2017年3月30日木曜日
ドヤ顔する知識人がいない全滅エンドは多分失敗
∧∧
(‥ )良く出来た全滅エンドって
\− どういうものだろうね?
(‥ )放送終了後
主人公はあの時
こうすれば勝てました〜
とか
こうだから負けたのです
負けたのは必然です
馬鹿です阿呆です
とドヤ顔して語る奴が
あらわれる
∧∧
( ‥)そんなもん?
(‥ )ミッドウェーはこうすれば
勝てた!
とか
大日本帝国は
こんなに馬鹿で
負けるのは必然で
それに気づける俺様
すげーだろ?
天才だろ?
俺様を誉め称えろよ
ってドヤ顔する知識人が
ごろごろいるべ
現実の歴史に対してそういういちゃもんをつけたり、あるいはドヤ顔する人間がいる。
だとすれば物語であっても、それが良く出来た物語なれば、やはりそういうドヤ顔をする人間が現れるであろう。
∧∧
( ‥)反対に悪い全滅エンドだと
(‥ )この話、整合性なくね?
と言われるべ
∧∧
(‥ )出来が悪い全滅エンドだと
\− 物語に整合性が
なくなるのだと
(‥ )いわゆる恣意的
御都合主義ってやつだな
唐突に新キャラ出したり
モブが脈絡なく
決定的な役割をしたり
新要素だしたり
設定を変えたり
キャラクターの各種数値を
勝手に脈絡無く
変更したりする
ロールプレイングゲームを意図的な全滅に導く時、舞台設定するゲームマスターが地雷や罠をしかけるというのはありかもしれないが…
∧∧
( ‥)ゲームマスターが
キャラクターの幸運値を
勝手に下げたり
知性や理性を勝手に
上げ下げしたり
勝手に
ジョブチェンジさせたり
はい、今ここに地雷が
あることにしました
はい、踏んだ!
とかやられたら
そりゃあ
プレーヤーは
萎えるでしょうなあ
というかマスター失格
(‥ )物語はRPGではないけど
視聴者や読者は
キャラに感情移入して
いるからな
プレーヤーと
ほぼ同じことが
言えるだろうな
∧∧
(‥ )ゲームマスターだからといって
\− 他人の数値を
勝手に変えんじゃねえよ
場を恣意的に変造するなよ
お前はお前自身が
自分に与えた手札で
勝負できんのか?
とか言われたら
そのRPGは確かに
失敗でしょうね
(‥ )それを整合性のなさという
そして
物語がそう言われたら
やばいよね
駄目だよね
そして、整合性がないとは、あの時、こうしていたら勝てました、とか、俺様だったこの時こうするね、とか言えなくなる、ということでもある。
そりゃそうだ、整合性のない世界で、こうすれば勝てるとか、だから負けたとか、具体的なことを言えるわけがない。
∧∧
( ‥)仮に言えたとしても
それは抽象論とか
精神論になってしまうだろう
こういう人は死ぬのが当然だ
とか
世の中そういうもんだよ
とか
こういう人は生き残っては
いけないんだ
とか
(‥ )それって黒魔術の
世界観で
呪術であって
現実の説明じゃないのよね
そしてそんな説明に
なってしまうのは
当然なのよね
そりゃそうとしか言えまい。だって、整合性がなければ具体策が出るわけもなく、具体策がなければ抽象論と精神論で説明するしかないではないか。
もちろん、こういう抽象論や精神論でドヤ顔決めることも出来ると言えばできる。
だがしかし、やはり所詮は抽象論。
抽象論のドヤ顔はぼや〜んとしたものになってしまうだろう。ドヤ顔するその表情を我々はよく拝めないのである。
∧∧
(‥ )つまり
\− ドヤ顔する評論家が
出ないようでは
評論家のドヤ顔が
はっきり見えないようでは
その全滅エンドは
抽象的で整合性がなく
失敗なのである
(‥ )まあそんな感じじゃね?
少なくとも現実を見るに、これだから日本はWW2に負けたのだ! と後付けしたり顔で自慢する知識人がごろごろ出てくるのだ。
現実的な物語ならこれと同じやからが放送終了後、幾人も現れよう。
なればこうである。ドヤ顔する評論家が出てこない全滅エンドは失敗作であるのだと。