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( ‥)今度は魔法か
( ‥)錬金術は現代人と
‐/ 発想が違いすぎて
理解が混乱する...
∧∧
(‥ )錬金術では火は物体の
\‐ 内部にあることに
なってるんだよね
だから木が燃えるってのは
木の中にあった火が
放出されていること
なんだよねえ
(‥ )俺たちはどうしても
火は大気中の酸素と木材の
化学反応だと
考えてしまうから
錬金術師の言ってることが
理解できない
だが考えてみればこれ、体内の元気が火として放出されていくのだ、と読み替えたからどうか?
∧∧
( ‥)ああそれだとなんか
ちょっと分かるね
間違いなんだけどね
( ‥)元気ってあれは
‐/ 五行説だかなんだかの
体内に満ち溢れる
エネルギーみたいな
ものだろ?
発想の根幹が同じだから
置き換えればまだしも
理解できるかなあ
そもそも五行説自体が四大元素論の異説だろう、ということを考えれば案外に正しい置き換えかもしれない。
∧∧
( ‥)理論体系が同じでないから
正確な対応になっているかは
疑問だがな
(‥ )いやあこの程度の対応で
いいんだよ
なんでかというに、四大元素説の火という概念自体が、三大原質説の硫黄と一緒になったり、エネルギーの概念のもとになったりと、そもそもがいい加減というか曖昧というか、諸説によってその有り様が変化したから。