2019年3月15日金曜日
誇大妄想国家ベネズエラ
∧∧
(‥ )信じがたい話だけど
\‐ ベネズエラでは
今回の停電に関して
政府の意に沿わない
現実的な発言をした
技術者が殺害されたり
行方不明になってるとか
(‥ )んー...
でもそういう国だよな
マドゥーロ政権はパラノイヤ国家だと言った人がいる。今回の大停電はアメリカのサイバー攻撃だ! 野党指導者がその黒幕だ! サイバー攻撃で変電所が爆発した! とか、そういう発言を踏まえてのことだ。
∧∧
( ‥)パラノイア国家
...誇大妄想国家だな
( ‥)ベネスエラが
‐/ リベラルや左翼に
人気があるのは
そのせいだろうな
リベラルや左翼。賢く、問題意識を持つ人々。
人より危険を察し、これが問題だと叫び、自分の思いに強い確信を抱き、自分に賛成しない人を敵と考え、自分の意見に沿わない情報を陰謀と解釈する。
これはまず第一にストレスに弱いこと、そして第二に非常に思い込みが激しいことを示している。思い込みが激しいとは、自分の確信に執着するということであり、執着するから他人の話を聞かないし、情報と整合して物事を判断するということができない。
∧∧
(‥ )その行き着く先は陰謀論であり
\‐ つまるところパラノイアか
(‥ )マドゥーロのおっさん
人気がないし
実務能力もない
石油はダメになり
経済はダメになり
すべてが八方塞がり
そんなところに
輪をかけるように
スペインのよからぬ
共産主義者がやってきて
とんでも理論を吹き込んだ
とかいう話があったよな
そしてベネズエラはスパイとか民兵とか、そういうことだけはキューバの支援でうまくなった。
駐日ベネズエラ大使が、”議会の暫定大統領はアメリカの副大統領との電話で後押しされて宣言した”、思わずこう言ってしまったように、マドゥーロ政権が政敵の一部始終、電話から何からなにまで、全てを熱心に盗聴していることは明白であった。
∧∧
( ‥)敵を諜報し
民兵で市民を脅し
警察特殊部隊で人を殺す
こういうことだけは
うまくなっちゃってね
大事なのはそこじゃ
ないんだけどねえ
( ‥)大停電だって
‐/ 市民が配給という形で
政府に依存する形を
強制できるわけで
むしろチャンスだよ
石油公社だけに電力を供給すればいい。そうすれば石油の輸出だけは再開できる。国民は見捨てて良い。石油を輸出して外貨をかせぎ、自家発電の燃料を機材と食料を輸入する。それをすべて政権と民兵と諜報機関で掌握し、国民を物不足の中に放置して、その生死を配給で縛り、奴隷にしてしまえばいい。こうすればマドゥーロ政権は安泰だ・・・・
∧∧
(‥ )と言いたいけども
\‐ それは絶対に不可能なんだよね
(‥ )本来なら可能なんだがな
ベネズエラの石油は
欧米資本じゃないと
採掘できない扱えない
なんちゃって石油
欧米資本を追い出して
中露に頼ろうとした時点で
ベネズエラは
詰んでしまったのよな
技術がないから産油を維持できない。産油を維持できなければ外貨は獲得できない。なるほど、病院がダメになろうが、患者や新生児が死のうが、餓死者が出ようが、伝染病やコレラやマラリヤが流行ろうが、政権からすればどうでもいい話だ。電気がなくなって国民が困窮しても政権は困らん。ハイパーインフレもどうでもいい話じゃないか。物々交換でもなんでもすればいい。
だがしかし、産油が途絶えたらどうなる? いや途絶える必要はない。必要不可欠を維持できる臨界以下にまで産油が先細りになる。それだけで、自家発電の燃料と機材と食料の輸入ができなくなる。そうなったらどうなる?
輸入はできないし、化石燃料がない限り、国内の農業生産物も輸送できない。
∧∧
(‥ )マドゥーロさん詰んだよね
\‐ でも自分が詰んでるって
分かってないんだろうね
(‥ )というかベネズエラの
国民が分かってないと
思うけどな
みんな考えていないか? 産油国だからいざという時は石油を売れば助かるはずだと。
だがしかし、そもそもその”石油を埋蔵しているというお話”が嘘っぱちだったら、前提が全部ひっくり返る。
要するにもう状況は詰んでるのだ。
しかも何が詰んでるって、詰んでるとは思ってないことにある。詰んでいると思っていない人間は、餓死の直前まで大丈夫だと思い込んで突き進む。そして餓死の危険に気付いた時は、もう手遅れだ。戻ろうにも体力がない。死ぬしかないではないか。
∧∧
(‥ )たとえアメリカが今すぐ
\‐ 全部の経済制裁を解除しても
どうにもならないだろうね
(‥ )というかだな
アメリカの経済制裁とか
ハイパーインフレとか
どうでもいいんだよ
採油能力が
喪失しかかってる
それを阻止する手段がない
問題の要点はそこだ
経済制裁だの、ハイパーインフレだの、産油国だの、そんなくだらないことに目を向けて口にした時点で詰んでいたのだ。あとはゆっくりと衰弱死するだけではないか。