ふと見たら霜が降りていた。
 
 ∧∧
(‥ )ドイツも一部では雪のようです
\-
    (‥ )約束はひとつ果たした。
        あちらにアップしておいたよ
 
 さて
 
 会社のためにまるで家畜のごとく働く、ようするにいわゆる社畜と揶揄されようが、ドイツはギリシャのEU加盟をほくそえんでいたであろうが、公務員だらけのギリシャにもそれなりな言い分があろうが
 
 ∧∧
( ‥)でも、結局、過労死寸前まで
    働いている集団がすべてを
    奪いさっていくのですよね。
 
    (‥ )狩猟採集民はあくせくしている
        ように見えて、1日数時間労働だと
        言われている。
 
 それでも、聞いた話では腕利きの最も頑健なハンターでさえ、1年の数ヶ月は怪我や疲労でお休み状態になるそうだ。ようするにこれが人間本来の稼動時間ということらしい。
 
 ∧∧
( ‥)その間は他の仲間がみんなで養う。
    あなたたちが集団で暮らす理由が
    それにあるのだと。
 
    ( ‥)熱帯の森に起源を持つサルにはなあ、
        草原とサバンナの
        生活がつらすぎるのよ。
 
 人は助け合いをするサルだということでもあるけども、しかしこれは言い換えるとだ
 
 ∧∧
( ‥)過労死、自殺、サービス残業、
    今のあなたたちの生活は
    めちゃくちゃですよ。
 
    (‥ )本来、サルとして出来る以上の
        無茶をしているのが文明人たる
        僕らだ。

 
 だがこの過労死する人間達が狩猟採集民たちから土地を奪い、言語を奪い、直接的、あるいは間接的に殺し、文化を死滅させ、遺伝的に呑み尽くそうとしているのがこの世界。
 
 ∧∧
( ‥)チキンレースですよね。
    最後の勝利者がすべてをとるまで
    何人どれだけ犠牲が出ようと
    おかまいなし。
 
    ( ‥)ぶっちゃけた話、
      -□ ギリシャが人間的というのなら
        過労死寸前の国がほくそえんで
        攻め込んで蹂躙、搾取するのが
        この世界の理なのよな。
        あの国を蹂躙してどうするの?
        って突っ込みはあるけども。
 
 ∧∧
( ‥)人間であるのに人間的でいられない世界。
    これが人間同士の競争から
    生じた力学的な安定と均衡状態ですか。
 
    (‥ )こうすれば幸せな世界になる
        そう主張する連中がいるだろ? 
        あれは「こうだったらいいな」
        「そうするにはこうすれば良い」
        なのだよね。
 
 なんのこっちゃない。答えが先にあるだけで、答えにデータを合わせただけじゃないか。こうしたら彼女は良いムードにYesと言うだろうから、そこでホテルへ直行だ、と考えている妄想人間と変わらない。
 
 ∧∧
( ‥)論点先取というべきですかね?
 
    (‥ )言い方は悪いが、むしろ
        トンデモだと言った方が
        近いだろう。
 
 ∧∧
( ‥)トンデモねえ
 
    ( ‥)僕らの世界の動態を記述する、
        というよりは、これはいやだ
        だろ? だからこうしよう、
        そういう主張では、実は
        世界は変えられない。
 ∧∧
( ‥)世界を変えたいのですけどね
    世界や経済を説明する理論を
    考えてユートピアを導いた人も
    いましたけどね。
 
    (‥ )マルクスとかな。だが失敗した。
       世界の動態を記述できる理論は
       楽園を導けないだろうさ。
 
 世界が均衡状態にあるというのなら、実はそれが安定的だってことである。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、その世界はいまや地獄の釜の
    中のような有様でして。
 
    ( ‥)地獄の釜を記述できる理論が
        天国を導くと思うかね?
 
 茹で上がる時間を遅らせるのが多分、できる精一杯。
 
 文明人とは死ぬこととと見つけたり
 
 世界はあきらめと共に回るべし

 ∧∧
( ‥)まあ、過労死するにしても
    むしろ問題はですよ
 
    (‥ )前線で兵士がばたばた倒れているのに
        大した経験もないくせに安全圏から
        ぴーぴー言っている連中がいるのが
        問題になるのよな。
 
 

2011年11月25日金曜日

集団からはぐれた価値では集団を記述できないでしょう

 *の続き
 
 ∧∧
( ‥)でも最適解を持った連中が
    寡占してしまう、つまらない
    状況を破壊するって具体的には
    どんなものでしょうね?
 
    ( ‥)それが分からないか、
      -□ 作り出せないから
        寡占だ同じだ模倣だ。
        文句は言うけど愚痴どまり
        そういうことなのだろうけど。
 
 たまに何かがブレークスルーして、次はその模倣だらけになるってことはあるわいな。
 
 ∧∧
( ‥)例えば
 
    (‥ )この話の発端になった
        アニメとか漫画だったら
        ガンダムとかエヴァじゃねえの?
 
 ∧∧
(‥ )あなたの記憶ではガンダムには衝撃を
 □-  受けたっぽいですね。
 
   (‥ )それまであったアニメや漫画や
      特撮では、悪が兵器を持ち出す時は
      それが機械だろうが生ものであろうが
      毎回違うのが出てくるのよな。
 
 ところがそれが量産機になった、という衝撃。
 
 ∧∧
( ‥)小学生ながら、新機軸に、おー!! と
    思ったものだと
 
    ( ‥)エヴァも色々な意味でびっくり
        したよ。
 
 色々な意味で消費者をおいてけぼりにしても良いのだ、という驚き。人によっては希望だろう。
 
 ∧∧
(‥ )でも、そっから後はその
\-  ぱくりだらけになるという批判
 
    (‥ )パラダイムと同じじゃね?
        当たり前だし、むしろ
        望ましいことだろ。
 
 *パラダイム (paradigm) 。元の意味は模範とか例の意味(文法の語形変化表の意味もある)。パラダイム論とかパラダイムシフトは科学の有様を説明するひとつの仮説、あるいは提案。

 *ようするに誰かが問題解決の新しい方法論なり物差しを提案し、その物差しが便利なので皆がその物差しを使って論文をせっせと生産しているが、あれ? どうもうまくいかない事例があるぞ?? という煮詰まった状態になって、新しい物差しが提案され、オレの物差しが一番いい、いや、オレのだと物差しを使った科学者同士の殴り合いの末に、承認された新しい物差しを皆が使い始めて再び最初に戻る。

 *パラダイムとはこの物差しにおおむね該当し、物差しが置き換わることをパラダイムシフトという(サイエンスライターがパラダイムシフトの中に飛ぶ込むのが危険なのは、科学者がガチで殴り合っているのと、とうの科学者がどれが良い物差しか分かりかねているので、素人のライターごときでは先がまったく見えないから。負ける側に組みしたばかりに本人がいつのまにか敗北したサイエンス、ようするにトンデモの立場に立つ場合がある。というか、そういう人がいた。今でもファンはいるがさびしい末路だった)。
 
 ∧∧
( ‥)ガンダムやエヴァは新しいパラダイムだったと
 
   (‥ )消費者どころか生産者にも承認されて
       皆がそれをコピーする、当然よな。
 
 別に悪いこっちゃない。人の世はそんなもんなのだ。そして以前のマンネリは打破される。だがしかし、
 
 ∧∧
(‥ )打破したがゆえに、次の寡占状態に
\-  なるのですよね。そして飽きてしまう
    でも次の新機軸がなかなか見つからない。
 
    (‥ )言い換えると革命なんか
        そう簡単に起きないってことよね。
 
 ∧∧
( ‥)それが起きるのは10年とか20年に1回とか
   そんな頻度なんでしょうね
 
    (‥ )飽きた、しかし見つからない。
       だから愚痴だらけになるんだよなあ。
 
 ∧∧
(‥ )オリジナルを作りなさいって意見も
\-  あるのですけどね。
 
    (‥ )それの抱える問題はあれよ、
        オリジナルは金字塔になれるかも
        しれないけども、コピーを
        残せるのか? ってことでね。
 
 コピーを残せないのならば、それは愛し模倣する人々の動態に影響を及ぼせない。
 
 ∧∧
( ‥)皆が認める大河アニメや大河漫画を作りましたと
 
    (‥ )みんながすごいと言ってくれるけども
        じゃあ、それ何になるの? というね。
 
 ∧∧
(‥ )オリジナルがいけないわけじゃ
\-   ないのですけどもね。
 
    (‥ )そりゃそうさ。だけどもあれだ。
 
 独自なものを作るのは問題ないけども、コピーできないオリジナルを誇って、コピーを批判しても
 
 ∧∧
( ‥)意味はないと
 
    (‥ )意味はないというよりもあれね、
       文化の動態を記述できないでしょ
       ってことだよね。
 
 わっ、すごい、群がる、コピーのコピー、飽きた、新機軸、わっ、すごい、群がる、コピーのコピー、飽きた...
 
 ∧∧
( ‥)という人々の動きがある時に
 
    (‥ )これすごいでしょ、独自でしょ、
        オリジナルでしょ、と言っても
        皆の動作は止まらない。
        当然だよね、皆の動作を操作できる
        ような性質のものじゃないのだから
 
 独自性を根拠にして群れの動きを批判しても意味はないのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)独自性はそもそも集団の動きを説明する
    ものではないですし。寄与するものでもない。
 
     (‥ )そもそも集団を説明するものでも
         寄与するものでもないからこその
         独自性。それこそオリジナルだと
         した場合、オリジナルが模倣
         ばかりの世界を否定するのは
         根本的におかしいかもしれん。
 
 
 集団からはぐれたこその独自性。それはそれゆえに価値があるが、それゆえに集団を記述することは不可能になる。
        
 模倣できないものは、模倣できないゆえに価値があり、それゆえに模倣で動く人々を語ることはできない。それでもなお語るのであればそれは単なる愚痴である。
 
 ∧∧
( ‥)でもまあ、愚痴をこぼしては、
    いけないわけじゃないですから
 
    (‥ )こぼすなって言ったらその人、
        死んじゃうしね。一応、聞いて
        あげるべきなのさ。
 
 ただ、それ以上はちょっと無理です。
 
 

人生は妥協だー

    (‥ )人生は妥協だー!!
    
 ∧∧
( ‥)妥協だー!!
 
 
    (‥ )寝ていい?
 
 ∧∧
( ‥)それは妥協じゃねえ
 
 
 仕事が終わったはずなのに、なぜこんなことになっている。
 
 
    ( ‥)冥王星の大気が崩壊する前に
      -/ 私が崩壊しそうです。
 ∧∧
( ‥)それは仕事だよね?
 
 
     (‥ )2枚を1枚にします
 ∧∧
( ‥)妥協だー!!
 
 
   

2011年11月24日木曜日

後を継げ!!

 先日、人と飲んでいると大王製紙、元会長逮捕のニュースが居酒屋のテレビで流れていた。
 
 ∧∧
( ‥)カジノでえらい散財しちゃった
  -□ のでしたっけ
 
    (‥ )良く知らんけど、そういう
        話みたいよな。
 
 ふと思った。チャールズ・ダーウィンってそれを考えるとずいぶんまともな人だったんだねえ。
 
 ∧∧
( ‥)お家がえらいお金持ちで一生
   働かないで過ごせませたからね
 
    (‥ )でも、遊びほうけたりはしなかった
        のだよなあ。

 いや、実際には遊びほうけていたのだ。学生時代は。
 
 ∧∧
( ‥)馬に乗って鳥撃ち、昆虫採集
 
    (‥ )医者になれっていう父親の強制が
       いやでいやでしょうがなかったのよな
 
 馬は当時のバイクみたいなもの。貴族のはしくれだからか、やっていることこそ文化的だけども、ようするにかなりな不良少年である。子供の頃はあまりに成績が悪いので先生に小僧だかぼんくらだか言われていたという。父親に言われるとハイハイと言うが、結局は好きなことしか出来ない問題児。しかし好きなことには異常な能力を発揮して歴史に名を残すことになる。父親も失望していた駄目息子が、趣味の延長で新聞に載るような人物になった時、やっぱり喜んだらしい。
 
 その後もチャールズは、進化理論を考えていることを人に知られるのを恐れてロンドンからど田舎に引きこもり、財産も散財せずに投資して、投資の利潤だけで生活したという。派手に遊ぶことはなく、卒業後の人生はすべて研究だった。
 
 ∧∧
(‥ )お兄さんのエラズマスはチャールズとは
\-   逆なんですよね
 
    (‥ )学業はまじめにやって、
       医者になれという
       お父さんの期待に答えていた
       ように見えて
 
 結局、学校は卒業したが開業することはなく、ロンドンで浮き名を流して死ぬまで就職はしなかったそうである。弟とは逆に、父親を先に喜ばせて後に失望させた、とも評される。昆虫採集も一緒にした弟とは対極的な人生だった。
 
 ∧∧
( ‥)大王製紙の元会長さんも
    東大卒だそうですよ。
 
    ( ‥)3代目だっけ、辛かったのかな
      -□
 
 

暗い森を食べろ

 *の続き。
 
 ようするに模倣の模倣でもトレスでもなんでもいいわい、作れ、作れ。
 
 ∧∧
( ‥)トレスは怒られるでしょう
 
   (‥ )まあ、やってもいいが、
       代償だけが大きく、そして
       淘汰されてしまうのだ。
 
 やっちゃいけないわけじゃない。だがやると許されない。あるいはこう? やると許されないトレスがこの世界にはある。

 ∧∧
( ‥)より正確にいうと
 
   (‥ )進んでも良いが行き止まりなので
       大概の奴はそこへいかんのさ。
 
 
 トレスをする選択肢は存在する。ただ道徳的な理由で抹殺されるだけである。道はある。袋小路なので誰もいかない。道徳は、それ自身が実体として存在するわけではない。それは個体が及ぼす圧力の総和で、その名称。あるいはそれに近似な何か。しかしそれゆえに無視できない。
 
 まあ、模倣はありだ。事実、模倣は苦々しさと同時に承認される。
 
 *というか”あり”と認識される模倣が模倣で、ありと認識されない模倣がトレスとかだったりするという話でもある(平たく言うと模倣とトレスの識別は心理的な要素があり、それは論理などでは定義できないし、その必要もない。実際、定義できないものでも認識できるし、判断することもできる)
 
 ∧∧
(‥ )それでいうとですよ、必然的に
\-   模倣はありなことになりますが。
    一部の人は模倣の模倣に危機感を
    抱いているのだと。
 
    (‥ )抹殺ではなくて危機感。
        それはずいぶんマイルドな
        話ではあるが、重要でもある。
        ラノベなんかは市場が飽和状態に
        なっているのではないか、と
        危惧する人がいたなあ。
 
 著作権にまつわる詐欺容疑で捕まった某ミュージシャン。
 
 彼は一時ものすごいバカ売れしたのだが、あっという間に消えてしまった。それをこう説明した人がいた
 
 ∧∧
( ‥)はやって売りに売って、市場が彼の曲で
    寡占状態になる
 
   (‥ )当然、飽きられる。すると
      同じもののコピーで寡占してたから
      一気に消滅してしまう。
 
 クローンで増殖する生物は性を持つ生物と違って、最適な姿を何世代繰り返しても維持できる(性のある生物、例えば人間にはこれができない)。そこで一気に増殖できるが。
 
 ∧∧
( ‥)病原体とかが出現しますとね
    やられちゃうのですよね。
 
    ( ‥)模倣の模倣で飽和状態。
      -□ 危機感を抱くのは当然かもね。
 
 コピーだと絶滅するのではないか、という恐怖。
 
 ∧∧
(‥ )でもラノベってあれでしょ?
\-  人間の欲望にかなり忠実に
    適応したジャンルみたいですよね。
 
    (‥ )話に聞く限りではそうみたいね。
 
 心理的な調査でこんな話がある。ある男性被験者の夢(というか妄想というか想像)では自分は町の市長で、町民は全部女の子で、全員裸で、自分が求めると全員が以下うんぬん。
 
 これは極端な事例であるけれどもなにかしらを反映している。つまり、
 
 ∧∧
( ‥)養育とかを考慮しない限り、
    男性は不特定多数の女性と交配すれば
    するほど子孫が残せる、ポイントが
    上がる、行動にもそれが反映される
 
    ( ‥)ここまでひどい話は聞いたことが
      -□ ないけどもハーレムものって
        そうだよな。
 
 ∧∧
( ‥)つまり遺伝的に形作られた欲望に
    マッチしたものが生産されている。
    市場が飽和状態だからといって
    そうやすやすと崩壊するのか?
    という疑問ですね。
 
    (‥ )飽きられても崩壊にまでは
        至らないのではないのかなあ?
 
 ∧∧
(‥ )模倣に対するもうひとつの異議は
\-   一律になってしまう、そのこと
     事態への嫌悪感みたいです。
 
    (‥ )ようするに市場の寡占が
        つまらないのだよね?
 
 確かに、競争がえんえんと続くと、最適状態な連中が寡占してしまって一律になる。ようするにつまらなくなる。
 
 ∧∧
( ‥)それをどうすればいいのかというと
 
    (‥ )そこそこな規模の破壊が起きれば
        多様性は維持されるのよね。
 
 シラカシの暗い極相林が、人手が入ることで明るく花咲く雑木林になるように。台風で木が倒れれば光が差し込むように、破壊が起きれば一律にはならない。でっかい動物がやってきてもよい。そのあたりの植生を食べてしまうような生き物がそこそこいれば、多様性はそれなりに保たれる(当たり前だけどもあまり多すぎてもいけない)。
 
 ∧∧
( ‥)問題は。
 
   ( ‥)どう破壊すればいいか分からない。
     -□ ある意味あれよね、嘆く人たちは
       嘆くことはできるけども、暗い森を
       破壊したり食べてしまったり
       できなかった。そういうこと
       なのよな。
 
 ∧∧
( ‥)つまり
 
   (‥ )愚痴るのはしょうがない。
       だけどクリエーターが
       愚痴以上のことを言うと、
       ちょっとそのままでは
       恥ずかしいかもですよ。
 
 続く=>*
 
 

大気崩壊

 ∧∧
(‥ )冥王星の大気の崩壊って
\-  いつ始まるのでしょうね?
 
    (‥ )シミュレーションだと
        2025年以降って
        のがあるみたいだけど。
 
 ∧∧
( ‥)大気が薄いからある時、
    急に始まるのでしょうか?
 
    (‥ )どうなんだろうね?
 

 

模倣の果てに実りもあるさ

 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
    ( ‥)普通の人間以上が優れた人間なら
      -□ すぐれた人間は数が絶対的に
        少ない以上、周囲を見れば
        絶望するだろうね。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、絶望するだけでは
    ご本人の実力が絶望に値するほどの
    ものかどうかは保証できかねますけども
 
    (‥ )クラスで1人は周りが馬鹿だと
        絶望する奴がいるだろ?
        そこそこ実力がある、
        すごい実力がある、
        ましてやそうであれば絶望は
        絶望的なまでに深かろう。
 
 すばらしき技を持つ人が、絶望の言葉を語るであれば、聞いて上げるふりをしながら聞き流してあげなさい。彼らは苦しいのだから。
 
 
 
 ∧∧
(‥ )まあ、この場合は模倣の模倣ばかりだ
\-   そういう絶望らしいのですけどね。
 
    (‥ )そりゃあ、オリジナルを作るのは
        めんどうくさいからねえ。
        ものっすごい大変だもの。
 ∧∧
( ‥)まあねえ
 
 ノンフィクションですら容易でないのだ、模倣を越えたオリジナルなフィクションをつくれなど、ほとんどの人間には無理である。
 
 ∧∧
(‥ )でも、需要自体は飽くこと無く
\-   あるのですよね
 
   (‥ )だとしたら模倣でもなんでも
       望むがままを作るしかない。
       人間である以上、思考も趣向も
       およそある枠内に収まるからな。
       むしろ模倣が望ましいね。
 
 模倣の模倣でもなんでも作ればいいだけの話、いずれ誰かが何ものかたずさえてやってくるだろう。
 
    (‥ )だいたい、みんなが本格的な
        オリジナルなんかしゃちほこばって
        持ってくるなんて、それは異常事態
        に他ならないしな。
 ∧∧
( ‥)ポテチを食べながらゲームしている時に
    本格的な料理を持ってこられても
    困りますしね。
 
 さあ、諸君、心おきなく模倣に模倣を重ねれば良い。模倣の過程で変異は必ず起こる。さすれば淘汰が起きて何ものかが残るだろう。ついには模倣の先に予想もつかない果実が実るだろう。たまに実ればそれで良し、それを模倣し次の果実が実るまで次々に探せ。

 一足飛びに果実を手にしようと考えるなかれ。本格的なオリジナルには、この経路であれば到達できるなど無理だし、それはもはやトンデモ。
 
 ∧∧
( ‥)うまくいくわけないと
 
     (‥ )一足飛びに理想状態に到達できる。
         そんなことを考えるから
         昔のマルクス主義者みたいに
         現実に絶望するんだよ。
 
 理想は独裁と虐殺とともにやってきて、夢の行き着く先は失敗と立ち枯れだ。彼らがダーウィンをまったく誤解したか、曲解したか、そもそも受け入れなかったのはよく分かる話である。
 
 ∧∧
( ‥)ようするに、答えが
   ”分かっている”、この経路こそ
    真理なりと思い込んでいると
 
    (‥ )有象無象の群れが知性もないまま
        もぞもぞ動く様に嫌悪し、
        理解できず、なぜこれが分からないと
        罵倒し、怒り狂うのだ。
 
 だが、悲し、経路を発見するのはじりじり動く有象無象の非知性だ。

 知性を持つ我が見つけたこの輝ける経路に続け、そう自負する人の行き着く先は嘘で塗り固められた地獄であるし、事実、地獄だった。


*知性抜きでも調整された何ものかが出現できること、知性がなくても問題解決が可能であることを説明したダーウィンを、知性こそ問題解決の鍵と考えた賢人達は理解できなかった。理解できない賢人達は自分の知性を信じて賢者の道を示したが、しかし、それは愚者の道にも劣る最低かつ最悪の大失敗だった、という話。ちょうどこの世代が今、老人になろうとしている。
 
 続き→*

 

2011年11月23日水曜日

200年の冬

 ∧∧
( ‥)でっ? 今は冥王星の
    大気に関して下調べ、
    ですか。
 
   ( ‥)なかなか興味深いね
     -□
 
 冥王星は、季節というわけではないだろうけども、これから寒い時期に突入するところである。

 ∧∧
( ‥)近日点を過ぎ、遠日点へ
    むかってレッツゴー
 
   (‥ )太陽から離れて寒く寒くなる
       始まりだ。
 
 比喩的には200年の冬に突入すると言えば良いか。
 
 

単なる借金返済でしょ

 ∧∧
(‥ )アメリカは日本のような失われた10年には
\-   なりません。それが証拠にご覧なさい。
    アメリカに金が流れ込んできてる。
 
    (‥ )...いやあ、失われた10年どころか
       20年、30年になっても軍事力と
       経済力があるからなんとかしてくれる
       でしょーという選択じゃないかな。
 
 ∧∧
( ‥)失われたなんとかって
    知識人的な美辞麗句で
    飾り立ててもですよ
 
    (‥ )ただの借金だものなあ。
 
 いくら能力があろうが、頭がよかろうが、実行力があろうが、別にそれだけで借金がなくなるわけではない。
 
 ∧∧
(‥ )これから借金返済の長い道のりが
\-   待っているのですよ。
 
    (‥ )能力があれば相対的にうまく返せる、
        それだけの話だものね。
 
 もちろん、経済人や政治家が、「アメリカも日本みたいに失われた10年になる、というかもっと重傷です、ごめん」とか、そんなこと絶対に言えないのは当然であるし、無理矢理な理屈をつけて安心を必死に振りまくのはそれはそれで当たり前ではある。
 
 借金を返すには時間がかかるものだ。嘘でもなんでも、時間はかせがなくてはいけない。

 一方、ひるがえれば、失われた10年とか言う言葉は、失礼なほどにお上品だし、他人事すぎる。借金返済をそんな言葉で飾り立てて、あげくに「大変だー大変だー」と騒ぎ立ててどうする。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そういう言葉を
    発明して煽って売るのが
    社会学者や文化人、知識人
    メディアですから
 
    (‥ )ぼろい商売してやがるよなあ
        
 
 

自省録、それは悲鳴

 大阪より帰還
 
 ∧∧ 我が家に到着ー
( ‥)
 -( ‥)まあ、朝に出かけて
     終電の新幹線で帰って
     きたのだけどもね。
 
 いわゆる最終校正である。
 
 ∧∧
( ‥)でもまあ、これで一仕事が
    ついに終了ですよ
 
    (‥ )次の仕事がひかえているし
        自転車操業には変わりない
        けどもね。
 
 ∧∧
(‥ )実際、これから2週間ぐらいは
 □-  あっちいったり、こっちいったり
    ですからね。
 
    (‥ )それでも山場は終えて、
        ちょっとは気を抜けるなあ。
 
 帰りの新幹線の中で「ヘレニズム哲学」を読んでいて、ふと、起きたら、本が座席の前のトレーというかに置かれていた。
 
 ∧∧
( ‥)寝入って、本を落としたので
    誰かがひろってくれたのですね
 
    ( ‥)ちょっとうかつだなあ
      -□
 
 礼を言おうにも、誰がしてくれたのか分からない状況だった。
 
 さて
 
 ともあれ、次の本のために色々と資料に目を通している最中である。
 
 ∧∧
( ‥)そしてマルクス・アウレリウスの
    自省録。後期ストア派の資料として
    目を通すのだと。
 
    (‥ )本格的に見る前に、ぱらぱらめくって
     □-  いたら、第9章の29が目に留まってね
 
 全部を引用するには長いが、その一文はこう。
 
:プラトンの理想国家を望むな、どんな小さなことでも進行すればそれで満足し、その結果はたいしたことではないと考えるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)理想が完璧に実現できないことに
    失望して、わずかな前進すら否定
    する人もいるのです。
 
    (‥ )どっかのガーガー喚き立てていて
        いざ与党になったら何も出来ない
        口だけの素人政治家やマスメディア
        とか文化人みたいにな。
 
 以上に続き、アレクサンダーなど偉大とされる政治家が(おそらくはストア派が考えるような)自然に求められる調和に基づいて行動したのならともかく、そうでないなら、彼らは悲劇役者でしかないし、そんなまねは私にはできないし、自分は尊大さや虚栄心に溺れるわけにもいかないよ、そう解釈できるような言葉がさらに続く。
 
 ∧∧
( ‥)なんと見ます?
 
    ( ‥)文化人とか僕らのような無関係な
      -□ 第三者がこれをいったら、ああ、
        それは現実的な意見だよね、で
        終わりだけども。
 
 いまや瓦解が始まろうとしているローマ帝国。反乱、疫病、戦争、クーデター。国家を維持するために、すべてをかけて戦場を点々として、理想だなんだとたわ言を言う自由すらなく、あるいはその自由を行使することを拒否し、ひたすら現実と苦闘して死んでいった皇帝の言葉として受け取った場合。
 
 ∧∧
( ‥)なんと?
 
    (‥ )悲惨。
 
 というか、これはもう悲鳴ではないだろうか?
 
 *マルクス・アウレリウス皇帝:在位161〜180年。ローマ帝国、五賢帝時代、最後の皇帝 享年58歳。

2011年11月22日火曜日

アレクサンドリア大図書館

 「古代アレクサンドリア図書館」 モスタファ・エル-アバディ 中公新書 1991 
 
 ∧∧
( ‥)を、一応、読み終えた、と。
 
   ( ‥)目を通した、というかね。
     -□
 
 エジプトはナイル川の河口にアレキサンダー大王が築かせ、その名を冠された町、それがアレクサンドリア。そこには古代世界有数の大図書館があった。諸国からとにかく本を集めるのである。
 
 ∧∧
(‥ )船を検閲して、旅行者とかが
 □-  本を持っていたら押収し、
    返還して良い本か、あるいは
    差し押さえて蔵書に加え、
    代わりに金を払うべきか
    決めるのだと。
 
   (‥ )ちょっとすごい話だよね
 
 もちろん、こんなことばかりしていたわけではなく、大部分の本はアテネとロードスで購入されたそうである(考えてみれば旅行者が大図書館にない本をほいほい持ち歩いているわけがない)。
 
 ∧∧
( ‥)でも没収されちゃった人の
  -□ エピソードも載ってますね
 
   (‥ )ヒポクラテスの伝染病学第3版
       自署の印あり、そういうのが
        とられちゃうのな。
 
 でももっとひどいのは
 
 ∧∧
(‥ )アイスキュロスとか、そういう歴史的な
 □-  劇作家の原稿が禁帯出ですけども、
    書き写すから特別に貸してくださいな。
    もしもの時のためにこれだけの銀を
    置いておきましょう。
 
   (‥ )でっ、書き写させた方を返却。
       銀はどうぞお納めくださいと。
 
 ∧∧
( ‥)ひどいですよねえ。
 
   (‥ )保管していたのはアテネだそうだけど
       この時代はあれよね、外国勢力下に
       あって、近隣のマケドニアとか
       プトレマイオス王朝とかの干渉が
       激しかった時代だよね。
 
 断れなかったのだろうなあ。
 
 ∧∧
(‥ )でも、この大図書館もシーザーの失火と
 □-  後のキリスト教原理主義者に破壊されて
    文献は失われてしまうと。
 
   (‥ )無念だね。
 
 聞いたことがある、イスラームによるエジプト征服の時、第2代目カリフ、オマールによって図書館と蔵書は焼かれた、というのはあからさまな作り話だろう、という話でもある。
 
 ∧∧
( ‥)オマールさんって直情型な
    人なんでしたっけ?
 
   (‥ )そういうキャラだから
       勝手に悪役にされちゃったのかね?
 
 
 

*ちなみにこの「古代アレクサンドリア図書館」。原本の引用文献が省略されているのはいただけない。


2011年11月20日日曜日

プトレマイオス王朝

 ∧∧
(‥ )テルモピュレーの戦いにおける
\-  最後のしんがりはスパルタ王レオニダスと
    スパルタ兵300+同盟軍数百が
    正しい編成みたいです。
 
    (‥ )前の書き込みは修正が必要か
        →*
       まあ、まんま残していてもいいかな。
 
 テルモピュレー(テルモピュライ)もさることながら、本を見ていたら、プトレマイオス王朝エジプトは...

 ∧∧
( ‥)テルモピュレーの戦いからさらに
    180年あまり後、ギリシャの
    諸都市国家が衰退し、
    マケドニア王国に事実上征服され
    アレキサンダー大王の後、解体した
    帝国から産まれた王朝ですね
 
    ( ‥)国家のすべての富を王家へ
      -□ 集中する、そういう仕組みを
        持つ国家。
 
 なんじゃこりゃあ?
 
 ∧∧
( ‥)まあ、状況によっては
    王国は王家の私有財産ですけども
 
    (‥ )それにしても極端だよね?
     □-  プトレマイオス王朝が
        統制経済だって話は
        聞いたこと
        あったけどもさ。
 
 プトレマイオス王朝に関してはパピルスによる記録が山のように残っているおかげで、実に多くのことが分かっているそうだ。ただおかしなことに、というか国家の性格上必然的なことに、私文書、公文書のいずれにも関わらず、文書の大半は王家の財政に関することだそうである。
 
 ∧∧
( ‥)...文章の読み書きができるのは
   知的エリートで官僚とかだから
   なんでしょうけども、私文書まで
   王家の財政のこととなると、
   なんかちょっと、げーって
   感じですかね?
 
   (‥ )採油植物はあらかじめ作付け面積を
    □-  決定し、種子は国から貸し出される
       もので、収穫の4分の1は税金、
       貸し出した分の種子を返却させ
       残りは公定価格で国へ強制的に
       売却させて、それを売って利益を出す
       なんかげろげろじゃねえ?
 
 こんな共産主義も真っ青なことやっていて大丈夫だったのかよ? と思うけども、どうもあまり大丈夫ではなかったらしい。
 
 
 
 

コペルニクス的転回

 Amazonでコペルニクスをキーワードに検索かけると地獄のような題名の本がぞろぞろ出てくる
 
 ∧∧
(‥ )なかなかこれは
\-
    (‥ )天動説から地動説へ、
        コペルニクス的転回なんていう
        革命の錦の御旗にされてしまった
        結果だよね。
 
    ( ‥)よーし、おいちゃんも
      -/ 書いちゃうぞー
 ∧∧
( ‥)やめて!!
  -
 
 コペルニクス的転回、これを題名に使うのは、色々な意味でちょっと痛いよなあ。
 
 

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