明け方、公園のベンチでぼんやり空を眺めていると人工衛星が眼についた。
*
∧∧
( ‥)やや規則的に増光している
みたいですね
( ‥)あれかな、複雑な
形をしているのかな?
ちょうどホタルが明滅するような感じで増光、減光を繰り返し、北東からやってきて、天頂付近の白鳥座を過ぎ、わし座の片翼をかすめて、南西へ消えていった。
※*
∧∧
( ‥)ちかちかっと光りましたよ
( ‥)多面体か、部品が
突き出ているっぽいね。
ちかちか太陽光を反射して
いるんだな
暗くなっていく途中で増光すると、いきなり出現したようにも見えた。
∧∧
( ‥)以前見た、夜空で急に光って
消えた光点ってこういう
ものなの?
(‥ )わからん。あれはひどく
明るかったし。
この人工衛星は
そこまで極端な増光を
していないし、
あれは眼の錯覚だったの
かもしれないし...
ともあれ、色々なことがありうる、ということは分かる。
今日の明け方は、タイミングがよいせいか、やたらと混雑しているように見える空だった。短い間だが人工衛星が六つ移動していき、流星が二つ流れた。