2014年7月9日水曜日
造影剤と熱と血液の軌道
CTスキャンを受けたら
∧∧
(‥ )肝臓に影がありますよ、と
\‐
(‥ )おやおや
人生も折り返し点を
過ぎると
色々とガタがくる
そういうことかな?
別の病院で造影剤を使って検査してくださいねー。そう言われて先日、造影剤であるヨードを注射して再度撮影。
∧∧
(‥ )造影剤を注入しつつ
\‐ CTで撮影、さらに
数十秒の間を置いて
撮影ですか
(‥ )時間経過と共に
分散するヨードから
血液の挙動を見る
そこから
血管と組織の有様を
探るみたいだね
でっ、結果は
∧∧
( ‥)特に問題無し
肝血管腫なる症状
というか
構造であると
なんかありがちというか
生まれつきのもの
みたいだね
( ‥)影になって見えたのは
‐□ 細かい血管が
密に集合した
部分だそうだな
画像を見せてもらったが
最初の画像において
影は造影剤で白く
次の画像ではこれが
拡散していくのだ
まあ、結果自体はなんてことないものなのだが、興味深いのは造影剤たるヨードの注射。
医者が言うには、ヨードを注入すると体が、かーっ と熱くなりますよー、とのこと。
∧∧
( ‥)どうだったのよ
( ‥)ああ、うん
‐ 左手から入れられたが
30秒も経たないうちに
胸、喉、頭、腰回り、
尻という順番で
熱が広がったのだ
ヨードを含んだ血液が
みるみる
体内をめぐっていく
その様子が分かったよ
もちろん自分は、造影剤の注射によって熱を感じる、この原理を知らないし、原理によっては”熱の感覚=血液の移動”とは限らなくなるけども
∧∧
(‥ )でもスキャンと画像と
\‐ 説明からすると
腕から注射された
造影剤があっという間に
肝臓まで到達するのは
間違いないですよね
(‥ )あんなに速いとはなあ
当然のことかも
しれないけど
いざ実感すると
不思議な感覚だよね
熱自体は、なんというか酒を飲んだ時のような感覚だ。かすかに喉元に気持ち悪い感じがあったが、それも酔っている時と少し似ている。ただ、あくまでも酔ってはいないわけで、頭や知覚が麻痺するということもなく、明瞭だ。少し気持ち悪いと感じたのも、頭が明瞭なせいかもしれぬ。熱の感覚は数十秒もすると衰え、2分程度で消えた。