2020年1月23日木曜日
テコ入れ読書術
∧∧
(‥ )図書館の本にも傍線引いて
\− 読書の効率を高めよう!
といってる人の根拠に
「レバレッジリーディング」
という本が挙げられてまして
(‥ )まんま訳せば
「テコ入れ読書術」だな
レバレッジ(Leverage)は、レバー(てこ:lever)の語尾に...ageをつけることで、テコで動かすという動作自体を名詞化したものだから、レバレッジリーディングを訳すと「テコ入れ読書術」となる。
一応書いておくと、この「レバレッジリーディング」という本は、読書効率を高めるために傍線を引きましょうといっているだけで、図書館の本にそれをしましょうと推奨しているわけではない(読んで確認したわけではないが、少なくともその証拠はない)。
∧∧
(‥ )意識高い系の人が
\− ビジネス書を読んだあげく
図書館の本に勝手に
傍線引いているだけ
みたいだね
(‥ )図書の本に傍線を引いて
読書効率を
高めましょうなんて
炎上確実案件を
出版社が
許すわけないからな
元の本にそんなこと
書いてるわけないよね
それにもし、そんなことが書かれていたら、日本図書協会とかから抗議があってそれこそ社会問題化してもっと有名になっていたはずだ。編集も首になること、ほぼ確実。
ともあれこの「レバレッジリーディング」は売れているらしい。2006年発売から14年が過ぎた2020年現在、amazonでいまだに売上2000位台を保っている。これは商品として極めて優良。
∧∧
(‥ )中身が薄い
\− 読書家なら誰でもする
当たり前の内容
経歴自慢がうざい
いろいろ書かれてますが...
(‥ )むしろだから売れてる
そう考えるべきだべ
読書にテコ入れしてチャンスをつかめ! そんな煽りに飛びつくのは読書をそもそもしない人間だろうし、読書しないってことはそもそも本を読む能力が平均か、それより下ということだろうし、そういう層こそ消費者として当然厚みがあるし、本の中身そのものよりも経歴の方に安心感を持つだろう。
美術館にいけばわかるが、人間は目の前のものを見ようとはしない。説明文を読んで自分の見ているものの価値を保証してもらう方を優先するものだ。経歴を説明された方が、大半の読者にとっては嬉しかろう。
∧∧
(‥ )これがビジネスチャンスという
\− ものなのですな
(‥ )この手の金儲け案件
なんかないかな?