2017年8月23日水曜日
なんとアメリカがイスラーム並の文明国になったとな??
∧∧
(‥ )アメリカの白人至上主義者が
\‐ DNA検査したら
黒人の血がかなり入っている
事実を前に困惑したり
まあしょうがないよねで
現状を受け入れたり
(‥ )そりゃ相当に
混血してるしな
誰もが知っていて
誰もが語らぬ現実を
前にしたら
こういう反応だろう
とはいえ、この反応、一部リベラルが想像していたようなものではないだろう。
人種間の遺伝的違いなんかほとんどないんです。そう言うと差別主義者たちはうろたえる。そうドヤ顔で言う間抜けなインテリや知識人、リベラルは多いものだが
∧∧
( ‥)そんな主張も期待も
無意味だと
(‥ )白人は
日照量の少ない場所で
ビタミンを合成する際
有利な白になり
有色人種は日照量が多く
紫外線を遮断することが
有利な黒になった
これ自体は単純な自然淘汰だが、ここにさらに、好みの違いや集団の隔離による遺伝浮動やらなにやらが加わった。そうしてできたのが、人種、民族、あるいは地域ごとの顔、形、色、容姿であった。
∧∧
(‥ )自然淘汰で出来た特徴も
\‐ そのまま好みになったよね
白は白を好み
黒は黒を好む
(‥ )そうした好みで形成された
見た目にこそ重点が
置かれておるし
好みと見た目が遺伝子の
産物である以上
我々が重視するのは
人体を形成する無数の
遺伝子のうち
ほんのごくわずかだ
これ当然よね
つまりこういうことなのだ。
遺伝子のほとんど全部が同じであることなど誰も注目しないし、興味も持っていない。全人類が注目するのは、ほんの一握りのわずかな遺伝子の違い、ここなのだ。
∧∧
(‥ )だから人種間、民族間の
\‐ 遺伝的な違いなんか
ほんのわずかだ
とドヤ顔したところで
誰もそんなこと
気にしないのである
馬鹿ですね? お前?
で話は終了
差別開始待った無し
(‥ )見た目が大事なんよ
実際、我々自身がそうだ。人種だ肌の色だ、そこを気にしない人でも、相手の容姿に対する好みは存在する。ほら、人種以上に細かい、ほんのかすかな遺伝子の違いに注目しているではないか。
だったら遺伝子の事実上すべてが同じだという現実を突きつけられたぐらいで、白人至上主義者たちが動じないのは当然なのである。それが当たり前だからだ。
∧∧
(‥ )でも黒人の血が入っていても
\‐ お互いに
白人至上主義者でいようとは
アメリカ文明は
大変な進歩をとげたのですな
実に素晴らしい!
イスラーム並みではないですか
(‥ )イスラームの平等性を
説明する文章に
次のようなものが
あったからな
アメリカでは1滴でも祖先に黒人の血が入っていれば、それは黒人と見なされる。だがイスラーム世界では、3代交わればそれは白人として扱われたと。
∧∧
( ‥)イスラーム世界のそれも
差別と言えば差別だけど
永遠に出自がついて回る
アメリカよりは現実的な
社会であったのだと
( ‥)アメリカもこれからは
‐/ イスラーム世界並みに
開かれた文明社会に
なっていくというわけか
進歩したなあアメリカ
ちなみに、3代交われば白人だ、という世界観だったからといって、別にイスラームが人種差別と無縁であったというわけではない。
イスラーム世界は奴隷に大変依存した社会で、もちろんそれは近代ヨーロッパの奴隷よりはずっと良いものであった。人身売買の対象ではあるが、彼ら奴隷は職業を紹介される身で、専門職として雇われ、社会の上位に出世できたからである。
∧∧
(‥ )でも黒人奴隷のザンジュと
\‐ 白人奴隷のマムルークでは
扱いがずいぶん違うよね
(‥ )ザンジュは下層兵士など
これに対して
マムルークたちは
遊牧騎馬民族の戦士
その強大な力ゆえに
マムルークは
国を乗っ取って
奴隷でありながら
王朝を築いてしまうからな
マムルーク朝の指導者にしてモンゴル帝国軍を史上初めて大会戦で破った男。これゆえ時に、人類史上最強の男と言われるバイバルスもマムルーク。すなわち軍人奴隷。
∧∧
(‥ )でもザンジュの皆さんは
\‐ あまりねえ…
(‥ )有名な黒人奴隷
宮廷を牛耳った
黒人大宦官ムータミンも
サラディンに
ぬっ殺されちゃう
だけだしね
そして相変わらず、ムータミンで検索するとgoogle先生は、はいはいムーミンのことですよね? 分かってるんですよ、ムーミンと打ちたくて、ムータミンと間違えただけですよね? と大宦官ムーミンの検索結果を出してくれる2017年。
∧∧
( ‥)ムータミンかわいそす
(‥ )ムータミン!
ムータミン!