2017年9月28日木曜日
火事場見物の野次馬は放火犯にあらず
(‥ )いやだってよ
けものフレンズは
これにてお仕舞い
木っ端みじん
後は炎上を見て
楽しむしか
ないではないか
∧∧
( ‥)またぶっちゃけやがったな
いつも思うのだ。キャンプファイヤーの火ってなんであんなにぞくぞくするんだと思う?
∧∧
( ‥)燃えてるからだろ?
(‥ )焼いてるからだよ
人間の娯楽は殺人ショーだ。いつだって楽しみは闘技場にある。それは炎天下の高校野球から水戸黄門に至るまで、明白な基本方針である。
人は殺人ショーを見て、殺される相手に憎い相手を重ねる。上司、同僚、家族、先生。誰もが心に抱えた殺人衝動を昇華せしめ、社会を円滑に回す。それが聖なる娯楽、殺人ショーだ。
それを踏まえれば、殺人ショーを見て眉をしかめる人間など、人として品性が出来ておらぬこと明白。
だがそんな我らもそれだけでは飽き足りぬ。
ある日、殺人ショーの合間に演じられた安っぽい演劇の中に、一服の楽しみを人は見つけた。形容しがたいゆるい低予算なまったり物語。
またあれを見たい。
皆がそう望み、渇望したその矢先、それを目の前で奪われた。
なればどうする?
∧∧
( ‥)焼くか!?
(‥ )いやいや何を
おっしゃいますやら
燃えてるのを見物している
だけですぞ?
火事場見物をしている野次馬は放火犯にあらず。そうであろう?
そして娯楽の根幹は殺人ショーだ。それも高い地位の者が燃やされれば燃やされるほど人は喜び狂喜乱舞する。娯楽を作る者はこの大原則を忘れてはならぬ。ショータイムは今、この時ぞ。