2014年5月3日土曜日
夢と実力と優秀さは未来について無言である
自分には夢があった。才能もあると思った。事実、クラスの誰よりも、学年の誰よりも優秀な成績を収めることが出来た。
∧∧
(‥ )100人に一人
\− 1000人に一人の能力だ
(‥ )それで勘違いして
人生を詰んだ奴が
いっぱいいてだな
可能かどうか? それは結局条件次第だ。
10人に一人の能力でも、その居場所に必要なものが5人に一人程度で良いのなら、ちょこんと収まることができる。
しかし、1000人に一人の能力でも、10万人に一人ではなければ勤まらない場合、その立ち位置には当然、潜り込めない。
∧∧
(‥ )1000人に一人というと
\− 日本人口へ均等にならせば
12万人だね
(‥ )ちょっとした規模の
都市レベルですよ
こんなもの才能でも
なんでもねえ
もちろん、人口1億2000万に均等に当てはめるというのは現実的じゃない。もはや退職した高齢者も、生まれたばかりの新生児もそこには含まれているからだ。とはいえ、それを考慮しても1000人に一人の成績とは、あまり大層なもんじゃないのは分かる。
∧∧
( ‥)でも、1000人に一人って
そのインパクト自体は
大変なものだよね
( ‥)だから己の人生を
−□ 見誤るのだろうな
自分には夢がある。それを実現できる才能もある、事実、実力がこのようにあるはずだ。
だのになぜだ??
そういう恨みは良く聞く話でもある。
∧∧
( ‥)良く聞く話、ですか
(‥ )そりゃあれだ
都市人口に匹敵する
数だでな
都市に匹敵するほどだもの、この手の声がものすごくうるさくなるのは必然。
∧∧
(‥ )どうしたものでしょうね?
\−
(‥ )真に受けるな
周囲を見回せ
かなあ
∧∧
( ‥)他人の目を気にしろと?
(‥ )いや、退路を確保し
選択肢を探して
あるいは別ルートを
発見せよと
夢は計画の目的でしかないゆえに、計画の正否については沈黙している
実力は、その力がその夢と計画に必要であるのか十分であるのか? それを語ってくれない
優秀さは、その優秀さが実現に必要な条件を満たしているのかどうか、それについてはまったく保証していない
∧∧
(‥ )夢と実力と優秀さは
\− 未来について何も
語ってくれない
(‥ )そんなもの、
当てにしてはいかん
そういうことだろうな