2015年5月23日土曜日
一升瓶という設定には無茶がある
学生時代のことを思い出せば分かるが、多くの人間は長い文章をそつなくこなすことができない。
∧∧
(‥ )それなりに書ける人は
\‐ ごくわずかですか
(‥ )ネットの美談や
すばらしい話が
胡散臭いのは
これが原因だろうね
奇妙であれ、美談であれ、悲惨であれ。あるいは悲劇であれ、喜劇であれ、飛び抜けた話とは、ごくまれに起こる出来事である。
そういう出来事は分母が巨大でないと表立ってこない。
twitterのように、ごく短い文章で出来事を報告するというのならともかく、長い文章で整然と説明されたとっておきのエピソードは、いかにも胡散臭い。
∧∧
(‥ )そういうネットの美談で
\‐ 一番怪しかったのって
どんなのです?
(‥ )仕事で赴任していた
日本のおっちゃんが
現地の部族間抗争を
調停するために
一升瓶を持って
単身で乗り込んだ
という話かな
中東で
∧∧
( ‥)アルコール禁止の
イスラーム世界で
一升瓶ですか
( ‥)まあ、あの世界は
‐□ イスラームだけでなく
色々な宗教や集団が
存在するから
一概には
否定できないけどね
だがしかし、微に入り細にわたり長々と描写されたまれな話、というだけでも胡散臭いのに、話が成立する前提条件までもがまれな状況を必要とする、というのはいかにも無理があろう。
∧∧
( ‥)創作美談がはびこるのは
ネットの闇ですかね?
(‥ )需要と供給だろ?
ネット以前は
雑誌記事がそういう
捏造と創作だったから
何も変わらないよね