ニュートン以来、完成を見た完璧な理論と思われた古典物理にも説明不可能な現象があった。
理屈の上では熱せられた容器から放出されるエネルギーは無限大となる。陶器を焼く窯を覗き込んだが最後、焼かれてしまうはずなのだが、そうはならない。
あるいは、光が金属に当たった時、電子が飛び出す。強く当てれば勢いのある電子が飛び出すはずだがそうはならない。電子の勢いはなぜかいつも一定。
あるいは、原子核の周囲を電子が回っていることは明らかだが、これまでの物理学で考えると、電子は即座に勢いを失って原子核に吸い込まれ、原子はつぶれてしまうはずだが、そうはならない。
∧∧
(‥ )これを説明したのが
\‐ エネルギーには
最小単位が存在するという
量子論だったわけだけど
提唱された1900年前後
ほとんど誰からも
見向きもされなかったし
提案した本人たちが
半信半疑だったりするし
そればかりか
エネルギーどころか
原子の存在さえ
信用されなかった時代
(‥ )僕らには当時の人の反応が
もはや理解できないよな
僕らは学校で
物体は原子や素粒子という
分割不可能な
単位でできている
そして
エネルギーにも
最小単位があると
最初から習っている
∧∧
(‥ )現代人にはもはや常識な
\‐ 物体とエネルギーの最小単位
それ考えると
教育ってすごいよね
(‥ )常識が書き換えられると
驚きまで書き換えられて
しまうからなあ