2019年7月17日水曜日
ブロンズの手はどのように挙動する?
ダム湖の近くに学校がある。学校の美術の授業では、ブロンズで手を作る。しかしそんなものを持って帰りたい学生はいない。邪魔だし重い。だからダム湖に捨てる学生がいる。ある時、事件が起こり、ダムの水を抜いた時、警察の前に現れたのは湖底から突き出た無数の手であった...
∧∧
(‥ )という話がネットで
\‐ 時々回ってくるけど
美術で作るブロンズの手って
ブロンズ粘土を
使っているだけで
本物のブロンズ(青銅)では
ないよね
(‥ )湖底にすてたら
粘土は水を吸って溶けて
崩れるだろうな
明らかに作り話だね
粘土は砂や土より結合力があるから意外と残るのでは? と言い訳することは可能だ。しかし小さな生き物が蠢き、物を擾乱(じょうらん)していく水底で、それが通用するかといえばかなり怪しい。単純に考えて作り話とみなすべきだろう。
∧∧
( ‥)そもそも事件があったから
ダム湖の水を抜くってこと
実際にあるん?
( ‥)んー? どうだろう?
‐/ 事件 ダム湖 水抜きで
検索した限り
そんな事例はちょっと
見当たらないが...
ちなみに冒頭の小話、2010年、2chに書かれたものが由来っぽい。
∧∧
(‥ )ブロンス粘土で手を作る...
\‐ 今もこの授業ってあるの?
(‥ )さあ?
twitterで検索したけど
思い出話だけで
今の時間軸か分からん
それと、美術のブロンズの手は台座が木製だ。水に沈めると木の浮力で逆さに沈むようにも思われるけども...
水中のブロンズ像の挙動とは真剣に考えれば意外に深い。
∧∧
( ‥)そもそもなんで
ブロンズ粘土って
緑なのよ?
青銅って赤金色だろ
(‥ )まあ古いブロンズ像や鐘の
錆びた緑青の色を
再現しているんだろう
けどな