2017年9月14日木曜日
恐怖こそ
ライフハックというのはただの気休めだ。単に、自分はこんな奥の手を聞きかじったから、これからもう安心だと言うためだけに買い入れるものである。
∧∧
(‥ )それでもまともな記事を書く
\‐ ライフハックを教えろと
言われたらどうします?
(‥ )名のある人が
名のある書店から出した
高い本を買え
最低でも5000円以上
できれば数万ぐらいのやつ
∧∧
( ‥)権威主義?
(‥ )権威というものは
実績、実力をもって
維持し続けなければ
継続できない
それを知っている権威主義は
強いものだよ
本はその点ではかなり良い条件をそなえている。テレビや新聞はこうはいかない。テレビや新聞は内容が雑でも見てくれさえ良ければ垂れ流しで視聴してもらえるし、しかも手早く作らなければいけないからそもそも質の保持が難しい。見てくれの保持で精一杯だ。
∧∧
(‥ )でも名のある出版社で
\‐ その名を汚すまいと
連綿と作業し続けてきた会社は
裏を取ることを知り
だれに書いてもらえれば良いか
必要な人を知り
時間をかけて校正して
質を維持できる
汚すわけにはいかないという
恐怖がそうさせるのである
(‥ )恐怖は緊張感を産むからな
恐怖がないやつの仕事は
雑なもんさ
すぐに安心して
手抜きへと崩壊しよる
そしてこういう本は売れないので、必然、高くなる。どうしても5000円とか7000円を越えてくる。1万とか2万とかも珍しいものではない。
∧∧
( ‥)でっ? そういう本を
選んで買って読めば
記事を書くには十分?
(‥ )いや全然役に立ちませんね
なぜか? ライターはそういう高い本を読まないのだ。
というか読めないのである。
本の内容を知るには内容を理解するための基礎知識が必要だが、それが無い。これは安い本を読んできたので知識が足りないというせいでもあるし、経済的な事情もある。
∧∧
(‥ )本を読むことに2日かけたら
\‐ それだけでライターは
日給が2分の1になって
しまいますからなあ
こういう経済事情を考慮すると
ライターが高い本を買って
読むという選択肢はありえない
(‥ )本を読む時間が必要経費に
なってしまって
純利益の目減りを
もたらすのだ
ライターがまともな本を
読むことは
原理的に不可能だ
不可能だからライターが
正しい内容の
記事を書くことは
やはり原理的に不可能だ
そしてまた次のことも事実なのである。名の知れた人が名の知れた出版社から出した高い本を読めば良い、という方法は、記事を書く上ではライフハックになりえない。
∧∧
( ‥)記事を書くための
ライフハックって
じゃあなんだ?
(‥ )聞いた話から
自分が思いついたことを
書きゃいいのさ
そんな思いつきの嘘八百を書いたって、誰も気づきやしない。だって書き手ですら無理であきらめたことを、書き手が書いたものを読む連中ごときが読むわけないのだから。
∧∧
( ‥)それでいいんかい?
(‥ )それを今やっているのが
マスコミだろ?
しかしそれでもなお、言うのである。恐怖と緊張感を持たねばならないのだと。人は嘘を書いてもぱくっても分かるまい、ばれるまいと安心すると、あっという間に手抜きの最底辺、仕事の位置エネルギー最低状態へと崩壊する。
∧∧
(‥ )そんな状態に崩壊した
\‐ 連中が書く記事なんて
嘘がばれるんじゃね?
(‥ )それがばれているのが
今のマスコミなんだろ?