2015年7月23日木曜日
境界線の山々
冥王星の新しい映像
=>NASA’s New Horizons Finds Second Mountain Range in Pluto’s ‘Heart’ | NASA
∧∧
(‥ )画面左の暗い領域は
\‐ クレーターがある
右の明るい領域には
クレーターがなくて
山がある
(‥ )指摘されているけども
暗い領域のクレーターに
明るいのが流れ込んで
クレーターの底を
埋めているね
流れ込んだ、ということは液体だった、ということなんだろう。
∧∧
( ‥)でも液体だったとしたら
その白い領域に山がある
(‥ )山がある
でっぱりを支えられる
強度が地殻にあるか
あるいは浮力があって
山が浮いている
そのどっちかだろうけど
かつて液体だった、というのなら浮力で支えていた、ということになるんだろう。つまりそもそも浮いて突き出ていた、ということになる。
∧∧
(‥ )溶けた水に氷山が浮かぶような
\‐ 感じですかね?
(‥ )もしそれがこの山なら
水の流れで
黒と白の境界線に
掃き寄せられたようにも
見えるよね
分布の偏りは説明できるし
つじつまは
合いそうだよね
とはいえ、例えば溶けて割れた氷が水に漂う時、こんなぎざぎざした形をするものだろうか?
例えば木星の衛星エウロパは氷の下に海があるようだし、溶けて割れて氷が漂ったと思われる地形がある
=>https://www.google.co.jp/search?q=europa+ice+rafts&client=safari&rls=en&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAcQ_AUoAWoVChMIpcGZn4vwxgIVy6aUCh0L7wcB&…
でもこの地形、当たり前だけど表面が平らだ。氷が割れて漂うのならこうなるだろう。
∧∧
( ‥)それを考えると
冥王星のこの山って
なんだろうね?
北極海から流れ出す
氷山のようなものと
言えばもっともらしいけど
( ‥)でもどうだろうね?
‐/ この山は高さが
1.5キロあるそうだ
それを水面下で支える
氷山の本体部分って
一体全体どんだけ
でかいんだい?
それに、そんなでっかい本体が水面下にあったとしたら、こんなみっちり密集できるものだろうか?
あるいは実は周囲の物質と密度が全然違うのだろうか? 例えば純粋な水の氷と、水にメタンや窒素や一酸化炭素が混ざったものは密度も挙動も融点も流動性も全然違うとか。
∧∧
(‥ )研究者はこれをどう
\‐ 説明するのでしょうね?
(‥ )そのうち論文が
出てくるのだろうなあ
探査機は膨大なデータを取得済みだけど、それを地球に送信するには長い長い時間がかかる。それに基づいて論文が書かれるまでさらに時間がかかるから、1年、2年先ということになろうか。
あともうひとつ気づいたことがある
∧∧
( ‥)地球の北極の氷山って
どうやってできるわけ?
(‥ )水が凍ってできます
グリーンランドの氷河が
割れて出来ます
それが溶けてギザギザに
なるんですー
とか知ったかぶりな
当てずっぽうは言えるけど
具体的には知らないな...
考えてみれば冥王星どころか地球のそういう自然現象も良く知らない。
∧∧
(‥ )研究はされているはず
\‐ なんですけどね
(‥ )未知のものに出会って
考え始めると
身近なものを
知らなかったことに
気づかされるものだが
これもそれか
冥王星の氷の山がなぜ周囲から突き出ているのか? 浮力で浮かんでいるというのならその原因はなにか? そしてなにより
∧∧
( ‥)なんで冥王星の山は
こんなにカクカクした
形をしているの?
そこが説明できないと
駄目であると
( ‥)地形と形を説明するって
‐/ 実は相当難しいこと
なんだよね