2020年3月26日木曜日
NY州ジリジリ上がる
公式の記録、過去のものがどこにあるのかよく分からんのでtwitterでの数字をとりあえず上げる。
米国ニューヨーク州における感染者と死亡者、死亡率は
16日 729 3 0.4%
18日 923 10 1%
22日 8115 60 0.7%
23日 15790 114 0.72%
25日 25665 210 0.82%
26日 30811 285 0.92%
∧∧
(‥ )...この死亡率の経過は
\− 韓国やイタリアで見たよな
最初は下がるが
やがて上昇へ転じる
(‥ )検査偏重すると
感染者という分母が
一方的に増えるので
見かけの死亡率は
いったん下がり
しかし
医療崩壊が起こると
死亡率が上がりだす
死亡率は発見した感染者の数と確認された死者の値でしかない。死亡率だけで一喜一憂するのは意味不明で、すべての死亡率は究極的には見かけの数字でしかない。
その見かけの数字がどのように出てきたのか? 数の大きさそのものよりもここが大事。
さて、医療崩壊というのはここでは広い意味で使っている。
例えば医療という仕組み自体はそのまま、つまり物理的な崩壊が起こっていなくても、軽症者が殺到すれば医療という経済活動は需要と供給の平衡が崩れて人が死ぬ。
これは物流システムがそのままなのに、需要が少し高まればトイレットペーパーが品切れになるのと同じ。
∧∧
(‥ )韓国はどうもこのあたりで
\− 踏みとどまったみたいだけど
(‥ )イタリアは
ここからさらに先へ
進んだみたいだよな
患者が増えればついに状況は飽和する。そして患者の増加と殺到自体が状況をさらに加速する。殺到すればお互いに感染が起こり、さらに感染が拡大し、医療従事者にも感染者が出て、1人の従事者が倒れればその分の負荷は他の人にふりかかり、それがミスを呼びおこしてさらに医療従事者が倒れていく。医療という仕組み自体が壊れてしまう。
∧∧
(‥ )イタリアの医療崩壊が
\− 言われ始めたのは
死亡率が2.6から3.5%へ
はっきりと上昇傾向を
示し始めた5〜8日の
ことでしたなあ
そして10日には5%に
上がってしまう
上昇は以後も続き
イタリアの死亡率
25日の値は実に9.8%
=>http://hilihili.blogspot.com/2020/03/blog-post_11.html
(‥ )ニューヨークは
25日には
上昇傾向に転じたが
これはすでに
医療崩壊した
とみるべきか
イタリアのように死亡率
3%を超えてからが
医療崩壊なのか...
さてどうだかな
ただ、クオモ知事は検査検査と言っていたが、あまりにも患者が増えたために対応を制限し始めたという話も出回っていた。
なるほど、NY州はすでに本格的医療崩壊の初期なのかもしれない。
∧∧
(‥ )でもこの話が本当なのか
\− 嘘や噂なのか
よく分からないよね
(‥ )ニューヨークタイムス
ニューズウィーク
CNN
あるいは英国のBBC
読めばわかるが
どこもかしこも
日本のマスコミと同様
バカ記事しか
書かんからな
ニューズウィークとかニューヨークタイムスとか、ありがたがって読む人間もいるが、実際のところその内容はほとんど日本のワイドショーと変わりがない。検討外れな思い込みにこだわって、検査、検査言うだけだ。つまるところマスコミの記事というものはローマ皇帝伝とか皇帝列伝のようなものであった。ほとんどはクズ情報で、価値があるのはほんの一文だけ、真面目に読み通すようなものじゃない。
∧∧
(‥ )ただどうも噂や伝聞
\− 発表される数字から
推測するに
ニューヨークの状況は
深刻な予兆を示している
これは言えますかね
(‥ )23日までの死者
114名のうち
98名
つまり86%は
60以上だったそうだが
イタリアほどでは
ないにせよ
死者が高齢者側に
偏ってる印象は
あるかねえ
NY州が実際に医療崩壊してしまうのか? それは見ていればわかることであった。現状、数字からすると韓国よりも深刻で、イタリアよりは楽観できるようにも思えるが、さて。
*同日3月26日 14:36以下追記
∧∧
(‥ )なんかねすでに崩壊していた
\− みたいですよ
本日の6:46のツイート
ええっと
People have died in the ER...
救急室でベットの空きを
待っている人々が死んでいく
十分な人工呼吸器がなく、
病院はどこも新型肺炎で
飽和状態
NYの病院は今や米国の
感染爆発の震央となり
医者はこれはもう
審判の日であると述べた
(‥ )検査検査と
ひたすらバカ記事を
書き続けてた
ニューヨークタイムスか
情緒あふれる
無駄の多い文章だが
言わんとすることは
わかりましたね
はいはい
∧∧
(‥ )ふーむ やはり死亡率が
\− 増加に転じた
23から25日あたりで
あふれてしまいましたかね
(‥ )なんか見てたら
NY市で医者をしている
いとこが言ってるんだが
と22日のツイートで
Situation is VERY VERY bad
Running out of PPE...
って公表している人が
いたんだな
状況は極めて、極めて深刻です。防護服(PPE)がつきました。ニューヨーク市にいる友人は同僚が新型肺炎に倒れ、人工呼吸器を挿管しています。新型肺炎でない患者さんも亡くなっています。その人に必要な医療を受けられないからです。状況は制御不可能です。以下云々
∧∧
(‥ )なるほどやはりこの時期に
\− あふれましたか
(‥ )検査偏重の場合
あふれて亡くなれば
検査数を
反映しているだけの
”感染者数”に死者が
追いつき始める
つまり死亡率が上がる
それにしてもだ
死亡率はかなり敏感に
状況を反映するのだな
∧∧
(‥ )さて...では
\− 兵庫、大阪、東京、愛知は
どうなりますかな?
(‥ )そうねえ正念場だねえ
*0327 16:30以下追記
∧∧
(‥ )27日現在 NYの死亡率は
\− 37258:385で
1%にまで上昇
(‥ )医療崩壊継続中か...
ただしいきなり2%台で
始まったイタリアと比べて
深刻さはやや薄い感じだが
さてどうなるかね