2018年5月12日土曜日
襲来のΔ
Δ デルタ
ギリシャ文字のひとつ。小文字はδだが、大文字はΔ。その三角形から三角州を示すデルタ地帯の由来でもあるし
∧∧
(‥ )物理や数学だと
\‐ 小さい変化や量を
示す記号だよね
Δtと書いたら
時間timeが少し経過した間
(‥ )それはいいけど
由来はなんだろうな?
検索したぐらいでは分からない。もしかしたらギリシャ語διαφορα:ディアフォラ、違い、と関係があるかとも思ったが
∧∧
(‥ )英語のwikiが説明、文献抜きで
\‐ 引っかかるぐらいですかね
(‥ )んーどっかで誰か
書いてないかなあ
積分記号の∫ やΣが実はどちらもS。ラテン語のsumma、すなわち和の意味から来ているように、数学、物理の記号は何かしら意味がある。あるいは幾つかはそういうものだ。
∧∧
( ‥)そういう意味では積分記号って
”和”って書いているような
ものだよね
結構、まんまな意味
( ‥)もともと方程式は
‐/ 文章だからな
文章ではあまりにも
長くなりすぎたので
略号で示すようになった
けども
方程式となった今でも
あれらはあくまでも
文章なのよね
そういばネットで見たマンガの一場面。多分、魁男塾の一場面だろうけど、
∧∧
(‥ )方程式を見て
\‐ 数学の問題になんで英語が??
と愕然とする場面が
あったよね
(‥ )ごもっともですね
(a+b)(a+b)=aa+2ab+bb
これだって
日本語で言えば
あといの和を平方すると
あの平方といの平方と
あといの積が二つできます
と書いてるような
もんだよね
あからさまに文章なわけで
考えてみれば
なんじゃこりゃだよな
積分だって、この数列の0から無限大までの和を求めなさい、と書いているようなもんだ。それも和って文字で書いてるようなもの。
日本人だと全部無味乾燥な記号にしか見えないから、数学ってのはいかにも輸入品である。しかし、欧米人からすれば方程式ってのはかなり辛気臭い、古臭いものかもしれぬ。自分たちの中世文化から直接誕生したものなら、そういうものになるだろう。
∧∧
(‥ )いずれにせよΔは
\‐ どっから来たんですかなあ
(‥ )ディアフォラから
来たのなら
Δtは差時って書いてる
ようなものなんだけどな
どうなんだろうね
ちなみに本を読んでいたら、エントロピーを示す記号S。19世紀の熱力学者クラウジウスが割り当てたものだが、これ、なんでSなのか理由不明なんだそうである。
∧∧
( ‥)エントロピーって
どこにもSないよね...
( ‥)前々からおかしいと
‐/ 思ってたんだよ
理由不明かよ
エントロピーの記号がサみたいな状態。