2013年5月14日火曜日
それは、おわた、でしょう
hilihiliのhilihili: 地形の改変者の続き
世の中、間違ってる。そう言うことが間違いだ。
∧∧
(‥ )こういうことを言うと、
□− 反感を持たれることが
ありますよね。
(‥ )ああ、でもそれは
おわた、だな。
世の中、間違ってる。それを言うことがすでに間違いだ。
そうおっしゃるが、世の中の間違いを指摘しないと間違いは是正できないではないか。
言わんとすることは分からんでもない。
だが、こういう反論をするとは、例えば彼は、次ぎのようなことを考えているのではないか?
∧∧
( ‥)もしかしたら、発言者は
間違いを指摘すれば
間違いが是正できる、
そう思っているのでは
ないだろうか?
( ‥)つまり、おわた、だな。
このガラスは割れている。
このガラスは割れている。
100万人がこれを唱えたら、では割れたガラスは元に戻るか?
戻らない。
戻すにはガラス職人が必要だ。
∧∧
( ‥)100万回唱えたら
誰かが直してくれるかも
知れません。
(‥ )ガラス職人がいれば、
だろ?
より正確には、ガラスの原料を採掘する場所、それを調整する技術、技術を伝承する学校や図書館、教育機関、材料を運ぶ物流、工場、販売先、これらすべての需要をこなし、金額を支払ってくれる消費者。そしてその必要に応じて育成されたガラス職人、これらが必要。
∧∧
( ‥)つまり社会の地形が
その要望を満たしていれば
要望の声は満たされるだろう
(‥ )では、そうでないなら
どうなるかな?
そうでないなら、”間違い”を指摘してもどうにもならん。”間違い”を100万回唱えても誰も直せん。
唱えるのではなく、これらのすべてを作らねばならん。
それが満たされない限り、
世の中間違っていると言うこと自体が間違っている。あなたはそうおっしゃるが、間違いを指摘しなければ世の間違いは是正されないでしょう。
という主張がかなえられることはない。
∧∧
( ‥)つまり
(‥ )つまり、おわた、だよ
なにひとつできまい?
なぜって、なにひとつ自力で作っていないからだ。
望むよりも地形を変えよ。
∧∧
(‥ )成功した人はほぼ
□− 0のようですが
(‥ )歴史的に見て
不可能ではない。
だがほぼ不可能だな。
∧∧
( ‥)つまり
(‥ )やっぱ、おわた、だねえ
それがいやならせいぜいあがいてみることだ。