2019年4月5日金曜日
自然保護は矛盾であり 金があると甘えが生じる それは青い
矮新星おおぐま座SU星が増光しているらしい。
∧∧
(‥ )暗くてよくわからない...
\‐ 多分11等級の中か後半
(‥ )昨晩も見えたし
継続しよう
さて
アニメ、漫画、ネットと展開するコンテンツを育てる。そういう目論見で始まった企画けものフレンズは、しかし、ケロロ軍曹とのコラボ、攻殻機動隊とのコラボというテコ入れでもどうにもならず、失敗した。
企画全体が見捨てられて滅びようとするまさにその時、最後の最後に作られたアニメが予想外のヒットとなる。
このため企画全体が息を吹きかえしたが、貢献者であるアニメ監督は降板させられた。
そして新たに作られたアニメ、けものフレンズ2。しかしこれは予想通りの大失敗となった。伝え聞くに内容は1期を否定するものであり、1期のファンは怒り、監督とプロデューサーに詰め寄り、ツイッターはいまだに大炎上中。
∧∧
(‥ )動物を滅ぼしていった
\‐ 人間の業を無駄に描いている
だから楽しくない
そうも言われてるね
(‥ )もしそんなことをした
のだとしたら
そりゃあ青いぜ
自然保護は自然保護をしていない。これが自然保護の抱える矛盾であり、ゆえに物語に自然保護をからめると必然的に破綻する。
例えば、捨て猫を育てることを自然保護とは呼ばない。単に可愛いから育てているだけだからだ。
では希少種の野生ネコを育てることを自然保護と言えるか? 言えることは言える。希少種だからである。
∧∧
( ‥)でもそれも可愛いから
育てているだけだよな
( ‥)絶滅危惧種の
‐/ この陸生巻貝を
保護したいんですが
そう言っても誰も
興味もたないよね
自然保護が自然保護になっていないとはこういうことだ。自然保護はそれがどんなに高度で専門的な技量を用いたものであっても、ペット感覚がどうしてもその根底にある。
だから自然保護は自然保護していない。
かように自然保護はその根本が破綻しているから、自然保護を物語にからめると必然的にどうしても破綻する。
実際、例えばの話、でんでん虫のフレンズはいないのである、大ナメクジはいたけど。
*どうしてもやりたいのなら、せめて保全を根底に置くべきであったが、自然保護と保全の区別がついていない人間は多いものだ。
それはそれとして
∧∧
(‥ )けものフレンズ2が
\‐ 1期を否定する内容に
なったのはなぜでしょうね?
アニメで人気が出た!
かの監督はくせが強いし
彼だけに頼るわけにもいかぬ
よっしゃ
監督は続編に専念してもらい
俺たちは番外編の
単なる萌えアニメを作って
儲けちゃうぞ!
でよかったでしょうに
(‥ )金を持ってる連中だから
金の心配がなかった
だからついつい
自分が作りたいものを
作ってしまった
それだけじゃね?
企画が尻すぼみでつぶれようとする、まさにその時に起きたアニメのヒット。これはこれまでの関係者からすれば悔しいだろう。面子が丸つぶれだ。
だから監督を降板させろ! 本当のけものフレンズを俺たちが作ってやる! とやりたくなるのは当然かつ自然である。
∧∧
( ‥)でもそれは金の心配がないから
できること
金がなかったらとにかくに
売ることを考えるし
反対に
売ることを優先しないとは
金があるから生じた甘えである
( ‥)まあ青かったよな
‐/ ただそれだけだよ
陳腐な例え話かもしれないが、ラオウとの決戦にのぞむ時、雲のジュウザは防具を壊したよね。防具があっては甘えが生じる。自らそれを捨てて挑むは、肌をすり合わせる超接近戦。
金があっては甘えが生まれる。まずは金を捨てるべきであった。