2013年8月13日火曜日
美しいなんてのは後の話だ
美しい国、日本
( ‥)だが残念、美しさ、では
戦に勝てないのだ
∧∧
( ‥)美しさ、誇り、
守るものは必要でしょ?
確かにそうではあるんだろう。
汚いものを守りましょう、と言うのはちときつい。倒れても、名誉がないのは死に損だ。
(‥ )だが、美しさでは
腹はふくれないし、
弾は補充されないし、
エンジンは動かないし、
必要な、訓練された
兵士もそろえられない
∧∧
( ‥)まあ、美しさ、では
勝てませんねえ。
危機に直面すると必ず、美しさ、とか、誇り、そして楽園を約束する者が出る。
∧∧
( ‥)国土と心の美しさ、
その保証ですか
( ‥)だがね、こういうのはね
老人のたくみな嘘なのだ
老人は、腹黒いか、あるいはすっかり世間擦れしてしまったか、あるいはよりありそうなことだが、ボケているせいで、自分の薄汚いエゴイズムをひそかに公衆に混ぜ込むのがうまい。しかも、無自覚にやっている。
∧∧
( ‥)美しい国、とは
老人のエゴイズムですか
( ‥)美しい、とは
調和だろ?
調和。なんのこっちゃない、それは既得権益の防衛だ。それもあからさまな。
∧∧
( ‥)言い換えれば
調和では戦に勝てない。
(‥ )戦は調和の破壊だ。
そもそもこの世界に
調和なんてないのさ。
人と人のエゴのぶつかり合い、国家同士のぶつかり合い。
戦が起こるとはそういうことで、調和はこの世界の本質ではなく、うごめき、流転するのが世界の姿だということに他ならない。
世界にあるのは調和ではない。均衡だ。
∧∧
( ‥)すなわち調和とは不自然
( ‥)じじいはな、すぐに
調和とか言って、自分が
手にしたものを次世代に
渡す事を拒否するのだ。
美しいとは、死にかけた老人の薄汚い欲望の隠れ蓑でしかない。
∧∧
( ‥)本当に必要なのは
(‥ )死と闘争、そして
次世代だ。
∧∧
(‥ )でもまあ、破壊された
\‐ 国土よりもきれいな土地を
後に残す方が望ましい
でしょうね
(‥ )それは当然、だが、
その時でさえも
美しいは役に立たんぞ。
まずは勝たねばならぬ。美しいなんてのはその後の話だろう。