2017年12月1日金曜日
運命に人はなすすべなし!
∧∧
(‥ )80年代
\‐ あなたが中学の頃の
ビッグ3って
(‥ )ずうたいでかいだけの
わがままな馬鹿
日本車は右ハンドルだよ。アメ車のままでは日本の狭い道では動かせないよ。そこを考慮しないと日本で売れないよ?
そう言っても言われても、何一つ変えようとせずに買え、買え、言うだけの企業。
∧∧
( ‥)こういうイメージ
( ‥)そして当時の日本は
‐/ 人件費が安くて
飛ぶ鳥の勢いでな
日本人が優秀なのは
漢字、カタカナ
ひらがなを使うからに
違いないとか
訳分からんことを
言ってる奴らが
いた時代だ
しかし人件費が上がれば、人件費の勾配は消滅し、金がどばどば流入することはなくなった。そして日本では土地バブルがはじける一方で、あろうことかアメリカで住宅バブルがわきあがり、調子に乗ったアメリカ人が日本人に経済を教えますとかたわ言を言っていた2000年代。
∧∧
(‥ )そしてアメリカのバブルが
\‐ はじけて
それでも日本の識者は
アメリカはすごい!
アマゾン、アップル、グーグル
と賞賛する2010年代
(‥ )その一方では
ビッグ3は破滅だ
この時、自分が中学の時から30年が過ぎていたが、ビッグ3が日本向けの自動車販売で努力したとか、成功したとか、そういう気配は何もないままだった。
∧∧
(‥ )でかく成長した企業って
\‐ 最後はそういうものだな
一切なにも新しいことを
結局はしないままに
滅びてしまう
(‥ )日本の東芝、ソニー
シャープ
これらも同じ運命を
順調にたどっておる
そして日本の識者は、いや、どこの国でも識者って連中はそういうものなのだが、見当はずれの絶賛を行うのである。
識者というものは、俺は目の付け所が違うぜ! とアピールするために物事を賞賛する。これに気づける俺すごいぞ自慢であり、それをする動物だ。
アマゾン、アップル、グーグルは素晴らしい! これを生み出したアメリカは素晴らしい!
識者がそう賞賛する一方で、だがしかし、アメリカ国内の労働者たちの困窮はまったく無視されている。
∧∧
(‥ )ぶっちゃけた話
\‐ アマゾンもアップルも
グーグルも雇用の創出には
寄与しなかったという
ことですなあ
(‥ )ここには物理的な制約が
人間を拘束していること
それしかないのだ
企業が成功して巨大になれば、社員の最適な戦略は一切何もしないことになる。給料が保証されているのなら、それ以上、利益を上げるには働くという支出を無くすしかなくなる。つまり最低限度の働きだけをして後は何もしない。さらに何かして失敗すると失脚だから、何かするわけにはいかない。とにかく、責任を回避するようになる。
∧∧
( ‥)そうして組織は必然的に
金食い虫の社員に
食いつぶされる
シロアリ家屋となる
(‥ )ビッグ3はなすすべが
なかった
東芝もソニーもシャープも
同じ運命をたどった
アマゾンもグーグルも
アップルも
いずれそうなる
今、識者は中国はすごい! ここがすごい! と目の付け所が違うだろ自慢で忙しいが、それも結局は自慢であるから見当はずれであること自明だ。
∧∧
(‥ )中国の企業も
\‐ すでに人件費は飽和し
必然的に
増大するシロアリ社員に
くいつぶされる運命…
あと20年か30年ですか
(‥ )その時には識者は
次の目の付け所自慢を
見つけて
ここがすごい!
ここがすごい!
と言い立てているだろうな
どこかな?
インドかね?
タイかな? ベトナムか?
成長した企業はなすすべなく社員に食いつぶされるもの。
成功した新興企業は、デタラメの試行錯誤の中からたまたま成功しただけのこと。
そして、そこにさもなにか秘密があるかのように識者がたたえるのは単なる目の付け所自慢。
いずれも目先の利益とその場の利益を追求した結果である。
ただただ人は物理的な制約の中に拘束され、必然の運命のなかをよろめき進むにすぎぬ。
∧∧
( ‥)つまり自分に自由意志がある
という信念を放棄せよ
(‥ )そして
俺は目の付け所が
違うぞ自慢
こんなものを聞くな
そこに
自慢以上の意味はない
未来の方位磁針には
なりえない
そういうことであるぞな