2015年2月2日月曜日
知的生物は存在しない あるいはまれにいてもそれは馬鹿
こんな残忍で野蛮なことをする。人間は真の意味で知的生物であるなどとは言えません!
∧∧
(‥ )どこかにまだ見ぬ
\‐ 理想の相手がいると仮定し
見たことも無い
空想上のそれと
相手を比較して
現実の方を罵倒する人
(‥ )これってさ
処女で巨乳で幼なじみで
お母さんみたいに
包容力があるのが
真の女の子
お前はそうじゃないから
お前は女の子じゃない
だから死ね!
そう罵るのと同じなのよね
だがしかし、処女で巨乳で幼なじみで以下省略、と言うと
∧∧
(‥ )なんかものすごく駄目っぽい
\‐ 人だよね
(‥ )ところが
人間は残忍だから
知的生物とは言えない!
というと
この場合はそこまでは
思われないのよな
まあ、ちょっと残念な人かなー? とは思われるだろうが、処女で巨乳で...とか言うのに比べたら残念度が低くはないだろう。
∧∧
( ‥)奇妙な非対称だね
なぜだろうね?
(‥ )むしろこれが知性の正体
なんじゃないか?
思うにこうではなかろうか?
処女で巨乳でお母さんみたいに包容力のある女の子でないと嫌だ!
という主張は、無能っぽく聞こえるのである。
つまり、繁殖という、いわば戦場において、こいつは駄目な奴だ、足手まといだ、一緒にいたら俺まで巻き添えを食う、周囲にそう判断されているのではなかろうか?
∧∧
(‥ )でも穏やかで冷静なのが
\‐ 知性なのです
そういう絵空事を述べると
主張内容自体は
処女のお母さんでないと嫌だ
というのと変わりないのに
評価されうる
(‥ )つまり知性の評価基準とは
訳分からん
現実的でない
ありもしない思いつきを
とうとうとしゃべる
そこにあるってことだ
つまり繁殖の場が生きるか死ぬか、実利一辺倒の戦場だとすると、知性における勝負の場は、大ほら吹き大会に近いということなのではなかろうか?
∧∧
( ‥)つまり知性というのは
その根本が
馬鹿で阿呆でほら吹きで
実用目的がまるでない
無用の産物であると
( ‥)実際さ
‐□ 知性が有用なものだったら
人間だけが
知的生物になるなんて
ありえないんだよな
ある日、肉食動物の走る速さが少し速くなった。草食獣の犠牲者が増えるが、当たり前だけども、もともと少しだけ足の速い草食獣は生き残る。こうして自然と対抗できるように進化が起こる。
つまり競合している種族同士がいる世界で、一方的に片方だけがどんどんエスカレートする、なんてことは原理上ありえない。
チーターのように高速走行に特化したようなものがいるにしても、それは速く走れる面々の中の、無理をしてさらに速く走れるようになった人、という立ち位置だ。無敵でもなんでもない。事実、チーター以外の草食獣や他の肉食獣の全員がのろまなままではないし、原理上、そんなことは起こりえない。全員がある均衡状態の中にいるはずだし、現実はそうであるように見える。
∧∧
(‥ )ところが知性の場合
\‐ 人間だけが突出してしまった
(‥ )均衡状態にないとは
知性や知能には
有意義な効果がなかった
だから対抗策として
他の動物が
知性を向上させることも
起こらなかった
人間の知性とは本来
意味も有用性もない
そういうものだ
その証拠なのかもな
そして思うに、冒頭のような主張をする人は考えてみればはるか昔からいたのだろう。神を人間の理想とする人はいたようであるし、現在ではどこかにいるだろう宇宙人がその役割を担っている。事実、そういう映画やSFは実際にある。作者は見たことも無い宇宙人や知的生物を勝手に想像して、それを使って現実を否定するのである。
つまり、この手の人間は有史以来、ありもしない空想上の存在を物差しにして現実を評価し、そして罵倒してきたのだ。
だがしかし、このこと自体が、知性とは無意味なほら吹き能力であるということを論証しているように見える。
だとすればこうではなかろうか?
この宇宙に生物はいるのだろうが、知的生物は人類の他に存在しない。いてもごくまれで、そして彼らは人間と同様、馬鹿でほら吹きで、支離滅裂なことを言っているだろう。
∧∧
( ‥)気が合いそうだね
(‥ )近親憎悪という言葉が
あってだな
これはhilihiliのhilihili: こんなものが知的生物と言えるか! とはかなりの馬鹿発言の続き
*進化が適者生存であることを考えると、肉食獣は必ず草食獣の足の速さに追いつくはずだ。だがそうではなく絶えず草食獣がわずかに速い。つまり生存競争など起こっていないのではないか? 進化は嘘ではないか? と主張する人がいるので一応、書いておくと、これは間違いである。理由は色々とあるが、例えばの話、夕食にされたらそれで終わりの草食獣と、夕食を逃したらお腹すいたなー、になる肉食獣とではかかってくる淘汰と、その圧力が違う。進化が淘汰の圧力で進むものである以上、圧力が違えば結果は異なる。草食獣の足の速さに肉食獣が追いつく理由はない。