2015年6月1日月曜日
ブヨと瞬間接着剤
先日の話になってしまうけども、原稿を描いていると、妙なしみがあった。オレンジ色のしみである。
はて? インクなんか使っていないはずなんだがな。
別の紙にもしみがあった。先ほどのしみよりも赤い。
∧∧
(‥ )...これ血だよね?
□‐
(‥ )気づけば手首に
° 小さな虫刺されの穴が
これはブヨだなあ。あるいは海にいった時に手首で何かしていた小さなハエのような昆虫のせいかもしれない。まあ似たようなものだ。ブヨはハエやアブの仲間で吸血性だ。
∧∧
( ‥)しかも蚊よりも
ひどい症状が出る
( ‥)かゆみは少ないけど
° 刺された周辺の組織が
破壊されるのかな?
はれるし
血がにじむし
滲出液っていうの?
黄色みを帯びた液体も
出てくるし
しかも傷が塞がらない
一か所で何回も刺す場合もあるらしい。複数の刺され傷が塞がらないまま、じくじく浸出液がにじみ出ることもある。今回のは小さな穴がひとつだが、針に刺されたよりもやや大きい穴が皮膚に開いて、液体や血がにじんでくる。もちろん、固まらない。あるいは固まってもすぐに開いてしまう。傷が直らないのだ。ブヨの吸血痕はひどいもので、虫刺されの塗り薬もまったく効かない。
( ‥)とっ言う訳で
‐° 取りあえず
瞬間接着剤で
穴を塞ぎまーす
∧∧
( ‥)また乱暴な措置を
とはいえ、そうでもしないと原稿に血がついてしまう。
傷口は固まって。しかし翌日見てみると、瞬間接着剤はもう外れていた。
(‥ )...でっ傷が
直っているんですが?
∧∧
( ‥)はあ?
まさか瞬間接着剤に薬効成分なんかあるまい。塗る前よりも傷口がほんの少し広がって見えたから、破壊された組織が固められて、それごと取れたということだろうか? 少なくとも、浸出液がとめどなく出てくるということはなく、傷口は乾き。経過は順調である。
あるいはもとから直りかかっていて、直って見えたのはたまたまなのかも知れぬ。
∧∧
(‥ )あんまりおかしな
\‐ 民間療法を広められても
困るからね
(‥ )また今度
試してみるか