2019年10月31日木曜日
現代美術は専攻を間違えた青二才の現実逃避
123億円で落札されたアメリカの画家、バスキアの絵
∧∧
(‥ )バスキアさんの絵は
\− 123億になった
これは権威になるんですか?
(‥ )ならんだろ
値打ちが権威になるのなら、お札は権威になるはずだ。
∧∧
( ‥)でもならない
( ‥)バスキアの絵を
−/ アメリカ大統領の
執務室に飾る人は
おらんべ
アメリカ大統領の執務室に飾られるのは、例えば19世紀末のアメリカ画家、フレデリック・エドウィン・チャーチのような、そういう画家であった
∧∧
(‥ )執務室に飾られるような絵が
\− 権威ある絵であって
これこそが
アメリカ社会の認める
芸術なのである
(‥ )バスキアとか
ウォーホールが
どんだけ高値で
取引されても
それって所詮は
オタク市場における話
でしかないのよね
もちろん、オタクとマニアの市場価格でしかないとしても、それ自体は恥じることではない。
モナリザだって同じことだ。それに300年後、モナリザの価値は0にまで下落しているだろう。
だから、バスキアもウォーホールも己の価値を恥じる必要はない。その価格がオタク市場における虚像でしかないとしても、そんなこと、どうでもいいことだ。
∧∧
(‥ )重要なのは
\− 権威という市場には
参加できないということでね
(‥ )ここを見誤るから
現代芸術家って
破滅するんよね
例えば日本の現代芸術家はこう言う。なぜ日本では現代芸術が受け入れられないのか? それは日本人の教養が低いからだ。
∧∧
( ‥)...日本で価値あるのは
日本画だからだろ?
( ‥)ミカドエンペラーが
−/ 会見する石橋の間に
飾られているのは
昭和初期の日本画家
前田青邨
(まえだせいそん)の
ものだからな
考えてみれば当たり前なのである。日本文化である以上、日本においては、日本画が一番地位が高い。
∧∧
(‥ )洋画なんて所詮は
\− 西欧列強と付き合うために
導入しただけの
お付き合い文化でしか
ありませんからな
(‥ )ましてやそれを否定した
現代美術なんか
日本では何の価値もないよ
当たり前だ。付き合うための文化を壊した文化など、付き合いにも使えない、ただのゴミではないか。
日本人が現代芸術に何の価値も認めないのは当然であり、これがわからぬ時点で、そやつは物が見えていない。その目の罪は重い。
では、現代芸術は海外なら価値があるか?
これもまた否である。
∧∧
(‥ )大統領の執務室に
\− 飾られている絵は
そんなんじゃないからな
(‥ )結局よ
現代芸術はどこにいっても
権威がない
マイナー通貨でしか
ないのよね
それを考えると、日本で現代芸術を先行した人間は見る目がなかった。
しかし、彼らは現代芸術を買わぬ日本市場を批判する。
要するにこれは専攻を間違えた学生の現実逃避なのである。