2013年2月8日金曜日
牢獄への道
( ‥)ホウライエソめんどくせー
–□
∧∧
( ‥)発光器が規則正しく、しかも
ものすごく多いですからね
真面目に描くと数千個あるらしい。*大きさの都合上、省略せざるおえなかった部分あり。
∧∧
( ‥)まあ、描けたからいいじゃ
ないですか
(‥ )さすがに疲れた、
体がぎしぎし言ってる
さて
教養、教養ねえ。
∧∧
(‥ )ホメロスの詩
\– 聖書
考えてみればどっちも
神話と伝説、宗教ですね
(‥ )でも内容はそんな
堅苦しい話じゃないのよな
むしろ冒険、戦、勝負、
不思議、恐怖、性、死、
欲、勝利、対話、問い、
そして答えと謎。
人間にとって重要なもの
結局、人気のある物語が
教養になる。そういう風に
見えるがね。
大体、人気があればこそ、皆の共通の土台になって教養になるんである。
一方、考えてみれば純粋神話とか純粋冒険なんてない。神話のための神話とか冒険のための冒険もない。
∧∧
( ‥)純文学もどう定義するか、
ですけども
( ‥)定義なんか意味はない
–□ 以上の歴史を見れば結果は
おのずと明かよ。
時間を経ても残るのは冒険と不思議、勝利と恐怖、財宝と飢え、性と死、答えと謎だ。
∧∧
( ‥)つまり純文学もラノベも
漫画も、いかなる定義、
カテゴライズであれ、
あらゆる物語はすべからく
その方向へ淘汰される運命
(‥ )今ある本のほとんどすべて
生き残ることはできないのだ
時々、ブックオフの小説コーナーを買う気もないままに訪れて見渡すけども、あれは感慨深い。かつてベストセラーになった様々な小説が流れ着く場所。
( ‥)タイムマシンの一場面を
–□ 思い出してしまうの
だよね。
∧∧
( ‥)ああ、楽園に住む人類が
もはや必要ない知恵を失い、
読まれることがなくなった
無数の本が図書館の遺跡で
チリの山になっている場面ね
いずれもすべて消えゆく運命
∧∧
( ‥)しかも、今は出版界が
急速に縮小する時代
(‥ )今、あらゆる本は
淘汰を受け、
生存をかけて進化の
真っ最中さね
気晴らしに特化した漫画、娯楽に特化したラノベ、必要に特化した教科書
何をどうカテゴライズするかにもよるが、生き残るのはこの3つで、おそらくそれ以外はまあ絶滅するだろう。あるいはこう、
絶滅に近似。
∧∧
(‥ )純文学は教養と歴史に
\– 特化するのでしょうか?
(‥ )物語にかかる淘汰の質を
考えればそれは非常に
不自然な道だよね。
あまりにも人為的、
作為的すぎるよ。
それはやはり牢獄への道。牢獄は牢獄だ。そんなことではもう生きているとは言えない。そして保護されて生きるものが教養になることなどないのは道理。