2020年3月14日土曜日
クマもどきの例え話
例えばこう考えてみよう。山に危険な動物がいる。普段は人を恐れて隠れているが、たまに山中で人間と鉢合わせてしまうことがある。するとその動物は人間に驚き、警戒し、慎重に後退りして逃げようとする。しかしこの時、刺激があるとびっくりして逆上、人間を襲うのであった。
∧∧
(‥ )まあ要するにクマだな
\−
(‥ )10人で山に入った時
この仮想動物
クマもどきと
出会ったとしよう
リーダーは皆に小声で言うだろう。クマもどきだ。みんな動かないで。あれは動くと逆上して襲ってくる。
こう言われるとみんなはじっと固唾を飲んで動きを止め、クマもどきを見つめる。
しかしこの時、勝手に逃げ出す人間がいる。
∧∧
( ‥)それが賢い人間だと
(‥ )賢い人間がtwitterで
他人をバカにする言葉を
見れば彼らの思考は
よくわかる
私たちは勉強ができて、努力してきた。だから高収入だ。勉強も努力もしなかったお前たちは貧乏で負け犬で、国家や民族や日本人であるという他人の価値にすがって生きるしか能がないと。
∧∧
(‥ )反対に言うと
\− 賢い人間は他人にすがらず
勝手に逃げ出すというわけだ
(‥ )そりゃあ勉強の努力とは
自分勝手な利益で
自分だけのものだからな
賢い人間は他人の迷惑を
考えたりせんよ
だから賢い人間は反社会的になるし、反社会的で一匹狼の俺は格好いいと考えるし、実際には空気を読めないだけの引きこもりだし、いざという時は真っ先に逃げる。
∧∧
( ‥)でっ他人に迷惑を
かけるのだと
( ‥)今、賢い人間は
−/ 発狂寸前でな
新型肺炎の検査を
受けたいのに
受けるなと言われるし
受けても良いじゃないか
そうつぶやくだけで
ぼろくそに言われるから
今にも死にそうだよね
そりゃそうだ。今まで自分勝手に生きてきたのに、今になって隊列を組んでその場でじっとすることを強制される。こんなプレッシャーに賢い人間は耐えられない。そもそもそんなプレッシャーに耐えられたら、引かれたレールの上を歩いて今の地位にまでいこうとはしなかっただろう。今の自分であること。それ自体が彼らの臆病と限界を示している。