2012年11月9日金曜日
偉大なる大賢者
(‥ )策が思いつかないけど
努力はしたのだ、という
誠意を見せつける
アイテムください。
∧∧
( ‥)折り鶴ですね?
24分の1ゴールドです。
さて
*の続き
∧∧
(‥ )歴史上、最大の中二病患者さん
\– というと誰だと思います?
(‥ )怪しげな新興宗教、
神秘思想家、錬金術師
そういう人たちが候補で
彼ら甲乙つけがたし
しかし、個人的には
プラトン
∧∧
( ‥)はあ、まあ、アトランティス
書いた、というかでっち上げた
というか、したのは確かに
あの人ですしね
( ‥)中二病のまさに根源
–□
プラトンの作品、クリティアス。9000年の昔、つまり現代人からすればおよそ1万と2000年あまり前、はるかヘラクレスの柱(ジブラルタル海峡)の彼方にあるアトランティス帝国が地中海に攻め寄せてきた。地中海世界西方をことごとく征服し、さらに東へ侵攻せんとする帝国軍を迎え撃つは古代アテネの人々、以下ウンウン
∧∧
( ‥)古代エジプト帝国を差し置いて
自分のね、ふるさとがね、
アトランティスになすすべなしの
地中海を救うため立ち上がった
というぶっとび話ですよね。
(‥ )恥ずかしげもなくそんな話
を書いちゃうのだものな
あんたの故郷、先進国の
エジプトや中東から科学、
数学を学び、導入したし
現在はスパルタ相手に敗北
超大国ペルシャの干渉、
マケドニアの台頭、
アテネ市の独立はもはや
危機的という状況でね。
いや、そんなひどい状況だから、だろうか? そしてしかし、
これを中二病といわずになんという。
あるいはむしろ架空戦記かもしれない(技術も資源もないけども、アメリカ相手に大日本帝国が勝っちゃうぞ〜、という内容の)。
∧∧
(‥ )そのせいなのか、未完で
□– 終わったせいなのか、
アトランティスは
オカルトの世界じゃ
鉄板ですよね
(‥ )何を中二病と言うのか、
中二病とは何か?
それはともかくとして
アトランティスがその手の
人を引きつけるのは、
そもそも書き手が同様な人
だったからじゃないか?
という疑惑よな。
∧∧
( ‥)そういえばプラトンさんの師匠
ソクラテスさんはダイモーンの
声が聞こえる、と言っていたの
でしたっけ? まんま解すると
精霊のささやきが!! という
意味合いだから、これぞまさに
中二病っぽいですよね?
(‥ )でもさあ、同じ弟子でも
クセノフォンが書いた
ソクラテスの思い出を読むと
ちょっと意味合い違うと
思うのよな。
なんていうの? ぴんときました、程度の意味というか(そりゃあ当時の人は現代日本人よりももっと迷信や信仰やおまじないを信じていたわけだけど)。
*クセノフォン:プラトンの弟子で、全員戦士だったギリシャ市民の中でも雇われ、請われ、ペルシャのクーデターに参加するなど、傭兵、あるいは職業軍人に当たるような人だった。そのせいか、書いている内容は具体的で読みやすい。
*ダイモーン:古代ギリシャで信じられた霊的存在。日本語では鬼神とも訳されるけども、神よりはもっと人間に近しい、精霊みたいなイメージらしい。良いダイモーンや悪いダイモーンという言い方もあるし、新約聖書でもダイモーンと書いてる箇所がある。ちなみにデーモンの語源で、キリスト教の普及以後は悪魔的な扱いになった模様。
∧∧
( ‥)プラトンさん、師匠を
精霊憑きな人にしちゃい
ましたかね?
( ‥)プラトンなあ、あの人、
–□ 妙なんだよなあ。
師匠の無理数の証明は
はぶいちゃうし、
同期で若いテアイテトスの
証明も、議論の余地はある
けども紹介しないし
なんかこのおっさん、大丈夫なんだろうか? という疑惑。そして大丈夫じゃないその理由と原因こそ、実は・・