2015年10月2日金曜日
股間と胸のパクリは致命的ではないだろうか?
写真を参考に描く。
複数の写真を結合するとそれはコラージュになる。
100年前のエルンストの時代はいざしらず、コラージュは、今では認めがたいものだろう。
それなら先に構図を決めてから探せばどうか? 決めてから、参考になる写真や画像を探し描く。
筋肉はどうなっているか、ふくらみやへこみはどうなっているか?
先に決まっているのなら、すべては後付けの参考である。つまりトレスは回避される。
たまたま非常に都合の良い写真があったとする。これをこのまま描いたらもろパクリだ。では複数の写真を参考にして、それらをつなげたら?
∧∧
(‥ )当然、二つの写真
\− そのままでは
くっつかないのが
普通だよね
(‥ )つまり
くっつくように
写真の視点を
変える必要がある
写真は立体をある視点から見て投影した二次元である。視点が一致しない限り、同じものを撮影した写真であってさえも接合は難しい。
複数の写真を結合するには脳内で把握した立体を動かし、調整しないといけない。当然、そのためには写真のまま描いても意味はない。元写真に似てはいるが、違うものを描いてから接合するのだ。
∧∧
( ‥)この時点で写真から
逸脱するわけだ
(‥ )反対に
写真を
そのままトレスして
イラストにする
さらにオリジナル感を
出すために
複数のトレスを結合する
これは実のところ
むしろ難しいからな
骨組みはこうだからこう結合しなければならない。するとこうなるはずだ。だからこのままでは駄目だ。さらに視点を調整しよう。
こうやって出来上がるものは、参考にした写真ともはや別物だ。トレスにはならない。実際、トレスしていない。当然、コラージュでもない。
∧∧
(‥ )でも世の中には
\− トレスしたあげくに
うまく接合しちゃう人も
いるよね
(‥ )あれはかなり器用で
根気づよいと
思うのだけどな
当てはまる
都合の良い
写真やイラストが
見つかるまで
ひたすら探すのかな
例えば古くからアイドルの顔とヌード写真を切り貼りするというものがあった。これはちょっと考えれば分かるように、非常に難しい。パソコンの登場で画像加工は大変な進歩を遂げたが、技が必要である点では昔と変わりない。
だが、今でもそっちの方で技を発揮する人はいるのである。さっき見た事例は、このイラストはキメラだ! といってネットで取り上げられていた女性キャラであった。それはどうやら、名の通ったイラストレーター、有名なアニメ、あるいはちょっとマイナーなゲーム、それらの女性キャラの部分部分をうまい具合に結合したものである。
∧∧
( ‥)気づく人も気づく人だけど
トレスしちゃう
その人も器用なもんですね
( ‥)...んー
−/ 股間と胸をぱくったのが
致命的だったのかな?
∧∧
( ‥)なにゆえ?
(‥ )男性が女性キャラを見る時
一番注目する部分だろ?
ここでぴんと来たら
後は芋づる式だよな