2019年3月24日日曜日
ネロ帝を召喚します
徳川政権における江戸の火事は、大阪、京都と比べてもあまりに多く、放火が多かったのではないか? という意見がある。推論でしかないが、その目的と効果は、復興需要を狙ったものだとも。
∧∧
(‥ )当時の江戸の長屋は
\‐ 焼失することを想定した
かなりな安普請だった
そうですなあ
(‥ )意図的な火災によって
貯蓄を吐き出させる
確かにこの場合
放火と大火は
公共事業にも
なりうるよね
もちろん、幕府はこんなことを認めてはおらず、防火対策もしているのだが、結果的にはそういうことが起こりうる。
さて、例えば今、企業は内部保留に金を使って社員に還元していない。だから消費は上向かず、物は売れず、景気は回らず、税収が増えない。政府は企業の貯蓄を強制的に吐き出させる仕組みを欲しがっており、内部留保に課税しよう、という話が出てくるものそれが原因。
強制徴収に強制消費。放火、公共事業、金持ちから資産を吐き出させる・・・・こんなことをやった人って誰かいったっけ??
(‥ )...ああいたわネロ皇帝
∧∧
(‥ )ローマ焼いて(風説)
\‐ ローマを再建して
金持ちを処刑して
資産を没収して
通貨を改悪してたよね
通貨の改悪。ようするに金貨の質を落とす。これは貨幣の価値の下落と、商品価格の上昇。つまりインフレをまねく。ネロ帝の経済政策は失敗だと言われることが多いが、実はこれ、貨幣経済が成長過程にある社会では貨幣の流通量が増えることは貨幣を使用する局面を増大させるわけでむしろ良いんじゃないの? という解釈もある(江戸時代にもこれと同じことがあったらしい)。
公共事業、退蔵資産の没収と流通、貨幣流通量の増大
∧∧
(‥ )ネロ皇帝のケインズ政策って
\‐ ところですかな?
(‥ )今の日本に必要なのは
ネロ帝の召喚かい?
ちなみに、ネロ帝のケインズ政策という文面は存在しないが、ネロのニューディール政策って論文ならあった。