2018年5月8日火曜日
これは社員切りですよね?
∧∧
(‥ )マッハ新書ってのが
\‐ twitterから出てきたそうで
(‥ )文章数千文字
あるいは数万文字を
即座の12時間で
pdf化して販売
誰でも参加
誤字脱字は読者からの
指摘で
直していきますか...
∧∧
(‥ )有料メルマガのpdf化販売?
\‐
(‥ )んー
というかこれ
出版社の
正社員切りじゃね?
誤字脱字は著者も読者も共同自発参加で直して、直したものをまた販売していく。要するにネットの進化的な淘汰にまかせることで編集を行うわけで、これは編集者切りであり、そして正社員切りだ。
∧∧
(‥ )どこでもそうだけど
\‐ 一回企業が大きくなると
正社員が金食い虫になって
会社を食いつぶして
しまいますからなあ
SONYも東芝もGMも
IBMもみんなそう
(‥ )それに一度事業が
苦しくなると
市場が縮小した
というだけでも
この人件費と
正社員が非常に
邪魔になって
くるんだよね
それを考えると、この正社員切り捨ては面白い試みではあるんだろう。というか即座に出せて即座に直せる。これこそが電子書籍に皆が求めていたもののはず。
∧∧
( ‥)かなり理想の電子書籍に
近づいた?
( ‥)問題は存続できるだけの
‐/ 金儲けが
できるかどうかだな
もちろん、そうなる可能性もある。むしろ成功するだろう。例えば、小説家になろう、というサイトのように自発的に参加する有象無象の執筆者の中から売れるものが出る。その売り上げが黒字を作れば問題ない。
∧∧
(‥ )しかも編集者切りしてるから
\‐ 人件費も最低限度にまで
切り詰めていられる
これなかなか
うまくいきそうですな
(‥ )売れれば紙の本にして
出したって
良いわけだしな
出版社が紙の本を出すのは、その利益の方が高いからだ。だから売れるものは紙にすれば良い。
マッハ新書自体はその第一号が「すべての出版社は多分潰れる」だったそうだが、なるほど人件費を切りまくって、それでも自発的に制作がなされる状況を作れば、その豪語も当然であろう。
∧∧
( ‥)しかもその気になれば
利益の多い紙の本を
出して儲けることもできる
こりゃあ良い感じですな
( ‥)まあ俺は参加しないけどな
‐/
∧∧
( ‥)おや消極的?
( ‥)性に合わないことは
‐/ しない方がいいんだよ
それにしても出版事情がなんというか、パンフレットを印刷配布していた中世になってきたようにも思われる。しかしその一方では市場が成長した時代に整備された紙の本を作る技術も体制も残っているわけで、なんとも面白い、あるいは奇妙な時代になってきたものだ。
この奇妙な有様、見極めねばならぬだろう。