2020年1月10日金曜日
タイムズの撃墜情報
イランの首都、テヘランの空港から飛び立ったウクライナ旅客機が墜落したのは8日。
ちょうどイランがイラク国内の米軍へ弾道ミサイル攻撃をした直後のことだった。
∧∧
(‥ )そして10日の午前に
\− イランが誤射したという
話が出てきて
旅客機犠牲者で多かった
カナダのトルドー首相が
撃墜の可能性に言及
(‥ )ニューズウィークが
同様のニュースを
報道したけど
根拠がさほど
なかったんだけども...
その後、午後になってニューヨークタイムズがウクライナ旅客機がミサイルに撃墜される動画を入手したと公開。
ミサイルが当たっても旅客機がしばらくは飛び続け、なんとか空港へ帰ろうとしたこと。ミサイル接触から10秒後に轟音が響いたこと。つまり3キロあまり離れた場所から動画が撮影されたこと。そして動画に写っている背景からテヘラン近郊の住宅街(?)から撮影されたことが紹介されている(Googleで見るとParandという場所らしい)。
∧∧
(‥ )でもさ
\− これ一体全体誰が撮影したの?
現地時間の深夜で
ミサイルが旅客機に
当たる瞬間を動画に収めるって
どういうことよ?
(‥ )タイムズの記事を
見た限りでは
投稿者や出所が
書かれていなかったな
∧∧
(‥ )...これは陰謀論
\− 待ったなしでは
(‥ )イランが西側諸国と
関係悪化すると
利益を得る集団は
いくつもあるからな
陰謀を疑うのは
普通だろうな
少なくとも撃墜してしまったらしいのはかなり確からしい。とはいえ状況は戸惑うもので、各国のコメントはやや様子見という感じ。
20:10以下追記
動画は以下のようなものであった。
=>https://www.nytimes.com/2020/01/09/video/iran-plane-missile.html
分かりにくいが、左から光点が上昇していく、そして閃光が走る
次に新たな光点が右から左へ移動し、遠ざかる。これはミサイルが当たったものの、なんとか空港へ引き返そうとする旅客機と思われている。ちなみに画像の最後で近くにあるなんらかの設備(水とか油を入れる容器?)が映り込む。
ここからタイムズは場所を割り出した。タイムズが割り出した場所は、Googleで確認するにテヘランから50キロばかり南西にある町(大きな地名ではParandと表記される)の中ほどであった。
∧∧
(‥ )背景の住宅街に合う
\− 道端の設備というと
確かにここだね
タイムズが用意した
衛星画像はgoogleと
周囲の様子が
少し違ってるけど
たぶんここだ
(‥ )これさホメイニ空港の
滑走路の延長線に
あるんだよな
爆発音は10秒かかっており、音速を340メートルとすると3・4キロ。以上の場所から動画の撮影方向に向かって3・4キロの場所は、確かにちょうど滑走路の延長線であった。
∧∧
( ‥)でさ この撮影者は一体何者よ
滑走路の延長の町で
現地時刻の深夜に
動画撮影していて
しかも航空機にミサイルが
当たるちょうどその瞬間を
最初から視野に入れている
( ‥)テヘランの今って
−/ 最低0度ぐらいに
なるんだよな
そんな寒い場所で
一体何やってるんだよ?
という動画だね
動画には何の目的もないように見える。あるとしたらそれこそ最初からここで事件が起こることを知っていたとしか思えない。それほど目的が見えない無意味な背景の動画であった。
動画が拾う音も撃墜音以外は価値のない日常である。旅客機の轟音、野犬の鳴き声、爆発音、撮影者のものと思われる足踏みするような、土と小石がきしむ音、そしてやや緊張した呼吸音。
∧∧
(‥ )時々、青みがかかった
\− 白いモヤが動画に入るけど
寒いから息が白いのかも
しれないし
あるいはタバコの煙かも
(‥ )息にしては呼吸音と
あってないんだよな
風に流されて吐く息が
映り込んだり
しなかったりした
だけかもだがな
しかしタバコの煙と考えると分かる気もする。寒い中、タバコを吸って気を紛らわせ、足踏みしながらじっと時間を待っている。そんな風景と音の世界。
∧∧
(‥ )でもあれだよね
\− 仮にイランの米軍攻撃に
合わせて誰かが撃墜したのなら
イランの攻撃時刻を
知ることができた人間って
ことになるんだよね
(‥ )それはそれで
大変な話であるな
誤射なのか、誰かの計画なのか、なんとも戸惑う奇妙な動画。
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