2018年2月25日日曜日
中二病プラトンが賢い人にささやきます
哲学者プラトンは言った。洞窟の中に顔を動かせない人がいる。彼の前には影が次々に通っていく。それは彼の背後にある明かりの前を様々な物品が通ってできる影なのだが、顔を動かせない男はそれを知らず、目の前を通る影を真実だと考えている。
だが、真実を見た時、彼は真実を真実として信用するであろうか? 頑迷であれば影こそが真実だと言いやしないか? 言い換えれば、勇気さえあれば誰でも真実を受け入れることができるのだ!
∧∧
(‥ )...でっ?
\‐ 真実だという物品の数々が
真実であるという保証は
一体誰がしてくれるわけ?
(‥ )プラトンって
強烈に中二病だよな
プラトンは自分たちの意に沿わぬ無理数を葬り去ろうとした。そして無力化しようと試みた。
だが自然数を真実とみなしたプラトンの思惑と違って、無理数は自然数よりも圧倒的な存在である。そして現在の数学は無理数や、無理数をも超えた虚数や複素数の域にまでおよんでいる。
∧∧
( ‥)プラトンさんの言う
影を作る真実って
それこそが影でしか
なかったんじゃね?
( ‥)でもプラトンは
‐/ はるか太古の時代から
知識人に
受けがいいんだよな
多分これ、単純な理由だろう。頭がいい奴は、あなただけが真実を理解できる、というささやきに弱いもの。
∧∧
(‥ )プラトンさんを絶賛する
\‐ 人の文章を読んだら
君も勇気を持てば
真実をつかめる! と
書かれてましたね
(‥ )痛い...
痛いよなあ
俺はバカで
良かったぜ
やはりプラトンは人類史上初の中二病患者だ。それも大人になってから症状が絶頂に悪化した最悪で面白くもない事例。