2018年2月20日火曜日
今の物理学者はどんな黒魔術を信じているの?
科学は黒魔術から生まれてきたし、物理学の始まりはインチキ宗教だった。
∧∧
(‥ )それを考えると
\‐ 今の物理学者が
どんな黒魔術を信じているか
興味深いですね
(‥ )まあ物理学は
普通にピタゴラス教団の
支配下にあるから
物理学者は誰であれ
世界の背景に
数と秩序がある
という黒魔術を信じて
いるんだろうけどね
というか、自然現象の背景には数で示せる秩序がある、そういう信念が実際に成果を生み出してきたので、ピタゴラス教団やプラトン主義が名前を失っても、そのまま残っている。空気のごとく当たり前にあるので、物理学者は自分たちがピタゴラス教の支配下にあるという認識も自覚すらもできていない。それだけの話なんだろう。
∧∧
(‥ )そういえば100年前の
\‐ 物理学者マッハは
検知できないもので
科学を作ってはいけない
と強行に主張して
観察不能の原子論に基づく
統計力学を作った
ボルツマンを執拗に攻撃して
自殺に追い込んだんだよね
(‥ )マッハは子供時代に
遠近法が理解できなくて
終生それから
逃れられなかった
とか言うな
*例えばデヴィット・リンドリー 「ボルツマンの原子」180ページにそんな話が出てくる。
要するにマッハのいう素朴な主張は、多分、認識がごく初期の幼児が見せる状態のまま止まって生まれたものではなかろうか?
∧∧
( ‥)初期段階の幼児は
カーテンの裏に隠された
ぬいぐるみが
本当に消えたと
認識するらしいからね
隠れる前のぬいぐるみ
後ろから出たぬいぐるみ
二つの観察をつなぎ合わせて
それらは同一だと
仮説をたてて理解することを
していないようである
( ‥)遠近法が理解できないとか
‐/ 見えるものだけを
信じようとするとか
理論上の存在を
とにかく
排除しようとするとか
マッハは
認識の発達が非常に
未熟なままだったことを
うかがわせるよな
そして、見えるものだけ、計測できるものだけを信じるべきだ、という主張は現代人から見ればかなり雑な議論でもあろう。
∧∧
(‥ )例えば僕らは自由の女神を
\‐ 見たことがない
見たことがあるのは
これがニューヨークにあると
主張されている女神の画像
それだけだ
実物を見たことのない僕らは
自由の女神を仮説抜きでは
存在認定できない
(‥ )というか自分すら
見たことがないからな
人間は自分を24時間観察しているわけではない。必ず、自分を認識しない空白の時間が存在する。
∧∧
( ‥)つまり自分が昨日の自分と
同一の連続した実在である
という認識は
単なる推論で
観察に基づかない
あやふやな仮説である
(‥ )それを考えると
直接観察できて
測定できるものだけを
扱うべきとか言い出す
マッハって
考えがいかれてるよな
自分の存在すら
仮説なのに
仮説存在である我らの
観察だけが正しいって
一体どんな自爆だよ
だが、100年前、マッハの主張は大変人気があったそうだ。
∧∧
(‥ )なんででしょうね?
\‐
(‥ )雑な議論だから
自分は他人と一味違うぜ
と思い込みたい人に
受けたんじゃね?
雑だからこそ受けが良くて人気が出る説というのは結構ありがちだ
∧∧
( ‥)反対に言えば
見えないものや仮説
さらには
黒魔術を信じていても
それが理解に役立つ限り
別に構わないわけだ
(‥ )でっ話は戻るのよ
今の物理学者はどんな黒魔術を信じていて、それはどんな効果を上げている?
ピタゴラス教団やプラトン主義そのままではないだろう、一体、君らはどんな味付けをしたのかな?