2019年12月30日月曜日
暗くなったベテルギウス
1ヶ月前に見た時、オリオン座ベテルギウスの光度は0・6等...
∧∧
(‥ )...だったのだけど
\− 最近ちょっと暗く
感じるよね
(‥ )ポルックスよりも
やや暗いから
1・3等ぐらいかなあ
=>http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/qa/betelgeuse.html
調べると、ネットでもみんなが暗くなってる、と言ってるわけで、見間違いではないらしい。
∧∧
(‥ )でも1ヶ月で
\− 0・6等も暗くなるって
どんな原理だろうね
(‥ )太陽の1000倍の
大きさを持つ星だものな
そんな大きな面積に
短期間で影響を与えるとは
どんな現象かな?
ベテルギウスは木星軌道に匹敵する巨体の星。人間のロケットのように毎秒数十キロで動く物体でも、木星軌道に到着するには年という時間がかかる。何かが起きて、それが星の光を変えたのだ。そう言うのは容易いけども、だがしかし実際問題としてこんな巨体の星の光度を1ヶ月で0・6下げるってのは思うよりも難しかろう。
とはいえ、ベテルギウスではないけど、ミラのような変光星だとそういう短時間の減光がある。実際、今のミラは2ヶ月前までは3等だったのに、現在多分、4等の半ばぐらいにまで暗くなっている。
∧∧
( ‥)でもベテルギウスと
ミラって同じ赤色巨星でも
ちょっと違うはずだよね
( ‥)ミラの顕著な減光は
−/ 膨張と温度低下で
酸化チタンが
形成されて
引き起こされたよな?
膨張で星の温度が低下して暗くなる。このみならず酸化チタンが形成され、光を吸収する。こうした変化ならば、星の表面同士の近い遠いに関係なく、条件が同じなら同時一斉に起こる。これなら巨体の急激な現象進行は理解しやすい。
∧∧
(‥ )ベテルギウスも
\− 酸化チタンで減光するん?
一応、酸化チタンが
あること自体は
確かみたいだけど
(‥ )さあ?
なんだろうかね